角。 2004/06/07
〜 物 欲 岩 崎 の 購 入 日 記。 〜
Opera搭載 ハイブリッド携帯端末
Kyocera AH-K3001V を購入!
製品画像
☆ ★ ★ ★
2004年5月14日(金)発売  定価オープン価格
2004年5月14日(金)購入!  購入価格10,290円(税込)

製品情報 : http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/ah-k3001v/

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もくじ。
概要。
批評。
総評など。
参考画像。
AH-K3001Vを購入するにあたって。
インターネットが手放せない生活。
参考画像。  インターネットは非常に便利なモノです。様々な情報が無限に存在し、ある意味 とても巨大な百科事典です。
 検索するだけで知りたい情報を入手するコトが可能だし、タイムリーな情報もスグに入手するコトが可能です。

 こうしてホームページを見ている方々なら、少なからず その便利さを理解しているのではないかと思います。これまでに「今、インターネットが利用できれば!」と思ったコトが、1度くらいはあったのではないでしょうか?

 このように、インターネットが普段の生活に浸透してくると、外出先でも手放せない存在となってきます。お店の場所を調べたり、目的地の情報を入手したりと、インターネットは無限の情報を提供してくれます。

 しかし、外出先でインターネットを行うコトは、意外と難しいモノがあります。

 ノートパソコンなどがあれば外出先でもインターネットは行なえますが、あまり一般的ではありません。電車の中で新聞を広げるのは簡単ですが、ノートパソコンを広げるには それなりの勇気が必要です。

 CLIEなどのPDAなら、ノートパソコンよりは手軽カモ知れませんが、愛用しているCLIE(PEG-TH55)は通信カードを挿入するコトができません(左上図)。通信ケーブルなどを利用して、携帯電話を接続しなければなりませんでした。
 携帯電話まで接続するとなると、あまりスマートではありません。色々と接続している姿は、ノートパソコンよりも怪しい雰囲気をかもしだす危険さえ兼ね備えています。

 外出先でも利用できると便利なインターネットですが、なかなか利用できる環境が整わない状態にありました。
究極のインターネット端末。
参考画像。  外出先でもインターネットが利用できれば…。
 そぅ思っていたところに、今回の新端末「AH-K3001V」が発表されました(左図)

 日本で始めて、携帯端末(携帯電話やPHS)Operaブラウザを搭載!これにより、パソコン向けに作成されているWebサイトも表示するコトできます。
 専用に作成されているWebサイトしかアクセスするコトが出来なかった、従来の携帯電話とは大違い。
 Yahoo!やGoogleなど、普段パソコンで見ているWebサイトを携帯端末だけで表示するコトが可能になったのです。

 HTML4.01に対応し、SSL2.0/3.0、Cookie機能などへも対応しています。さらに、簡単なJavaScriptまでもを実行するコトが可能。
 パソコンと携帯端末では画面の大きさが全く異なりますが、携帯端末でも見やすくなるようにレイアウトを自動的に変更する機能も搭載しているらしいです。

 それだけではありません。
 定額制のAirH"なので、いくらインターネットをやっても別途料金が発生するコトはありません。つまり、タダで利用するコトができるワケです。

 もはや文句のつけどころがないインターネット端末。
 シンプルなデザインも好感が持てますし、発表された瞬間に購入するコトが決定しました。
ブラウザ機能について。
ココがポイント!
日本初!Opera搭載!
参考画像。  AH-K3001Vの最大の特徴は、なんと言ってもOperaブラウザが搭載されている点。
 Operaブラウザが搭載されたコトで、パソコン向けのサイトも表示するコトが可能になりました(左図)

 所詮は携帯端末だし…と思っていたのですが、表示能力は思っていた以上に高く、ほとんどのサイトをパソコン同様に表示するコトができます。
 テーブルやフレームが多用してあるサイトでも、アニメーションGIFがあるサイトでも、問題なく表示してくれます。

 表示モードも3種類用意され、拡大率も7段階から設定するコトが可能。自分の見やすいように、サイトに合わせて表示方法を自由に変更するコトもできます。

 時間はかかりますが、ココまで見れるのは予想外。Operaの本気が感じられる仕様となっているみたいです。
スケーラブルフォントを採用!
参考画像。  AH-K3001Vでは、NECのFontAvenue(FA 丸ゴシック)というフォントが利用されています。

 Operaブラウザに限らず、メールなどでも利用されているのですが、携帯端末では珍しい「スケーラブルフォント」と呼ばれるフォントです。

 一般的な携帯端末で利用されているフォントは、「ビットマップフォント」と呼ばれるもので、1文字1文字の情報をすべて画像として記憶しています(左上図)
 まるで、石を並べて文字を描いているような状態。その為、拡大縮小するコトができず、サイズごとに画像を用意する必要がありました。

 しかし、スケーラブルフォントは、画像としてではなくベクタ情報として記録しています。
 まるでゴムの棒で文字を描いているような状態。その為、拡大縮小が容易に行なうコトができるので、1文字のデータで様々なサイズを用意するコトが可能となりました。

 その為、7段階で文字の大きさを切り替えるコトができ、斜体などのエフェクトも表現するコトができるみたいです。
プロポーショナルフォントで読みやすい!
参考画像。  NEC製のフォントが搭載されているAH-K3001Vですが、驚くコトにこれらのフォントは「プロポーショナルフォント」として用意されているみたいです。

 携帯端末のフォントは等間隔のフォントが一般的で、「I」の幅も「W」の幅も変わるコトはありません。横書きでも、縦に綺麗に揃うフォントが利用されています。

 しかし、AH-K3001Vで採用されているプロポーショナルフォントは、「I」の幅と「W」の幅が異なります(左上図)。それぞれの文字によって適切な幅を持っていて、より自然に表示されるようになっているワケです。

 その為、Webサイトの文字はもちろん メールの本文なども、より自然な文字表示が実現できたみたいです。
小さなポイント!
  • ブックマークをカテゴリ別に整理できる。
ココがイマイチ。
サイトはゆっくり。
参考画像。  パソコン向けのサイトは、携帯端末向けのサイトと比べると非常に複雑です。それを、なんとか携帯端末で展開するワケですから、端末への負担も非常に大きいです。

 その為、サイトを表示するまでに数十秒、複雑なページになると1分以上かかる場合もあります。
 画像の表示をOFFにしたり、表示モードを変更するコトで、多少は解決するようですが、サクサク表示というワケにはいきません。

 これでもSH-Mobileというアプリケーションプロセッサが搭載されており、最高速度で動作させているんだとか(左上図)。思っている以上に、パソコン向けのサイトを表示するのは難しいようです。

 ただ、読み込み中でもある程度の操作を行なうコトが可能。すべての読み込みを待たなくてもページを移動するコトができるので、少しは読み込みの遅さを半減してくれる感じです。
コピーができない。
参考画像。  携帯端末だけでインターネットができるのは非常に便利ですが、サイトの文字列をコピーできないのが残念なところです。

 せっかく入手した情報をメモしたり、メールで送信したりしたいのですが、コピーする機能がありません。
 その為、手持ちの紙などに書き写してから、改めてメモ帳などに打ち直すという手間が必要です。

 写しミスなどが発生する可能性があるし、時間も手間もかかるので、できればコピーする機能が欲しかったですね。

 携帯電話の多くもコピーできる端末は少ないのですが、携帯電話で提供されるモノとは情報量が違いますし、コピー機能はあると便利だと思います。
小さなイマイチ。
  • 機能や設定がわかりにくい。
  • インターネット中に保存したページを確認できない?
  • タイトルの部分が邪魔。そのぶん表示領域を広げて欲しい。
基本的な機能について。
ココがポイント!
H"端末としてはスゴイ!
参考画像。  Javaアプリなどへの対応もなく、スケジュール機能さえもない。
 携帯電話に比べれば低機能なAH-K3001Vですが、従来のH"ユーザーからすれば非常に高機能な端末だと思います。

 自分は、PanasonicKX-HV200以来、H"を離れていたワケですが、意外と高機能で驚きました(左上図)

 カメラを搭載しているだけでも驚きですが、QVGAの液晶にサブディスプレイも搭載。文字入力には推測変換を利用できるなど、かなり頑張った端末じゃないかと思います。

 また、H"にしてはデザインが良さげ。
 チープなデザインが多いH"端末ですが、AH-K3001Vは比較的みれるデザインと質感だと思います。
綺麗なメインメニュー!
参考画像。  PHSの低機能ぶりは、メインメニューからも読みとるコトができます。

 アニメーションなどの存在は程遠く、機能の文字が淡々と並ぶだけ。
 そんなシンプルなメニューが、PHSの低機能さを強調していました。

 しかし、AH-K3001Vのメインメニューは、意外とグラフィカルで携帯電話並みのメニュー画面となっています(左上図)
 項目を選択すると右側のアニメーションが動き、よく見ると半透過処理が行なわれています。

 階層が深くなってもブルーを基調としたデザインとなっていて、それほどチープ感は感じられません。
 その他の操作画面なども、それなりにデザイン性への配慮がなされているみたいですね。
小さなポイント!
  • 薄い。軽い。
  • USBでパソコンと接続しても充電できる。
  • ピクトエリアに常時時計表示。
  • データフォルダの利用状況がグラフで表示される。
  • 推測変換も搭載!
ココがイマイチ。
カメラは搭載されるコトに価値がある。
参考画像。  メガピクセルに光学ズームと、とどまるコトを知らない携帯電話のカメラ機能ですが、AH-K3001Vのカメラは非常にシンプルなモノです。
 搭載されているのは約11万画素のCMOSカメラで、ズーム機能もありません(左図)

 画質も決して良いワケでもなく、メモ程度の利用が精一杯。カメラの起動も遅く、編集機能も搭載されていない状態です。

 しかし、カメラを搭載したH"はコレで2機種目。
 H"ユーザの立場からみれば、画素数よりも、カメラを搭載したコトに価値があると思います。
コード直付けの充電台。
参考画像。  一般的な携帯電話は、充電台とACアダプタと分離するコトができるので、充電台を利用せずに直接充電するコトができます。

 しかし、AH-K3001Vの充電器はコードが直付けタイプなので、ACアダプタを分離するコトができません(左上図)

 充電器を利用すると操作しにくくなるので、充電台を使っていない方も多いと思います。
 自分も そのタイプの1人なのですが、必ず充電台を利用する必要があるみたいです。

 旅行などに出かける際も、充電台まで持ち歩く必要があるために余計な荷物が増えてしまいます。

 H"は、昔からこのタイプなのですが、そろそろ分離できるようになって欲しいところです。
小さなイマイチ。
  • データフォルダの容量が少ない。
  • 外部メモリに非対応。
  • バックライトに微灯モードなし。急に画面が暗くなる。
AH-K3001Vのまとめ。
総評。
参考画像。  いつでもどこでもインターネットに接続できる環境が手に入ったコトで、日常生活にも大きな変化が訪れています。巷の話題から専門的な話題まで、気になる情報は瞬時に取り出せます。
 「あのCMに出てるの誰?」「今度のDVDいつ発売??」…そんな日常的な疑問さえもスグに解決。まるで万能な百科事典を持ち歩いているような感覚です。

 “インターネット”という存在が、1つのライフラインになっている人なら、便利なツールの1つになるのではないかと思います。

 もちろん従来の携帯端末でも、ある程度の情報は入手するコトが可能です。
 しかし、パソコン向けのサイトから比べれば その情報量はビビたるモノ。携帯端末だけで、パソコン同様にインターネットが利用できれば、その膨大な情報にアクセスするコトが可能になります。
 物や資本などに代わって、知識や情報に価値が置かれる情報化社会。そんな時代ですから、必要な情報がスグに手にはいるコトは非常に価値があると思います。

 多くの情報やサービスを、無料で利用できるという点も魅力です。
 携帯端末向けのサイトでは、辞書を利用するだけでも料金を取られるコトが多いのですが、パソコン向けのサイトなら ほとんどが無料。辞書も翻訳も、地図も壁紙も、大半のサービスを無料で利用するコトが可能です。
 接続料金もAirH"なので定額。料金的にみても、メリットは大きいです。

 ただ、最新の携帯電話と比べてしまうと どうしても見劣りしてしまう部分あるのも事実。
 この端末だけで全てを行なおうとすると、色々と不満な点が出てくるコトは間違いないです。特に全体的な低速さは、日常的に利用する点で致命的な問題になるでしょう。

 その為、メインで利用する携帯電話とは別に、Web専用端末として割り切って利用するのも良いんじゃないかと思います。
 携帯端末を2つ持ち歩くというよりも、携帯電話とPDAを持ち歩くような感覚です。大きさも約20.8mmと薄く 約97gと軽量コンパクトなので、それほど邪魔ではありません。

 確かに2つも持ち歩くのは大変だし、2回線も契約するのも難しいですが、外出先で様々な情報が手に入るのは本当に便利。これだけでも購入する価値は十二分にあると思います。
次回作への要望。
参考画像。  せっかくファイルのダウンロードなどもできるのだから、外部メモリにも対応して欲しいところ。
 ソフトウェアをダウンロードしたり、デジタルカメラのファイルをアップロードしたりできるようになれば、インターネットの利用価値もさらに広がります。
 大容量の外部メモリに対応するコトで、内臓メモリの少なさもカバーできると思います。

 USB端子を活用して、マスストレージクラスへの対応するのも便利カモ知れません。
 そうなれば、ダウンロードしたファイルをパソコンに転送するコトも容易に行えるようになるので、データの活用法も広がると思います。
 既にUSB端子が搭載されているので、もしかするとファームウェアのバージョンアップだけで可能になるカモ?と期待しています。

 Operaブラウザについては、フレームの切り替えがもっと簡単に行なえると便利だと感じました。
 表示モードは あと2つくらい追加されると、もっと見やすくなると思います。フレーム別に表示されるフルスクリーンモードや、画像が省略されないスモールスクリーンモードなどがあると面白いと思います。
 ただ、むやみに表示モードを追加してしまうと、ややこしくなる可能性があるので難しいところですね。

 しかし、なんと言っても全体的な低速さが気になるところ。よりサクサクと動作するようになれば、より一層 使いやすくなるのではないかと思います。多少高くなっても良いので、高速版のAH-K3001Vが登場しても面白いカモ知れません。

 携帯端末だけで様々なWebサイトにアクセスできるという、従来の端末には無かったアプローチ。新しくスタートした端末だけあって、今後の進化に期待できるアイテムだと思います。
AH-K3001Vの総合評価。
項目 評価 コメント
デザイン ★★★★ 確かに安っぽくはありますが、最近のPHSから比べればシンプルで良いデザインです。薄くしたのも正解。
機能 ★★★★ 全体的にみると決して高機能ではないため、Operaブラウザをどこまで評価するかが大きな分かれめです。
操作性 ★★ 全体的にモタつく感じがするし、わかりにくい部分があるのも残念。完璧な操作には説明書が不可欠です。
価格 ★★★★★ 従来のPHSから比べれば非常に高機能。これらの機能を1万円アンダーで実現したのは非常に素晴らしいです。
自慢度 ★★★★ やはり携帯端末だけで、パソコン同様にWebサイトが見れるというのはポイントが高いですね。
総合評価 ★★★☆ 平均点数3.8点。 Operaブラウザに魅力を感じるコトができれば非常にオススメです。できれば2台目として持ちたいところ。
A5403CAの為に購入した周辺機器一覧。
メーカー 商品名 型番 標準価格 購入価格 購入個数 小計
Kyocera AH-K3001V(White) AH-K3001V オープン価格 10,290円 ×1点 10,290円
合計(税込)
10,290円 1点 10,290円

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