2002/04/19

〜  物 欲 岩 崎 の 購 入 日 記 。  〜
スタンダードラベルプリンタ
 CASIO EL-700 を購入!

★ ★ ★
2001年6月15日(金)発売  定価16,800円
2001年6月19日(火)購入  購入価格12,800円
 EL-700

製品情報 : http://www.casio.co.jp/EZ-USB/product/printer/el_700/


すべてはDVD-RAMの為に。


どんどん溜まるDVD-RAMディスク。 僕は借りてきたCDなどをWMAにしてパソコンに保存して聴いているんですが、基本的に劣化するのが嫌いなのでWMAの他に、WAVEとしても音楽データを保存しています。

 しかし、WAVEファイルは未圧縮の形式なので1曲50MB近くもあり、それが1,000曲分以上もあると50GB前後にもなってしまい、とてもハードディスクに保存しきれる容量じゃないんですよね…。

 それに、すべて借りてきたCDばかりなので、消えてしまうと損害も大きい為、松下のDVD-RAM(LF-D201JD)を購入し、大量にあるWAVEファイルを管理するコトになったんですが、さすがのDVD-RAMでも1枚に収めるコトができず、結局5枚分のDVD-RAMを必要とする結果となってしまいました…。

 また、その他の用途でもDVD-RAMを使用する機会が意外に多く、あっという間にDVD-RAMが増えてしまい、管理できなくなってしまったんです。

 もちろん、DVD-RAMに付属しているラベルを貼り、『WAVEディスクその1』とでも書けば問題はスグに解決するんですが、基本的に付属のラベルを使うとか、ディスクに文字を書くというのは、あまり好きじゃないので、ラベルプリンタを購入し、DVD-RAMのディスク管理をしようと思ったワケです。

LF-D201JD製品情報 : http://www.panasonic.co.jp/dvdram/product/47ram/rd200.html


デザインで選べない。


デザインが悪すぎるテプラシリーズ。 昔から使っていたコトもあって、僕の中でラベルプリンタと言ったらTEPRAだし、TEPRAシリーズには、印刷面にラミネート処理を加えるコトで水や傷に強いラベルを印刷できるTRシリーズがあるので、他のラベルプリンタに比べかなり魅力的なんですよね。

 そこで、早速TRシリーズを購入しようかと思ったんですが、最上位モデルのハズのTR88も、自動でカットしてくれるオートカッターも無く、搭載しているフォント数も少ないしと、テプラシリーズ全体で見るとイマイチ低機能なので、ラミネートラベルを諦め、普通のラベルを使用するPROシリーズから選択するコトにしました。

 また、普通のラベルを使用するなら、別にTEPRAにこだわる必要も無いので、CASIOのネームランドも選択肢に入るコトになり、今度こそベストなラベルプリンタが見つかると思っていました。

 ところが、PROシリーズの最上位モデルにあたるSR900も相変わらずデザインが悪く(左上図)、ネームランドもイマイチ安っぽいモノばかりと、サッパリ良いデザインのラベルプリンタが見つからず、デザインは妥協するしか無いみたいなんですよね。

 そうなると、もはや機能のみが選択のポイントとなるんですが、ビジネス向けに近いTEPRAに対し、ネームランドは一般向けに近い為、実際に使える機能が多いし、仕様的に見てもネームランドの方がわずかに上回っていたので、ネームランドの最上位機種であるKL-A50Eを選択するコトにしました。

 さらに最近のラベルプリンタはパソコンに接続するコトが出来るんですが、シリアル接続&編集ソフトが別売のTEPRAに対し、ネームランドはUSB接続&編集ソフトが付属と、結構パソコンとの接続に積極的なので、そう言う点を配慮しても断然ネームランドの方が使えそうな感じなんです。

TEPRAシリーズ製品情報 : http://www.kingjim.co.jp/products/tepra/index.html
ネームランドシリーズ製品情報 : http://www.casio.co.jp/d-stationery/nameland/index.html


パソコン「専用」のラベルプリンタ。


デザインが良さげのKP-C10。 こうして、パソコンに接続できるラベルプリンタの購入を考えていたんですが、良く考えたら、パソコンで編集するならラベルプリンタの編集機能は不要だし、結局ラベルに印刷する部分だけあれば充分だというコトに気が付きました。

 そこで、パソコン専用のラベルプリンタを探した所、CASIOのEZ-USBシリーズの中に、かなり手軽な2種類のラベルプリンタがあるコトが解かり、さっそく小型でデザインが良さげなKP-C10(左図)に注目してみました。

 ところが、KP-C10は付箋紙のような使い方を目的とするメモテープしか使用するコトが出来ず、確かにコストパフォーマンスは優れているものの耐久性が無いので、DVD-RAMディスクに貼るラベルとしては不向きな為、選択肢はもう1つのラベルプリンタKL-E11のみとなりました。

ネームランドのテープカートリッジが使用できるKL-E11。 KL-E11(左図)も比較的コンパクトで、悪くは無いデザインだし、なんと言ってもネームランドのテープカートリッジが使用できるという点はポイントが高いですね。

 その為、既に発売されている100種類以上のテープカートリッジを使用するコトができるので、WAVEファイルを保存するDVD-RAMディスクは黄色とか、バックアップファイルを保存するDVD-RAMディスクは青色と、目的に合わせて様々なテープを使用するコトが出来るわけです。

 また、パソコンのフォントを使用するコトが出来るなど、10,000円程度の手軽さにも関わらず、機能的にも優れているので、試しに購入してみる価値はあったんですが、既に発売されてから半年以上が経過していたし、どうも安過ぎる感じがしたので、イマイチ購入に踏み切るコトが出来なかったんですよね…。

KP-C10製品情報 : http://www.casio.co.jp/EZ-USB/intro_2.htm
KL-E11製品情報 : http://www.casio.co.jp/EZ-USB/intro_3.htm


最上位を狙わない。


ついに出たEL-700。 結局KL-E11の購入も諦め、ラベルプリンタの購入を見直そうかと考えていた2001月2月21日に、なんとCASIOからEZ-USBシリーズの最上位ラベルプリンタ、EL-5000Wが新たに発表されました!(左図)

 EL-5000Wの特徴は、何と言っても2タイプのラベルに対応している部分で、用途に応じてネームランドのテープカートリッジと、安価なメモテープを使い分けるコトが可能です。

 さらに、ラベルを自動的にカットするオートカッターや、ラベルだけに切り込みを入れるハーフカッターなども搭載されており、まさに最上位モデルに相応しいモデルになっているんですよね!

 しかし、今回はDVD-RAMメディアの分類に使用するので、メモテープは必要ないし、24,800円という価格設定も高めな感じで、そもそもデザインがかなり事務的でゴツゴツしている感じがするので、せっかく発表されたもののEL-5000Wの購入も見送る結果になりました…。

 そうなると、結局選択肢はKL-E11しか無いんですが、イマイチ購入に踏み切れずモタモタしていたら、今度はEL-5000Wの普及版に当たるラベルプリンタEL-700が、2001年5月17日に発表されました。

 そこで、早速調べてみた所、メモテープに印刷できない意外はEL-5000Wとまったく一緒の機能だったコトが判明!
 その為、印刷できるテープ幅も同じだし、オートカッターハーフカッターなどの魅力的な機能も搭載し、さらに付属ソフトも同じなのでバーコード印刷なども可能なんです。

 つまりEL-700は、まさに不要と思われていたEL-5000Wのメモテープ機能のみを廃止した、素晴らしいモデルとなっているみたいで、それでいて16,800円という価格設定も魅力的と、まさに待ち望んでいたベストなラベルプリンタがようやく登場した感じなんです!

 おまけに、デザインまで良い感じに変更されている為、即決で購入が決定!
 さっそくラオックスに行って予約をしてきたんですが、まだ発表されたばかりだったのでYAMAHAの80万円のエレクトーンと間違えられてしまいました(笑)。

EL-5000Wニューリリース : http://www.casio.co.jp/release/el_5000w_jz_20e.html
YAMAHA EL-700ニューリリース : http://www.yamaha.co.jp/news/99011901.html


涙…涙…の発売日。


同じ日に発売された松下のフィールエッジ(KX-HS110)。※仮画像。 そうして、約1ヶ月という長い(?)年月を待ち続けていたんですが、その間にラベルプリンタの用途が、DVD-RAMだけじゃ収まらなくなってきたコトが明確になってきました。

 僕は何でも同じモノで統一しようとするので、どうしても同じモノが溢れてしまうんですが、その識別にラベルプリンタが活用できるし、最近購入したCDファイルの背見出しにも使える他、恐ろしく字が汚いので郵便物の宛名書きや、メモなどにも活用できるんですよね。

 もちろん、前にTEPRAを使用していたので、こう言った用途に使うコトは解かっていたんですが、意外にもその必要性が高いコトが判明し、発売日が近づくに連れますますラベルプリンタが欲しくなったんです。

 さらに、EL-700が発売される2001年6月15日は、偶然にも新しいフィールエッジ(左図)の発売日だったので、この日はダブルで新製品がGETできるという、とんでもなく楽しみな日だったんですね。

 そうして、イザ発売日にラオックスへダッシュしたら、なんとEL-700が発売日に入荷していないという、笑えないコトになっていて、さらに新しいフィールエッジも6ヶ月以内の機種変更は出来ませんと言われてしまい、オマケにラベルプリンタの入荷予定日は1週間後と言われ、あまりのショックにその日は寝込むハメになってしまいました…。

 ところが1週間も経たないうちにラオックスに入荷し、発売日から4日遅れで待ちに待ったラベルプリンタをGETするコトになりました!!(>_<)

KX-HS110製品情報 : http://www.kme.panasonic.co.jp/pana/hmp/hs110/index.html


楽し過ぎるラベル印刷!


角を丸く仕上げるオートトリマー(RTA24)。 ようやくGETした嬉しさもあって、本体と同時に、テープカートリッジも一気に5本も買い込んで、さっそく帰宅してセットアップを開始!

 …と言っても、付属のCD-ROMからドライバをインストールしてUSBに接続するだけなので、数分で終わってしまう作業なんですが、電源が既に全部埋まっていたので、その整理に時間がかかってしまいました。

 そうして無事にセットアップも終わり、早速使ってみたんですが、思った以上に使えるどころか、むしろ印刷するのがかなり楽しいんですよね!

 その為、DVD-RAMのラベルに限らず、小さなコトでも次々と印刷してしまう感じで、さらに角を丸く仕上げるオートトリマー(左上図)もかなり楽しいです。
 オートと言ってもそんなに凄いコトをしているワケではなく、むしろ片方ずつしかトリムしてくれないので、半分手動に近い感じなんですが、逆にそれが面白くて、何でもかんでも丸く仕上げたくなってしまいます(笑)。

 また、ソフトが気軽ってコトもあって、印刷の楽しさは倍増。

 EL-700には、簡単な操作で印刷するコトが出来る簡単ラベル印刷ソフトと、画像などを挿入し凝ったデザインが作成できる本格ラベル印刷ソフトという、2つのソフトが付属してくるんですが、オススメは断然簡単ラベル印刷ソフト

 本格ラベル印刷ソフトの方は色々と出来る反面、文字の挿入などをしてからじゃないと文字が入力できないとか、設定する項目が多いなど何かと手間が多く、特にソフトの起動も遅いので、イマイチ気軽に使用するコトが出来ないんですよね…。

 その為、ラベルプリンタもこんなもんかな?って思えてしまうんですが、簡単ラベル印刷ソフトの方は起動も速く、文字を書いて印刷ボタンを押すだけの手軽さなので、単体で動作するラベルプリンタのような手軽さがあり、ストレス無く使用するコトが出来るんです。

 さらに、フォントの変更や長さの指定、プレビュー機能と言った、基本的な機能は揃っているので、意外に優れモノなんですが、唯一の欠点は、設定を保存しておく機能が無い所。
 ファイルの背見出しといった、すべてのレイアウトを統一したいラベルを作成する場合に、レイアウトを保存しておけば便利なんですけどね…。

 ただ、これはあくまでも簡単ラベル印刷ソフトなので、保存などをしたい場合は本格ラベル印刷ソフトを使えって感じだし、入力履歴などで代用出来るので特に問題は無い感じです。


じわじわ出てくる問題点。


カートリッジの交換が手間っぽい。 ファイルの背見出しからちょっとしたメモ書きなど、思った以上に様々な用途に使用でき、意外にも大活躍なEL-700だけど、大活躍だけに使用回数も多く、ちょっとした問題も出てきてしまいました。

 まず1つめがテープカートリッジの交換に手間がかかる点。

 構造上、カートリッジをスロットインというワケにもいかないので仕方ないと思うんですが、横にガバっと開けるタイプなので、あまり気軽にテープカートリッジを交換できないんですよね…(左図)
 2つのパーツに分かれしまうと、どうしても手間が増えてしまうので、せめてカバーはスライド式にするなど、もう少し工夫して欲しかったです。

 KL-E11のように上に開くタイプにすると、より簡単にテープカートリッジの交換が出来るんですが、その場合は横に置くコトになってしまうので、かなり邪魔になってしまいますしね…。

 そして2つめが、テープカートリッジにケースが無い点。

 テープカートリッジには、ビニール袋と箱に入れて保存と書いてあるんですが、紙の箱じゃ何度も開け閉めしているうちにボロボロになってきてしまうし、安定性が無いので並べておくコトも出来ないので、イマイチ実用的ではないんですよね。

 それに、昔のTEPRAのカートリッジは、プラスチックのケースに収納されていたハズなので、そのコトを考えるとやはりケースが無いというのは残念な所。ちょっと高めでも問題ないので、是非テープカートリッジ収納ケースを発売して欲しいです。

 ちなみに、今は専用ケースのようにピッタリ収納するコトができて、オートトリマーも収納できる、無印良品のボックスファイルを使用しています。
 …と言っても、ピッタリ収納するコトが出来るのは、箱を使用しなければの話なので、箱ごとしっかり収納するコトの出来るケースを日々検索中です。


200じゃなかったEL-5000W。


200dpiと400dpiの違い(イメージ図)。 そしてEL-700の最大の欠点は、何と言っても解像度の問題です。

 200dpiという解像度だったので、少々印刷が荒くなってしまうコトは覚悟していたんですが、6mmなどのテープに印刷する場合は、計算上50個程度の点しか打てないので、少し凝ったフォントなどを使用してしまうと、微妙に文字が潰れてしまうんですよね…。

 しかし、何とか妥協できる範囲なのでOKかな?と思っていたら、なんとメモテープの対応・非対応の違いだけだと思っていた、上位機種のEL-5000Wが、実は400dpiの高画質だったコトが判明!!( ̄□ ̄;

 400dpiともなれば、かなり綺麗に印刷できるので、ハッキリ言ってこの差は痛いですし、400dpiのPCラベルプリンタが出ているとなれば、EL-700の200dpiは妥協できない部分と化してしまいます…。

 もちろん、前々から解像度は気にしていたので、購入前にEL-5000Wの解像度もチェックしておいたハズだったんですが、どうやらメモテープの方の仕様を確認してしまったみたいで、ラベルプリンタの方も200dpiと思い込んでいたみたいですね…。


次回の新作に期待。


EZ-USBシリーズのロゴ。 気が付けば、ラベルプリンタの購入を考えてから3ヶ月が経過し、ようやく購入したEL-700でしたが、EL-5000Wの仕様を読み間違え、完全に自爆状態となってしまいました。

 しかし、当初の目的だったDVD-RAMの識別だけではなく、思った以上に使用価値があり、そう言う意味では購入した価値があったと思います。

 まぁ、使用価値があればある程、解像度の問題が気になってくるんですが、ココはあえてEL-5000Wは買い直さず、次のラベルプリンタを狙おうと思います。
 やはりEL-5000Wはデザインの問題がありますし、発売からある程度経過してしまいましたしね。

 とりあえず、2001年の年末あたりに新しいラベルプリンタが発売されれば最高なんですが、EZ-USBシリーズもある程度ラインナップが揃ってきましたから、もしかすると来年になってしまうかも知れませんね…。

 …と言うコトで、200dpiという解像度の低さに問題はあったものの、その他の部分は合格。解像度を気にしない人ならオススメの1品ですね。

EZ-USBシリーズ製品情報 : http://www.casio.co.jp/EZ-USB/index.html

CASIO EL-700総合評価。
内容ポイントコメント
デザイン★★★★他のラベルプリンタから比べれば、かなりの合格点。ただ、もうひと回り小さければ最高でしたね。
話題性☆☆☆☆ラベルプリンタは昔からあるし、特にスゴイ機能があるワケでもなく、さらに発売日に購入できなかった為、話題性はゼロに近いです。
機能★★★☆☆オートカッターやハーフカッターなどの機能が搭載されているものの、やはり200dpiというのは問題かも。
操作性★★★★ソフトが使いやすいので気軽さの点では最高級。ただテープカートリッジを変更する際の手間が問題かな?
価格★★★★★これで10,000円弱なので、価格的にはかなりお安いです。単体でこの機能を求めれば倍額は取られますしね。
総合評価★★★☆☆平均点数3.4点。やはりEL-5000Wの仕様の読み間違えはダメージ大(泣)。

EL-700の為に購入した周辺機器一覧。
メーカー名称型番価格(税込)
CASIOEL-700EL-70013,440円
CASIOスタンダードテープ(18mm)×5色XR-18YW/RD/GN/BU/X5,486円
KING JIMオートトリマーRTA243,675円
CASIOスタンダードテープ(9mm)×4色XR-9YW/RD/GN/BU3,129円
CASIO抗菌テープ(18mm)×2色XR-18BBU/BWE2,646円
CASIOスタンダードテープ(6mm)×2色XR-6YW/6X1,564円
無印良品ボックスファイル210円
合計16点 30,150円

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