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「plus one」でデュアルディスプレイの環境を実現する

ちょっとした情報表示に便利な「plus one」。

こんにちは。 理想的なデュアルディスプレイ環境が整った岩崎です。

夢を叶えてくれたのは Centuryの「plus one」。4.3インチの小さなディスプレイで、まさにベストサイズ。iTunesで再生している曲を表示したり、時計や予定表などを表示しておくのに便利です。

会社の帰りにヨドバシカメラに寄ってみたところ、さっそく入荷しているとのコトなので、迷わず購入して来ちゃいました。

以前から、小さなディスプレイによるデュアルディスプレイの実現を考えていました。

通常のデュアルディスプレイではなく、小さなディスプレイを利用するというのがポイント。
基本的な操作は 1画面で済んでいるので、2画面は不要。ちょっとした情報を表示してくれるようなディスプレイを求めていたのです。平行して利用するのではなく、別な表示領域を用意するのが目的でした。

例えば、再生中の曲情報や 今日の予定などを常時表示できたら 実に便利だと思います。
最近は Windowsサイドバーなどでも似たようなコトが可能ですが、結局はウィンドウに隠れたりして理想的ではありません。この手の情報を物理的に分離するコトができたら、とても実用的だと考えていたのです。


しかし、理想のディスプレイが見つからず、なかなか実現できない状態が続いていました。

8年前に検討していた Logitec「LCM-T041A」。

液晶ディスプレイは年々大画面化され、小さいディスプレイを探すのは困難です。見つかったとしても特殊用途のディスプレイであるコトが多く、やたらと高価で気軽に購入できるシロモノではありません。

かれこれ数年は探しているようです。
8年前の日記でも話題になっており、その時は Logitecの LCM-T041Aを検討していたようです。5インチベイに収納できるという コンパクトな液晶ですが、6万円という価格がネック。パソコンの横に置いてある液晶テレビを、2台目として利用していたコトもありました。


スッキリと配置できる シンプルデザイン

背面もスッキリしたデザイン。

そんな中、発売されたのが 今回の 「plus one」
存在を知ったのも今日だったのですが、19,800円とお手頃価格だったので スグに購入してきました。ヨドバシカメラでも扱っており、10%ポイント還元です。

4.3インチというベストサイズの液晶を搭載し、本体も邪魔にならない手のひらサイズ。小型サイズながら WVGAの解像度も実現しています。

この手の製品は 残念なデザインが多いのですが、plus one はシンプルで好感が持てます。
Sony製とまではいきませんが、満足のいく品質レベル。国内メーカーパネルを採用し、製造も国内で行っていると言うだけのコトはあります。背面も余計な凹凸もなくシンプルです。

USBに接続するだけという導入の手軽さもポイントですが、USBケーブルから電源を供給しているという点もポイント。電源ケーブルを必要とせず USBケーブルだけで接続できるので、ケーブル 1本だけで設置するコトが可能です。


さっそく利用してみた

ガジェットを並べるだけでも実用性バツグン。

液晶は思っていたよりも明るく綺麗です。
彩度が低く、少し視野角が狭い気がしますが、情報を表示するという用途においては問題のないレベルです。

iTunesを表示しておけば、再生している楽曲情報も確認できるし、ビジュアライザの表示も可能です。ただ、一部の Plug-inが動作しないという問題がありました。3D表示を活用した。
ちなみに、ビジュアライザをフルスクリーンで表示するコトはできません。デュアルディスプレイの仕様なのか、片方のディスプレイが真っ暗になってしまいます。

自宅では Googleデスクトップを愛用しているので、そのガジェットを並べるだけでも実用性バツグンです。時間やタスク、スケジュールなどを スグに確認できる環境が整います。
写真を表示するガジェットを利用すれば、人気のデジタルフォトフレームとしても代用するコトもできそうです。パソコンから写真の入れ替えが行えるので、ヘタなフォトフレームよりも便利カモ知れません。

また、複数の plus one を接続するコトで、さらなるマルチディスプレイの環境を整えるコトも可能のようです。説明書には 4台の plus one が接続されていました。


いくつかの欠点

ケーブルが横から出てきてしまうのが残念。

待ち望んでいた小型ディスプレイですが、いくつかの欠点も存在します。
明るさの調整ができない、USBコネクタの位置が悪い、処理が重たくなるというのが気になった点。

「明るさの調整ができない」は言葉の通り。
綺麗な液晶パネルなのですが、明るすぎて眩しいと感じるコトがありました。仕事を邪魔しない程度に情報が表示されているのが理想的なので、輝度の調整ができないのは残念です。

「USBコネクタの位置が悪い」のはデザイン面の問題。
本体の横の方についているので、USBケーブルが横から出てきてしまいます。画面を 90度回転させて 縦表示をするコトも可能のようですが、ケーブルのせいで縦置き表示をするコトはできません。
ミニB端子を採用した L型のケーブルがあれば良いのですが、店頭で見つけるコトはできませんでした。

ディスプレイの接続位置は自由に配置できます。

USB接続の為に、「処理が重たくなる」という問題もあります。
ビデオカードを経由せず ソフトウェアにて描画処理を行っているため、使用するパソコンに負荷がかかってしまいます。Vistaでは Core Duo以上の CPUが推奨されているのも、そういった理由から。

ただ、思っていたよりも負荷は軽いようです。
少し負荷がかかっているかな?と感じるコトがありますが、言われなければ気がつかないレベルです。タスクマネージャにて確認しても、CPUの使用率は 10%未満。*1 動画を再生しても 30%程度に収まっており、YouTubeの動画もスムーズに再生するコトができました。

*1
使用している CPUは、Intel Core2Duo E6600 。


具体的な用途が 選択のカギ

具体的な用途が決まっていれば価値のある製品です。

ついに実現するコトができた、小型ディスプレイによるデュアルディスプレイ。細かな欠点はありますが、目的としていたコトは一通り実現できました。個人的には 2万円分の価値があった商品です。

ただ、万人にオススメできるか?と問われると微妙なところ。そもそも本当に必要なモノかが微妙ですし、2万円の価値が見いだせるかは悩ましいです。

一般的なデュアルディスプレイとは違い、頻繁にウィンドウを移動するような用途には向いていません。
メインディスプレイとは解像度が異なるので ウィンドウのサイズが変わってしまったりと 逆に不便です。特定のガジェットを表示したり、1度設定したら移動させないような用途が向いています。

その為、購入する前に どのように活用していくかを想定した方が良いかと思います。具体的な用途が決まっていないままだと持ち腐れてしまう恐れがあります。
常に表示しておきたいガジェットがあるとか、YouTubeの動画をひたすら垂れ流したいとか、特定の目的があれば 値段分の価値が見いだせるかと思います。

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コメント

SYUN (2008/11/02 01:30)

家のパソコンが壊れたのでCore2Duo E7300になりました(というかCore2Duoでそれ以下が売ってなかった…)
CPU+MB+MEM2GBで急遽3万出費_| ̄|○
それはおいといて、仕事で複数台のPC切替機で変えて使ってるので予定とか出しておけるもの欲しいんですよね。
時計+カレンダー+予定表(アラート付き)を出せれば完璧なのだけど……
plus oneだとちょっと大げさですかね(^^;)

岩崎 仁 (2008/11/02 17:29)

そういった用途には plus oneが向いているかと思いますよ。
ただ、複数台のPCを切り換えた時の動きがどうなるかは不明です。アラートもどちらの画面に出てくるかが不明ですし、そういった懸念点をクリアすれば かなり便利なデバイスになるかと思います。(デュアルディスプレイって、意外に融通が効かないようで…。)

自分はメモリを購入したのですが、忙しくて未だに増設しないままの状態です。改めて確認してみたら、もう半年くらい 購入したメモリを放置状態でした。

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