3ヶ月前に BVLGARI OCTO Finissimoを購入したばかりですが、次は ZENITH DEFY Classic Carbonを購入してしまいました。
BVLGARI OCTO Finissimoは、デザイン性に優れているのですが、やはり薄型化による影響なのか普段使いの時計ではありませんでした。
そんな中で出逢ってしまったのが、カーボンを採用した ZENITH DEFY Classic Carbon。
2年以上も前(2020年11月)に発表されたモデルなので、もう店頭にないかなと ブティック銀座に立ち寄ったところ、まさかの在庫あり。
カタログで想像していた以上に魅力的な腕時計だったことや、「ラスト 1本ですよ!」というセールストークに踊らされ、ついつい衝動買い。
とは言え、実際に利用してみると非常に使いやすい。衝動買いではありますが、実用使いの腕時計として 本当に購入して良かった 1本です。
![ZENITHの腕時計 DEFY Classic Carbon を衝動買い!のメインビジュアル](http://mushikabu.net/2023/img/0128_defy-classic-carbon@1600.png)
高額すぎないカーボン腕時計
フルセラミックに惹かれて購入した BVLGARI OCTO Finissimo。
素材に魅了されやすい岩崎は、次はカーボン素材に惹かれておりました。
そんな中、初のカーボンブレスレットを採用したモデルが ZENITHから発表されていることが判明。
ZENITH社 プレスリリース情報 : DEFY CLASSIC CARBON
![ZENITH DEFY Classic Carbon はベルトの違いで 2つのモデルを発売。ブレスレットまでカーボンが採用されているカーボンブレスレットモデル(左)と、カーボンとのコントラストが楽しめるラバーストラップモデル(右)。](http://mushikabu.net/2023/img/0128_bracelet@800.jpg)
本当はブレスレットまでカーボンが採用されているカーボンブレスレットモデル(80.M9000)が欲しかったのですが、残念ながら日本では完売。今のところ入荷の予定もないそうで、在庫があるのは ラバーストラップモデル(80.R795)のみ。
ラスト 1本というセールストークも気になりますが、よくよく聞いてみるとカーボンストラップを単品で購入できるのだとか。
つまり、あとからストラップだけを購入して、フルカーボンモデルに変更できるわけです!
おまけに、ラバーモデルはフルカーボンモデルよりも 4割 以上も安い!
一気にラバーモデルが身近に感じられてしまい、気がついたら購入してしまいました。
![BVLGARIの OCTO Finissimo も、過去にカーボン素材を採用したモデルを発売。最薄のミニッツリピーター機構を備えていることもあり、2000万円オーバーという高価格。](http://mushikabu.net/2023/img/0128_octo-carbon@400.jpg)
![DIWの THE BLACK GRAIL 。Patek Philippe Nautilusのカスタマイズモデルも、ブレスレットにカーボンを採用。世界限定 5本の希少モデルで、こちらも 2000万オーバー。](http://mushikabu.net/2023/img/0128_the-black-grail@400.jpg)
カーボン素材が採用されているにも関わらず、意外にも?リーズナブル。
採用されているムーブメントは、ZENITHを代表する「エル・プリメロ」ではなく「エリート」。複雑なクロノグラフではなく、シンプルな 3針モデルだからこその 手に届きやすい価格設定。
既にクロノグラフはたくさん持っているし、純粋にカーボン素材に惹かれている岩崎としては、まさに渡りに船のようなモデルだったのです。
腕なじみの良い着け心地
![以前購入した Zenith El Primero の腕時計も、カーフスキンとラバーを組み合わせたストラップ。汗などで痛みにくい構造になっています。](http://mushikabu.net/2023/img/0128_el-primero@800.jpg)
腕に乗せた印象も良かったです。
ケースサイズは 41mmですが、ラグが短く小ぶりな印象で、細めの日本人の腕にもピッタリフィット。
最近、久しぶりにメタルブレスレットに痛みを感じていたので、柔らかいラバーストラップの腕なじみの良さは格別。
表側にレザーやファブリック素材を採用しながらも、肌に触れる面はラバーを採用したストラップは実用性が高くて良いですね。
ZENITH DEFY Classic Carbonも、軽くて丈夫な CORDURAを組み合わせたラバーストラップ。
ストラップの剣先が内面に収まり邪魔にならない機構も、デスクワークが中心の岩崎としては見逃せません。
控えめなスケルトンモデル
![スケルトンで背面が見えるのは一部のみ。後ろからライトを照らすと、テンプの辺りから木漏れ日のように光が溢れます。](http://mushikabu.net/2023/img/0128_defy-08@800.jpg)
![スケルトンながら程よい主張。ブラックの中に映えるグリーンのスーパールミノーバがワンポイント。](http://mushikabu.net/2023/img/0128_dial@400.jpg)
スケルトンの時計はニガテでした。
Webサイトの写真などは非常に格好良いのですが、実際に使ってみると 裏蓋のガラスに汗で張り付く自分の腕を見ることになるので、とても悲しい気持ちになります。
ZENITH DEFY Classic Carbonは、一応シースルーではあるのですが、裏が見えるほどではありません。
複雑機構を見せつけてますよ!ドヤァ!という印象もなく、シースルーならではの立体感と シンプル機構のムーブメントが相まって、視認性が高い文字盤を実現しています。
カレンダーの文字は円盤に印刷されているタイプではなく、文字がくり抜かれているタイプ。この機構の腕時計が欲しかったのも、所有欲が満たせて良かったです。
![印象的なデザインながらも、ダーク加工で派手すぎないデザイン。大きすぎず厚すぎず扱いやすいので、幅広いシチュエーションで利用できそう。](http://mushikabu.net/2023/img/0128_wear-image@800.jpg)
普段使いだからこそのカーボン素材
![市松模様の「カーボンファイバー」は好まないですが、迷彩調の「フォージドカーボン」は非常に好み。カーボンの柄のパターンは それぞれの個体で異なるため、2つとして同じ時計は存在しません。](http://mushikabu.net/2023/img/0128_defy-classic-carbon-image@800.jpg)
普段使いの時計として愛用していくことにしました!
軽くて、着け心地が良く、不要な機能もいっさい無し。
いつの間にかストップウォッチが動いていたり、気がついたら GMTのボタン押していたりなど、余計な心配が無いのがストレスフリー。
ハイビートモデルのムーブメントではないですが、シリコンが採用されている 670 SKなので、脱進機効率もよく、耐磁性が高まっています。
防水性能も 10気圧。ストラップも CORDURAで汚れにくい。
秒針やカレンダー部分にまでスーパールミノーバが塗布されており、夜間での視認性も高い点なども、普段使いとしてピッタリです。
![フォージドカーボン素材が、ブレスレットまで採用されている腕時計は貴重。なかなか見つけられないモデルなので、もう少しお金に余裕ができたら追加でブレスレットを購入したいところです。](http://mushikabu.net/2023/img/0128_carbon-bracelet@800.jpg)
傷に強いカーボンだからこそ 普段使いに向いていますが、フォージドカーボンの採用は どうしても高額になりがち。
その点 ZENITH DEFY Classic Carbonは、まさに普段使いできるカーボン腕時計。
価格以上の満足感。やはり ZENITHの腕時計は申し分なし。
総合的な使いやすさや機能性に、改めて時計専業メーカーの魅力を感じられる 1本です。
Gallery
以下は、実際に購入した ZENITH DEFY Classic Carbonの写真たち。
腕時計を撮影するため、マクロレンズ XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macroを新調しました!
![ブラックトーンの世界観に合わせて、ブラックのローターが採用されているのも特別感があって良き。通常の DEFY Classic はシルバー色のローターです。](http://mushikabu.net/2023/img/0128_defy-03@800.jpg)
![バックルの表面にもカーボンが採用されおり、その表情は個体差によって異なります。](http://mushikabu.net/2023/img/0128_defy-05@400.jpg)
![CORDURAを組み合わせたラバーストラップは、サラサラしてソフトな手触り。](http://mushikabu.net/2023/img/0128_defy-06@400.jpg)
![バックルには ZENITHのブランドマークである星が隠れています。](http://mushikabu.net/2023/img/0128_defy-02@400.jpg)
![ストラップの剣先が内面に収まり、邪魔にならないのが優秀!](http://mushikabu.net/2023/img/0128_defy-04@400.jpg)
![実用性が高すぎて大変気に入ってしまった <dfn>DEFY Classic</dfn>ですが、セラミックやカーボン以外のモデルは生産終了なのだとか。シンプルなモデルだけに、付加価値が付けにくいのかしら。](http://mushikabu.net/2023/img/0128_defy-07@800.jpg)