角。 2003/03/18
〜 物 欲 岩 崎 の 購 入 日 記。 〜
超薄型・軽量モバイルノートパソコン
SHARP PC-MM1-H3W を購入!
製品画像
☆ ★ ★ ★
2003年1月25日(土)発売  定価オープン価格
2003年2月6日(木)購入  購入価格169,800円

製品情報 : http://www.sharp.co.jp/products/pcmm1h3w/index.html

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すべての始まりは505から。
参考画像。  1997年11月。パソコンを始めて間もない頃、SONYから非常に気になるノートパソコンが発売され、急激に欲しくなってしまいました。
 初代505シリーズであるPCG-505が発売になったんですよね(左図)

 それまでは、そんなにノートパソコンの必要性は感じていなかったのですが、スリムなB5ファイルサイズに、23.9mmという当時としては驚異的な薄さで、あっと言う間に虜になってしまいました。

 しかし、当時のノートパソコンは非常に高価なモノだったし、まだ高校生だったコトもあったので、とても購入できるアイテムではありませんでした。
 その為、新しい505シリーズが発売されるたびに、今度こそは購入してやろう!と思う日々が続いていました。

参考画像。

 そうして、なんと3年近くも追いかけ続いていたのですが、ようやく手の届く価格になった頃には、時代とともに505シリーズも進化を遂げ、昔の面影はどこにもありませんでした(右図)
 セールスポイントの1つでもあった薄さは2倍近くになってしまい、本体のサイズもかなり大きくなってしまったんですよね…。

 その為、現在の505シリーズには大きな魅力を感じることができず、昔のようなモデルの復活を待ち望んでいました。

 しかし、薄いだけのノートパソコンでは流行らない時代となってしまったのか、昔のような505シリーズは打ち切りとなってしまい、スリムでコンパクトなノートパソコンを探す日々が続いていたんですよね。
505シリーズを超えるのは?
参考画像。  長年追いかけ続けてきた505シリーズを失ってしまい、非常にショックを受けていたのですが、2001年6月にSHARPから気になるノートパソコンが発売されました。

 なんと16.6mm(最薄部)という505シリーズ以上の薄さを実現し、発売直後から注目のノートパソコンとなったのです(左図)

 しかし、実際に見てみると初代505シリーズよりもふたまわりほど大きく、イマイチ購入に踏み切るコトができなかったんですよね。

 ところが、それから1年ほどが経った時に、またもやSHARPから驚異的なモデルが発表されました。
 最薄部はなんと13.7mmと激薄で、大きさは251×206mmという、桁外れのコンパクトさを実現したモデルが登場したのです!!

 おまけに、クレードルに置くだけでハードディスクとして認識されたり、流行のワイヤレスLANも搭載するなど、ようやく505シリーズを超えるノートパソコンが登場したんですよね!

 そして、2003年1月に改良モデルが発売されたのをキッカケに、購入を決意するコトとなりました。
 また、ちょうど就職や引越しなどで外出の多い時期だったので、ノートパソコンがあると非常に動きやすくなると思ったんですよね。
ココが魅力!
その携帯性に驚異せよ!
参考画像。  B5用紙とほぼ同じという桁外れのコンパクトさと、最薄部13.7mmという驚異的な薄さを実現したPC-MM1-H3W(左図)

 実際に手にしてみると、そのコンパクトさには非常に驚かされます。

 4.2mmのキーボードや5mmのハードディスクドライブ、最薄部0.4mmという超薄肉加工されたシャーシなど、採用されている部品も非常にコンパクト。

 しかし、マグネシウム合金とアルミニウム合金を採用したボディは非常にしっかりとしていて、かなり高級感がある感じです。

 デザインもシンプルで良いセンスを感じますし、この携帯性を実現しただけでも購入する価値があると思うんですよね。

 良く、『PC-MM1-H3Wは小さいだけ。』というコトを聞くコトがあるのですが、実際に持ち歩いてみると この小ささが最大の魅力になると思います。
データの転送はクレードルで!
参考画像。  パソコンが2つもあると、共有したいデータなどが出てくるのですが、いちいちノートパソコンの電源をつけてデータを転送するのは非常に面倒ですよね。

 しかし、PC-MM1-H3Wならクレードルにセットするだけで、外付けハードディスクとして認識させるコトが可能です(左図)

 そのため、データを転送するコトはもちろん、保存してあるデータを取り込むコトも、簡単に行えるんですよね。
 ですから、とりあえずデスクトップに作成しておいた文章や、お気に入りにいれておいたホームページなどにも、簡単にアクセスするコトが可能です。

 もちろん、PC-MM1-H3Wの電源を切ったままでも利用するコトが可能だし、接続にはUSB2.0が採用されているので、大きなデータも快適に転送できるんですよね。

 また、クレードルさえあれば、Macintoshなどにもハードディスクとして認識させるコトが可能らしいです。

 さらに、クレードルにセットしておけば充電もしてくれるので、場所も取らなくて便利なんですよね。
意外に速かったCrusoe!
参考画像。  PC-MM1-H3Wは、CPU(中央演算装置)Crusoeを採用しています(左図)

 2000年にTransmeta社が発表したCPUで、発熱や消費電力が非常に小さいのがポイントなんですよね。

 しかし、『遅い』『XPとの相性が悪い』『使い物にならない』など、事前に悪い評価ばかりを耳にしていたため、少し抵抗があったんですよね。

 ところが、実際に利用してみたらそんなに低速というワケではなく、普通に利用できた感じです。
 1GHzという高いクロック数も、遅さを軽減させた理由の1つかも知れませんね。

 確かに、複雑な処理をすると少々モタつく感じなんですが、これはCrusoeだけの問題ではなく、メモリが少ないのも原因の1つだと思います。
 その為、複雑な処理をする場合は、メモリを512MBに増設した方が良いカモ知れませんね。

 自分の場合は、日記を書くとかホームページを更新する程度なので、215MBで丁度良い感じです。
小さな魅力!
 ・USB2.0に対応!端子は両側にある!

 ・電池はけっこう持つ感じ!

 ・バッテリーだけで電池チェックができる!

 ・ファンがないので動作音も非常に静か!

 ・液晶が明るくて綺麗!
ココがイマイチ。
ホコリが心配になるクレードル。
参考画像。  PC-MM1-H3Wには、パソコンと接続するためのクレードルが付属しています(左図)

 ただ、パソコンと接続するためのコネクタが剥き出し状態なので、ホコリが入らないか心配なんですよね。

 コネクタが上を向いている状態なので、明らかにホコリが入りそうですし、コネクタは非常に小さい端子なので、できればシャッターなどが欲しいところです。

 スーパーファミコンのようなシャッターがあれば最高なんですが、せめてフタみたいなものがあっても良かったかも知れませんね。

 また、差し込んだときにカチッとした感触が無いのも気になります。
 差し込んだときにバッテリ状態ランプが点灯するので、正しくセットできたかを確認するコトは可能なんですが、カチッとした感触があると高級感が増して良かったと思います。
犠牲になったオーディオ関連。
参考画像。  この大きさを実現する為に、画面の大きさなど様々な部分が犠牲になったと思うのですが、オーディオ関連も犠牲になってしまったのは少し残念ですね。

 自分は、音楽を聴きながらパソコンを利用をするコトが多いので、PC-MM1-H3Wを利用している時も音楽を再生しています。

 しかし、ボリュームを最大にしても音が小さいし、スピーカーが裏側にあるので、あんまり良く聴こえないんですよね(左上図)

 また、マイクが内蔵されていないので、音声チャットを行うコトができません。
 もちろん、外出先で音声チャットをする機会は少ないのですが、無いと意外に不便なコトが多いんですよね。

 せめてオーディオ出力端子が、イヤホンマイクの端子になっていればヘッドセットを利用するコトができたんですけどね。
小さなイマイチ。
 ・インターフェース類にカバーが無い。

 ・PCカードスロットのイジェクトボタンが飛び出しやすい。

 ・外付けハードディスクとして認識させた時、ドライブレターが固定ではない。

 ・LEDなどが無いので、NumLockのON/OFFが判り難い。
PC-MM1-H3Wのまとめ。
参考画像。  ついに購入したノートパソコンですが、おかげで行動範囲がかなり広がった感じです。

 これまで家でしかできなかった仕事などが、外出先でもできるようになり、泊りがけの行事があってもホームページを更新するコトができるようになりました。
 もちろん、PC-MM1-H3Wに限らず、ノートパソコンならどれでも同じコトができたと思います。しかし、とにかく小さくて軽いので、ちょっとした外出でも気軽に持ち歩くコトができるののが魅力的なんですよね。

 また、引越しの時にはパソコンを設置するまでのあいだ、メインのパソコンとして大活躍してくれましたし、PC-MM1-H3Wを購入して本当に便利になりました。
 やはり、デスクトップのパソコンと比べると使い勝手が悪いのですが、一通りの仕事は行えましたし、ちょっとした仕事を外出先で行うのならオススメできるノートパソコンだと思います。

 外部ハードディスクとして認識させるコトができるので、事前に必要だと思われるデータは簡単に転送するコトができるのもポイントが高いですよね。
 また、無線LANにも対応しているので、流行のホットスポットなども周辺機器を取り付けることなく利用するコトが可能です。

 ノートパソコンを購入する理由は、人によってかなり異なってくるとは思うのですが、頻繁に持ち歩く予定があるのなら、選択肢に入れておいても損は無いんじゃないかと思います。
次回作への要望。
参考画像。  とりあえず、クレードルの中にホコリが入らないような工夫が欲しいですし、もう少し本体とマッチするような高級感が欲しいと思います。
 コストなどの問題もあると思うのですが、あれでは少しチープすぎますし、機能面でもデザイン面でも改良が欲しい感じですね。

 次のモデルでは、大幅な改良が加えられると思うので、クレードルのデザインなども見直しされると思います。その時は、是非 互換性を持たせて、PC-MM1-H3Wでも利用できるようにしてもらいたいですね。

 また、外部ハードディスクとして利用しているときは、クレードルから外せないようになっていると良いんじゃないかと思います。
 データの書き込みなどをしている最中にクレードルから外してしまうと、データを破損する可能性もあるので、そういった配慮がされていると、より使いやすくなると思います。

 大きさと機能が丁度良いバランスになっていると思うので、機能的な部分に不満は少ないと思うのですが、あえて言うならマイクの搭載は必要ですね。
 確かに必要性は少ない感じですが、せっかくOSにボイスチャットの機能が搭載されているワケだし、ボイスメモなどにも利用できますしね。

 さらに、最近はキーボードにバックライト機能を備えるノートパソコンも発売されているみたいなので、そういった機能が搭載されると、より便利に利用できるんじゃないかと思います(左上図)
 携帯性が高くなると、様々な場所で利用する時が出てきますし、場所によってはキーボードが見えにくいといったコトも多いですからね。

 他には、LEDの色にホワイトやブルーなどを採用してもらえると嬉しいです。
 そうなれば、より直感的にどのランプが点灯しているのかも判るようになりますし、高級感も増すのでさらに魅力的なノートパソコンになるんじゃないかと思うんですよね。
PC-MM1-H3Wの総合評価。
項目 評価 コメント
デザイン ★★★★ 無駄のないシンプルなデザインに加えて、高級感のあるフォルムは なかなか魅力的だと思います。
機能 ★★★ 携帯性が重視されているタイプですが、ワイヤレスLANなども内蔵されているし、最低限の機能は揃っている感じですね。
操作性 ★★★★ 自分好みのキー配置だし、どこでも利用できると言うバツグンの携帯性も含めて4つ★です。
価格 ★★★ 高くもなく安くもなく、非常に妥当な価格だと思います。
自慢度 ★★★★ この大きさは何度でも自慢できる感じですね。特に大型のノートパソコンを持っている友達には大絶賛です。
総合評価 ★★★☆ 平均点数3.6点。 凄まじい機能があるワケでもないのですが、2台目のパソコンとしてはオススメできると思います。
PC-MM1-H3Wのために購入した周辺機器一覧。
メーカー 名称 型番 購入価格 税込
SHARP Mebius MURAMASA PC-MM1-H3W 169,800円 178,290円
YAMAHA CD-R/RWドライブ CRW-F1DX 17,800円 18,690円
Yodobashi 延長保証料(5年) 8,914円 8,914円
ELECOM ZEROSHOCK ZSB-IB003BK 1,580円 1,659円
合計 4点
198,094円
207,553円

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