HP EliteBook Folio G1は MacBook対抗馬ではない

薄型軽量かつ類似した外見から Apple MacBookの対抗馬として紹介されることが多い HP EliteBook Folio G1

岩崎も EliteBookを購入するまでは MacBookとの比較記事を掲載する予定でしたが、EliteBookと MacBookでは、まったくもって異なる使用感です。

そりゃ、Windowsと macOSでは全く異なるものでしょう…というツッコミはあるとしても、ハードウェアとソフトウェアの連携の難しさを、改めて痛感したモデルとなりました。

HP EliteBook Folio G1は MacBook対抗馬ではないのメインビジュアル
HP EliteBook Folio G1と比較されがちな 12インチの Apple MacBook。外見は似ている気もしますが、まったくの別物です…。

卓越している MacBookの世界観

F1・F2キーの機能をソフトウェアで補った結果、タスクを切り替えるたびに出てくる「HP Conferencing Keyboard」。

手にしたときの軽さや満足感、操作性の一体感…等は、(色々な意見はありますが)やはり MacBookが一枚上手です。

キーボードのバックライトがついているのですが、暗くなっても自動的に点灯することはありません。照度センサーが無いので、ディスプレイの明るさが調整されることもないです。
それなりの価格ですし、照度センサー等はデフォルトで搭載されている機能だと勘違いしていました。

4K(3,840×2,160)という解像度も少しムリがあるようで、CPUとのバランスが悪い。CoreM系で利用するなら、第8世代Coreプロセッサまで待つ必要がありそうな動作感。なにより、ビビるくらいに電池が持たない…。

ACアダプタも本モデル用にカスタマイズされているものではないので、必要以上に大きいです。

細かいディテールを挙げていけばキリがないですが、様々なところでチグハグな印象を受けるのは確か。

法人モデルという違い

HP EliteBook Folio G1(以下 EliteBook)は法人モデルという位置づけであることも影響しています。
耐久性やセキュリティの考え方など そもそものコンセプトが異なるほか、部品保有期間の関係から 周辺機器も汎用性が高いものが採用されます。

その為、見方によっては EliteBookの顧客体験は満足した水準に達せない場合があり、MacBookと比較している状態であれば、断然 MacBookを選択すべきです。
逆に言えば、MacBookと比較検討している段階で 法人モデルとしてのメリットが考慮されえちない可能性があり、EliteBookの選択肢は失敗に終わります。

※例えば TPM1.2/2.0準拠のセキュリティチップの搭載や、NIST 800-147準拠の BIOS Protectionへの対応。クリーニングやパーツ交換といった豊富なマニュアル…等などが法人モデルの特徴となります。

購入するなら M5モデル

海外モデルの場合、HD解像度のタッチパネルモデルの選択が可能。これが 1番正解な気がする…。

もし、Windowsパソコンを検討していく中で、HP EliteBook Folio G1をが候補に挙がっているのであれば、M5モデルを強く推奨します。

高解像度モデルやタッチパネルモデルを検討している場合は、他のモデルも検討したほうが良さそうです。
CoreMシリーズ(HD Graphics 515)で 4Kを扱うには まだ少し無理がありますし、4K環境でのタッチのユーザビリティは、まだまだ OSの最適化が必要です。

もちろん、こういった攻めたモデルが出てくる必要性はありますし、それを長く使おうと考える時点で浅はかでした。

M5モデルなら、適度な軽さと、お手頃価格も相まって、満足感が得られる選択肢になるかと思います。

写真で見る HP EliteBook Folio G1レビュー(Core M7 タッチ 4Kモデル)
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