角。 2003/01/26
〜 物 欲 岩 崎 の 購 入 日 記。 〜
第3世代携帯電話CDMA2000 1x
CASIO A5302CA を購入!
製品画像
★ ★ ★ ★
2002年12月7日(土)発売  定価オープン価格
2002年12月7日(土)購入!  購入価格32,800円

製品情報 : http://www.casio.co.jp/k-tai/a5302ca/index.html

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同時に襲ってきた新機種の魅力。
参考画像。  ついに携帯だけで動画を撮影できるようになり、SDカードなどにも対応するなど、大期待のA5301Tでしたが、実は思っていた以上に使えませんでした(左図)

 著作権保護のかかったデータはSDカードに保存できないし、操作性は悪いし、なによりキーレスポンスが悪すぎる為、サクサクと使いたい自分にとっては、あんまり理想的なモデルでは無かったんですよね。

 その為、いち早く機種の買い替えが決定し、まだか?まだか?と新機種の発売を待っていたところ、ついに新しいムービーケータイA5302CAが発表になりました!!

 A5301Tを使って、改めてCASIO製端末の使いやすさに気が付いた自分としては、その上位モデルにあるA5302CAの登場は非常に嬉しいコトだったのですが、同時にA5303Hというムービーケータイも発表されてしまったんですよね。

 同じ時期にいくつもの機種が発売されるコトは、それだけ注目度も上がるので非常に嬉しいことではあるのですが、どちらを購入するか悩んでしまうという大きな問題を引き起こしてしまいました…。

 A5301Tが発売された時のように、どちらかが最上位モデルで、どちらかが普及モデルと分かれていれば選択も簡単なのですが、今回はどちらも同じ最上位モデルで、それぞれの端末に魅力的な部分が沢山あったんですよね。
スピードを力にしたA5303H。
参考画像。  A5302CAを購入するのか?A5303Hを購入するのか?…その選択は突然やってきたのですが、以前使っていたCASIO製のA3012CAが気に入っていたので、やはりA5302CAを選択するのが無難だと思っていました。

 しかし、A5303HにはSH-Mobileという話題のアプリケーションプロセッサが搭載されていたんですよね。

 ezpluse(Java)の実行や、ezmovie(動画)の再生や圧縮など、最近の携帯電話には非常に複雑な処理が必要とされている為、音声などを処理する為に搭載されている携帯電話のベースバンドプロセッサでは、処理しきれない状態になっています。

 そこで、複雑な処理を専用に実行する為の高速プロセッサが、このSH-Mobileというワケなんですよね。

 その為、A5303Hではezplusなどの処理速度が劇的に向上し、通常モードの他に、高速モード最速モードといった動作速度の変更が可能になっているみたいです。
 さらに、A5301Tでは撮影時間の2倍はかかっていたezmovieの圧縮時間も、なんとたったの1秒にまで短縮され、他にもEZwebの表示速度などが向上しているらしいんですよね。

 とにかく低速なA5301Tを使っていた自分は、高速という機能に飢えていただけに、SH-Mobileの魅力はかなり大きなモノでした。

 また、シンプルすぎるA5302CAのデザインと比べると、なかなかスタイリッシュなフォルムでデザインも良いですし、サブディスプレイにもTFT液晶を採用するなど、A5303Hもかなり魅力的だったんですよね。

 しかし、HITACHI製の端末は使ったコトがなかったので微妙な感じだったし、カメラ周辺の機能がイマイチだったので、色々と悩んだ結果A5302CAを選択するコトにしました。
ココが魅力!
カメラならA5302CA!
参考画像。  既にA3012CAというカメラ付きケータイを発売しているコトや、デジタルカメラのメーカーという意気込みもあって、A5302CAのカメラ機能は凄まじい進化を遂げています。

 近い物でも撮影できるマクロ機能など、最近流行の機能はバッチリ搭載していますし、15段階でズームするスムーズズーム機能が素晴らしいです。

 多くのカメラ付きケータイに付いているズーム機能は、2倍・4倍・8倍と言った区切りの良い数でズームしていくのですが、A5302CAは15段階で滑らかにズームしていくので、自分が動かなくても思い通りの撮影が可能なんですよね。

 また、さらに便利なのが撮影ライトで、ライトを点灯すれば暗闇の撮影でもバッチリ行うコトが可能です(左上図)

 最初お店で見たときは、本当にこんなモノで意味があるのかな?って思っていたんですが、実際に暗闇で使ってみると、かなり明るくなるので かなり感動してしまいます。

 そして、連続して9枚の写真を撮影できる連続撮影機能も、けっこう利用価値がありそうです。

 最近のカメラ付きケータイには当たり前のように付いている機能なんですが、カシャ!…カシャ!…カシャ!っと、1秒に2〜3コマくらいの間隔で撮影を行なうモノが多いので、なんだか微妙な感じがしていたんですよね。

 ところが、A5302CAは、なんと1秒足らずで9枚の撮影を行なう、まさに連写という感じで、動いているモノを簡単に撮影するコトができるんです。

 さらに、連続して撮影した写真の中から1枚だけ保存するコトもできるのんですよね。

 また、A5301Tのように、いちいち保存しなくても画像の編集を行うコトができるので、撮影してから編集して保存までもスムーズに行うコトが可能です。

 おまけに、編集機能が非常に充実しているので、カメラを頻繁に利用するなら、これだけでもA5302CAを選択する価値はありそうですね。
ついに実現したスクロールの使い分け!
参考画像。  以前からEZwebの操作性にはかなり不満があったのですが、特にスクロール処理に不満を感じていたんですよね。

 EZwebのスクロール設定は、行スクロールページスクロールを事前に設定するタイプなので、サイトによって使い分けるというコトができなかったんです(左上図)

 利用規約など、やたら長い文章を読むときはページスクロールの方が便利なんですが、ちょっとした文章を読む場合は、断然行スクロールの方が便利なんですよね。

 しかし、事前に設定するタイプの場合は、スクロール方法を使い分けるコトができず、非常に面倒な思いをしていました。

 ところが、A5302CAでは側面にあるサイドキー(マナーキーとメモキー)を利用することで、ついにページスクロールが行なえるようになりました!

 おかげで、普段は行スクロールでサイトを巡回し、長い文章が出てきたらページスクロールといった使い分けが可能になったんですよね。

 ちなみに、この操作はEZwebに限らず、メールを読む時にも利用するコトができるので非常に便利です。
使える動画撮影機能!
参考画像。  A5301Tで、ついに実現された動画撮影機能ですが、圧縮するのに撮影時間×2倍もの時間がかかるので、あまり気軽に利用できるモノではありませんでした…。

 残念ながらA5302CAでも同じくらいの圧縮時間がかかってしまうのですが、「中断」という機能がついたおかげで、かなり使いやすくなりました。

 A5301Tは、一度圧縮処理が始まってしまうと中断するコトができないために、場合によっては30秒以上も待たなくてはイケなかったのですが、A5302CAでは圧縮中でもスグに中断するコトが可能です。

 さらに、撮影が完了すると勝手に圧縮を行い、必ずプレビューを見ないと保存できないA5301Tに対して、A5302CAは撮影後に自由にプレビューを行なうコトができ、気に入ったら圧縮するという形になっているので、何度も気軽に撮り直すコトが可能なんですよね。

 これだけでも、かなり使いやすくなったのに、A5302CAは撮影した動画から静止画を切り出すコトが可能で、動画の撮影中でもズームなどを行うコトも可能です。

 また、カメラ側にもマイクを搭載しているので、相手の声が鮮明に記録するコトができ、A5301Tとは比べ物にならないくらい動画撮影が便利になっているんですよね。

 おまけに、編集機能も非常に充実していて、テロップを表示するタイミングを秒単位で設定できるほか、テロップごとに文字色を変更するコトも可能と、より動画を楽しむ工夫もされているんですよね。
使いやすいマナーモード!
参考画像。  自分は時と場合によって、マナーモードを切り替えるコトが多いのですが、普通はマナーボタンを長押しするコトでマナーモードを設定するコトができると思います。

 以前使っていたA5301Tも、マナーボタンを長押しするコトでマナーモードにするコトができたのですが、それからマナーモードの種類を選択しなくてはイケないので、イマイチ手間がかかる感じだったんですよね。

 また、サイレントモードが最初からプリセットされていなかったり、マナーモードにすると自動的に伝言メモがONになってしまったりと、どうも使いにくい感じでした。

 もちろん、自分でカスタマイズできるオリジナルマナーモードも搭載されているのですが、変更する場合は、わざわざメニュー画面から設定画面に行く必要があったので、変更するのが非常に面倒だったんですよね。

 しかし、A5302CAマナーモードは側面にあるマナーキーを押せば、以前設定していたマナーモードを簡単に設定するコトができます(左上図)

 また、マナーキーを押すとマナーモードの一覧が表示されるので、容易にマナーモードの種類を変更するコトができますし、マナーキーがサイドにあるので閉じたままでも設定可能と、かなり便利なんですよね。

 オリジナルマナーモードも、マナーモードを設定した時に変更するコトができるので頻繁に変更する場合でも、気軽に扱うことができますし、A5302CAマナーモードは本当に便利で使いやすいんですよね。

アーティストの声も着信音に!
参考画像。  A5302CAA5303Hの注目の機能の1つとして、着うたという機能があります(左図)

 着うたと言うのは、音楽配信の1種で、メロディだけではなく、アーティストの声までも着信音にしてしまおうという機能なんですよね。

 そこで、さっそく着うたをダウンロードできるサイトに飛び、10曲程度ダウンロードしてきたのですが、なかなか悪くない感じです。

 スピーカーの質が低いコトや、ファイルサイズを押さえているコトもあって、少々音質の悪さが目立つ感じですが、着信音として再生する分には問題ないように感じました。

 ただ、着信音に音楽を鳴らすコトは好みが分かれるところですし、曲によっては100円を超える場合もあるので、着うたの為にA5302CAを購入するのは微妙な感じですね。

 それに、着うたという性質上、繰り返し再生を行なうとどうしても切れ目が発生してしまいます。曲によってはサビの部分だけを配信し、綺麗に繰り返せる曲もあるのですが、基本的に繰り返しはしない方が無難な感じですね。

 普通の着信メロディでは儲けが出ないレコード会社が、着信メロディのように儲けてやろうと考えたらしいのですが、ヒットするかどうかは価格や音質などにもよると思うので、もう少し頑張って欲しいところです。

 ちなみに、規格としてはezmovieから映像の部分を省いただけなので、ezmovieに対応しているA5301Tでも着うたのデータを再生するコトは可能です。ただ、着うた対応と書いてないのは、着信音に設定するコトができないからなんですよね。
便利な新着LED!
参考画像。  カメラの横には7色に光るLEDが搭載されているのですが、これが思った以上に便利です。

 着信時やメールの種類などによって光る色やパターンを設定するコトが可能だし、グループや人それぞれによって設定するコトも可能なんですよね。

 また、新着お知らせ機能をONにすれば、新しいEメールが届いた時や不在着信があった場合に、このLEDが点滅して教えてくれます。

 もちろん、これらの機能は多くの携帯電話に搭載されている機能だと思うのですが、A5302CAの場合は、設定したLEDの色が、この新着お知らせ機能にも反映されるんですよね。

 例えば、着信時の色をブルーに設定した場合、新しい不在着信があるとブルーに点滅してくれるし、イエローに設定していた場合はイエローに点滅してくれるってワケです。

 その為、寝ているときに新しいメールや電話があってもLEDを確認するだけで、どんな新着があったのかを把握することができるんですよね。
メールの送信者もスグに判明!
参考画像。  電話がかかってきた時に、かけてきた相手がスグにわかるのは当たり前なのですが、A5302CAはメールの送信者もスグに知るコトができるんです。

 普通はメールが届いても、実際にメールボックスを見るまでは誰から届いたのか知るコトができませんが、A5302CAはメールを受信した時に画面にメールの送信者を表示してくれるので、スグに誰から届いたのかを知るコトができるんですよね(左上図)

 もちろん、これまでの携帯電話でも、個別に着信音を変更するなどして送信者を知るコトはできますが、受信直後に送信者の名前まで表示してくれると解りやすいので非常に便利です。

 また、サブディスプレイにも送信者が表示されるので、携帯電話を閉じたままでもスグに確認するコトができるんですよね(サブディスプレイには表示しない設定も可能)

 おまけに、アドレス帳に写真を登録しておくと、メールを受信した時にも写真が表示されるので、より直感的に送信者を確認するコトができるんですよね。

ラクラク絵文字入力!
参考画像。  A5301Tから一気に増えた絵文字ですが、実際に利用する絵文字は意外と少ないんですよね。

 自分は、メールやウサギの絵文字を頻繁に利用するのですが、呼び出すまでにカーソルキーを何十回も押さなくてはならないので、かなり呼び出すのが面倒でした。

 ところが、A5302CAは最近利用した絵文字が9個まで保存されているので、簡単に呼び出すコトが可能なんですよね(左上図)

 おかげで絵文字の入力が非常にラクになり、より絵文字が利用しやすくなったほか、記号などでも同じ機能が利用可能です。
長いファイル名もスグに確認できる!
参考画像。  A5301Tを使って、ますますCASIO製端末の使いやすさに目覚めた自分なんですが、特に便利なのが画面からはみ出した文字の表示方法です。

 A5301Tなどは、メールのタイトルが長すぎたり、ファイル名が長すぎて画面からはみ出してしまった文章は、いちいち詳細を確認しないと見るコトができませんでした。

 例えば、撮影した写真を加工した場合、ファイル名に001といった感じの文字が追加される機種が多いと思うのですが、ファイル名の最後に追加されるのでファイル名が画面からはみ出していると、どっちが加工した写真なのか解らなくなってしまうんですよね。

 他にも今日の出来事1とか今日の出来事2とか同じようなタイトルでメールが来た場合も、画面からはみ出していると、どっちが最初なのかも解らなくなってしまいます。

 しかし、A5302CAは、画面からはみ出した部分を自動的にスクロールして表示してくれるので、ファイル名の全体をスグに把握するコトができるんですよね(左上図)
より見やすくなった液晶画面!
参考画像。  A3012CAの時も評判場良かった液晶画面ですが、A5302CAになってますます綺麗になりました。

 A5302CAには、TFD(Thin Film Diode)と呼ばれる液晶が搭載されているのですが、一般的にはTFT(Thin Film Transistor)の方が綺麗と言われています。

 ところが、実際にA5302CAを見てみると非常にコントラストが高く、TFTの中でも特に素晴らしいポリシリコンTFTを搭載しているA5301Tさえも比べ物ならないくらい綺麗なんですよね。

 また、液晶の輝度も非常に明るくて、最高の明るさに設定すると並じゃない眩しさですし、明るさの設定が5段階で細かく設定するコトができるんですよね。

 さらに、省電力モードになると微灯状態になるので、メールを読んでいる最中に突然液晶が暗くなったというコトもなく、暗闇での操作も非常に便利になりました。
見事な情報量が快適を実現!
参考画像。  A5302CAは、3つのフォントサイズを選択するコトが出来るのですが、最小のフォントを選択すると1画面に182文字も表示するコトが可能です(左図)

 液晶の解像度はA5301Tよりも小さいのですが、1文字のサイズが小さいので、より多くの文字を表示するコトができるんですよね。

 残念ながらA3012CAと同じ解像度なので、最大文字数は進歩がない感じがするのですが、これだけの文字が表示できれば問題は無い感じです。

 1画面により多くの文字数が表示できると、長いメールや文字だけのサイトなども、スクロールせずに読むことができるので非常に快適なんですよね。
さり気なく進化しているマイ機能!
参考画像。  A5301Tランチャーメニューの使いにくさには、かなり驚いてしまいましたが、A5302CAには非常に使いやすいマイ機能というモノが搭載されています(左図)

 これらの機能は、頻繁に利用する機能や設定項目を簡単に呼び出せるように登録できる機能なんですが、A5302CAマイ機能は、さり気なく使いやすさが向上しているんですよね。

 例えば、待ち受け画面の変更を頻繁に行なうので、マイ機能に「画面/照明」の中にある「画面設定」を登録したとします。

 この場合、多くの携帯電話はマイ機能から画面設定に行っても、画面/照明から画面設定に行っても、戻るボタン(クリアボタン)を押すと画面/照明に戻ってしまうんですよね。

 しかし、A5302CAは、マイ機能から画面設定に来た場合はマイ機能に戻り、画面/照明から来た場合は、ちゃんと画面/照明に戻るようになっているんです。

 この他にも、A5302CAは、正しく1つ前の画面に戻る機能が備えられているので、操作に戸惑うことなく快適に利用するコトができるんですよね。
小さな魅力!
 ・コピーやカットしたの履歴が10件も保存されるので非常に便利!

 ・メニュー画面のアイコンが変更できる!

 ・12.8MBの大容量データフォルダ!

 ・着信していた時間がわかる!

 ・意外と便利なインライン再生機能!

 ・待受け画面の時計の種類が豊富!表示位置も変更できる!

 ・ピクトエリアに常時時計が表示される!

 ・カメラやムービーの表示画面を、*ボタンで簡単に切り替えられる!

 ・データフォルダなどから直接登録作業が行なえる!

 ・新しい推測変換機能を実現したATOK搭載でかしこく変換!

 ・直前に入力した単語の再変換が簡単に行なえる!

 ・引用された部分(最初に>がついている文章)の色が変わるので、メールなどが読みやすい!

 ・メールボックスの表示方法が、ボタン1つで切り替えられる!

 ・写真入りで見やすいフォトアドレス帳!

 ・メインディスプレイとサブディスプレイの明るさを独立して設定できる!

 ・メールを送信し終わったら自動的に待ち受けに戻る!

 ・ACアダプタが小さくて扱いやすい!
ココがイマイチ。
CMOSという問題。
参考画像。  携帯電話のカメラ部分には、CCD(Charge Coupled Device)か、CMOSセンサ(Complementary Metal Oxide Semiconductor)と呼ばれるものが利用されています。

 一般的には、前者のCCDの方が高画質なんですが、CMOSセンサには小型化が可能で、消費電力も少なく、コストも安いなどの特徴があるんですよね。

 その為、デジタルカメラなどではCCDが採用されるコトが多いのですが、A5302CAには画質が悪いCMOSセンサが採用されています(左上図)

 A3012CAに比べて約3倍もの感度を実現しているらしく、かなり画質は向上しているのですが、実際にCCDを搭載している携帯電話と比べてみると見劣りしてしまう感じなんですよね。

 特にA5302CAはカメラ重視の端末だけに、CMOSセンサというのは残念なところです。

 また、文字を読み取れるOCR(Optical Character Reader)機能や、バーコードを読み取れる機能など、個性的な機能が無いのも残念なところですね。
・撮影画像の比較、A5301TA5302CA
さらなる進化に期待したい推測変換機能。
参考画像。  A5302CAで、さらに進化した推測変換機能ですが、少々操作性が特殊な感じです(左図)

 多くの携帯電話は、カーソルキーの上下で漢字に変換できると思うのですが、A5302CAは右上にあるアドレス帳キーで変換を行なうんですよね。

 そして、カーソルキーの上下は、次々と表示される推測変換の候補を選択するキーとして利用します。

 つまり、候補から選択する入力方法がメインで、変換して入力する方法はサブという扱い。まるで、SonyのPOBoxのような感じです。

 しかし、直前に選択した単語から、さらに次の単語を推測するPOBoxに対して、A5302CAの推測変換は入力された文字に対して推測を行なうだけなので、選択するだけで入力できると言う感じではないんですよね。

 もちろん、慣れてしまえばそんなに問題は無い感じなのですが、候補があっと言う間に無くなってしまうので、もっともっと表示する単語の数を増やしてくれると便利だと思いました。

 また、完全に同じ言葉じゃないと候補が表示されないのも、あっと言う間に候補が無くなってしまう原因だと思います。

 例えば、日記という単語も入力する場合に、A5301Tの場合は「にた」と入力した時点で日記という候補が表示されるのですが、A5302CAは「につ」でも表示されず、「にっ」とまで入力して初めて日記という候補が表示されます。

 1度入力した単語も次回から候補に表示されるようになるのですが、記憶するメモリが足りないのかスグに忘れてしまいます。
 その為、以前入力した単語の入力がラクになるというよりも、続けて何度も入力するのがラクになるって感じですね。

 さらに、A5301Tのように、「わらわ」から「090」に変換するような英数カナ変換機能もついていないので、英語や数字の入り混じった文章を入力するのも苦手な感じです。

 ATOKの変換率は非常に素晴らしいモノなので、今後はこういった部分にも力を入れて欲しいですね。
ezplusの制限。
参考画像。  DoCoMoiアプリや、J-PHONEJavaアプリと同じように、auにはezplusという機能があるのですが、A5301Tからさり気なくバージョンアップが行われています。

 いわゆるPhase2.5と呼ばれるモノなのですが、ezplusを待ち受けアプリに設定したり、一時中断が行なえるようになるなど、かなり実用的な進化を遂げているんですよね。

 もちろんA5302CAPhase2.5に対応しているのですが、一時中断を行なうとデータフォルダを開くことができないという制限がありました。

 中断中にデータフォルダを開こうとすると、ezplusを再開するか?終了するか?というメッセージが表示されてしまい、データフォルダに一切アクセスするコトができないんですよね。

 最初は、なんらかの問題があるので仕方ない制限なのかな?と思ったのですが、メールにデータを添付する時にはデータフォルダの中身を確認するコトができるし、A5301Tは確認するコトができたので、わざとメッセージが出る仕様になっているみたいです。

 データフォルダには、写真や着メロなど様々なデータが保存されている場所なので、アクセスできないと非常に不便ですし、これはかなり残念な仕様ですね。
消えやすい送信メール。
参考画像。  A5302CAはメールを書いている時に、誤って終了キーを2回押してしまうと、容赦なく書いていたメールが消えてしまいます。

 もちろん、終了キーを押した時に作成したメールを保存するのか聞いてくるのですが、その時にもう1度終了キーを押してしまうと、あっと言う間に消えてしまうんですよね(左上図)

 最初は、終了キーを2回も続けて押してしまうなんてコトは滅多にないと思うんですが、A5302CAはダイヤルキーと同じ形で終了キーがあるので、「す」や「せ」を出そうとして、つい終了キーを連打してしまうんです。

 できれば、保存するか?という確認メッセージが表示されている時は、終了キーを無効にして欲しいですし、せめて自動的に保存してくれるくらいの配慮が欲しですよね。

 また、入力している文章の最初や最後の部分にジャンプする方法も用意されていないので、もしかするとA5302CAは長文入力に向いていないのかも知れませんね。
中途半端な撮影サイズ。
参考画像。  A5302CAは、撮影した画像を待受画面に設定すると、上下左右に微妙な隙間ができてしまいます(左上図)

これは A3012CAの時からあった問題なのですが、残念ながら改善されていなかったみたいですね。

 また、撮影した写真をアドレス帳に登録する場合も左右に大きな隙間ができてしまいます。

 フォトアドレス帳など写真を活用した機能がセールスポイントの1つにもなっているだけに、この撮影サイズは微妙なところですね。

 一応、撮影した画像を壁紙サイズに変換する機能がついているのですが、微妙に引き伸ばすだけなので、画質がかなり落ちてしまいます。

 できれば、待受画面用とかアドレス帳用と言った感じで撮影時に設定できると最高だと思うし、最低でも画面いっぱいに撮影できるようにして欲しかったですね。
ezmovieの制限。
参考画像。  auの社運を賭けた動画サービス、それがezmovieですが、実はezmovieには画質によって3種類の形式が存在しています(左図)

 主にサイトなどからダウンロードできるezmovieは、Lサイズ(176×144ドット)Mサイズ(128×96ドット)と呼ばれるもので、高画質の動画を楽しむコトができます。

 それに対して、画質よりもファイルサイズを優先したモノがSサイズ(96×80ドット)と呼ばれるもので、主にムービーメールで利用されています。

 ところが、A5302CAが対応しているモノは、1番低画質なSサイズのみで、LサイズMサイズezmovieは見るコトができないんですよね。

 その為、ezmovieなどを多用したコンテンツでは小さな動画しか楽しむことができず、非常に物足りない感じです。

 実は、SonyMusicから無料で配布されているプロモーションビデオをダウンロードするのが好きだったのですが、Sサイズの動画しか見るコトができなくなってしまったので、かなり画質が悪くなってしまったんですよね。
素っ気ないサブディスプレイ。
参考画像。  A5302CAのサブディスプレイには、様々な情報を表示するコトができるのですが、開いている時は「au byKDDI」の文字しか表示されません(左図)

 また、操作中などの表示がないので、ちゃんと待ち受け画面に戻っているかが解らないんですよね。

 自分は閉じている時に持ち受け画面に戻っていないと気持ち悪いので、A5301Tのように、待ち受け画面じゃない時は、操作中などの表示をして欲しかったです。

 さらに、Eメールを送信している時もサブディスプレイには「Eメール起動中」としか表示されないので、ちゃんと送信されたのかを閉じて確認するコトができないのも不便だと思いました。

 もちろん携帯電話を開けば良いだけの話なんですが、送信ボタンを押したらスグに閉じて机の上に置いてしまうってコトが多いので、そういう配慮は欲しいですよね。
操作の基本はサブメニューから。
参考画像。  ますます使いやすくなったA5302CAですが、基本的な操作はサブメニューを表示して行なう形となっています(左図)

 例えば、カメラを利用している時に「1」を押すと撮影ライトがON/OFFできるとか、ムービーを利用するときに「6」を押すと音声がON/OFFできるといった、ダイレクトな操作を行うコトができないんですよね。

 その為、どんな操作の時でも、毎回サブメニューを開いて操作する必要があります。

 もちろん解りやすさを配慮した設計になっているコトは確かなんですが、慣れてくるとサブメニューを表示するのさえも面倒になってくるので、撮影ライトなどは、1つのボタンで簡単に切り替えられるようにして欲しかったですね。

 その他にも、メールを読んでいるときに前のメールを読むことができるキーとか、データフォルダの画像表示設定を簡単に切り替えられるキーなどを設定してくれると、よりスピーディーに操作するコトができると思いました。

 いちいちサブメニューを表示しなくても、キーを押すだけでサブメニューの中で割り当てられている操作が行なえると、非常に分かりやすいかも知れませんね。
あくまでも「撮影」ライト。
参考画像。  思った以上に明るく、意外と使い道のある撮影ライトなんですが、撮影ライトはカメラやムービーなどの撮影時以外は利用できないというのが残念ですね…。

 鍵穴を探す時や、夜中に手元を確認する時など、意外とライトがあると便利な時は多いので、簡単な操作で撮影ライトが光るようになると便利だと感じました。

 J-SH52など、フラッシュを搭載している携帯電話は、この機能を搭載している場合が多いので、A5302CAにも搭載されていると思っていたのですが残念でしたね(左上図)
小さなイマイチ。
 ・データフォルダから着信メロディなどのリピート再生が行なえない。

 ・電話番号やEメールアドレスからアドレス帳を検索したり、メールの本文を検索する機能が無い。

 ・電話番号やアドレスは2件までしか登録できない。

 ・本体を閉じたままカメラやムービーなどの撮影が行なえない。

 ・お気に入りのフォルダ分けは非対応。

 ・サムネイルの表示に時間がかかる。

 ・電池パックが外れやすい。

 ・卓上ホルダにセットしにくい。

 ・A3012CAでは虹色に輝いたハズのauロゴが、A5302CAでは虹色に輝かない。

 ・ボイスワープで転送された着信なのか、直接かかってきた着信なのかが解らない。

 ・3Dデータのサンプルとして入っているりんごちゃんが怖い。おまけに削除できない(泣)。

 ・新規契約との価格差があり過ぎ(13,000円)
A5302CAのまとめ。
参考画像。  もともとCASIO製の端末が自分にあっていたコトや、A5301Tの不満もあってか、A5302CAは非常に満足の行く端末でした。
 特にカメラを頻繁に利用する自分にとっては、カメラ機能が大幅に強化されたコトは非常にポイントが高いです。

 また、シンプルだと思っていたデザインも思っていた以上に良い感じなので、A5303HよりもA5302CAを選択して正解でしたね。A3012CAと比較しても、非常に使いやすい端末に仕上がっていると思います。

 メニューのアイコンをダウンロードして好みのデザインに変更できるのも、かなり気に入っています。

 できればA5301Tのように、サブディスプレイのデザインも変更できれば最高だったのですが、壁紙の設定などは行なえるので特に問題は無いって感じですね。

 液晶の明るさも眩しいくらいですし、画面が急に暗くならない微灯状態も非常に便利です。

 また、詳しく比べたワケではないのですが、A5301Tよりも電池の持ちが良い感じです。
 CMOSセンサの消費電力が少ない為か、バックライトを1番暗い設定にしている為か、全体的に消費電力を押さえた設計になっているのかは判りませんが、予備のバッテリーが無くても十分使える端末だと思います。

 さらに、今まで不満だったEZweb中のスクール処理もサイドキーによって解決され非常に使いやすいですし、A5301Tのような安っぽさも無いので、様々な人にホンキで勧められる端末だと思います。

 ただ、ezmovieの撮影をメインに利用するとか、自作したezmovieをガンガン再生すると言う利用が目的の場合は、A5302CAではパワー不足かも知れませんね。
 特に、使いやすくなったとはいえ、動画の圧縮時間は少々気になる感じです。

 しかし、カメラの撮影がメインという方や、とりあえず使いやすい機種が欲しいという方は、間違いなくベストバイな端末だと思います。

 自分もココまで使いやすい端末を捨てるのは非常に勿体無いですし、次に新しい機種が発売されても、よほど魅力的な機能が搭載されていなければ、機種変更するか悩んでしまうと思うんですよね。
次回作への要望。
参考画像。  何と言っても、カメラの機能が魅力的な端末だけに、やはりカメラ関連の欠点も気になってきます。

 特に、CMOSセンサを利用している為に、どうしても画質面で劣ってしまうのが残念なところですね。

 撮影した写真を待受け画面に設定すると、微妙に隙間ができてしまうなどの細かい欠点も、カメラ重視の端末にとっては重要な問題になってくると思います。

 また、液晶の解像度がA3012CAと同じというのも残念なところでした。

 132×176ドットと決して小さい解像度ではないのですが、最近は高解像度が進んでいるし、自分は高解像度の液晶が大好きなので、次回はQVGA(240×320ドット)くらいの解像度を実現して欲しいところですね。

 そうなれば、1画面の情報量もますます増えるし、実際にQVGAを実現しているJ-T08は、1画面に最大306文字もの表示が行なえるんだそうです!(左上図)

 それと、文字入力時の推測変換機能も、もう少し改良が欲しいところですね。
 まず、学習できる単語の数も倍以上に増やして欲しいし、表示される候補をもっともっと多くして欲しいと思います。

 もちろん、むやみに単語を増やしてしまうと、無駄な候補が増えてしまうという欠点も出てくると思うのですが、その場合は辞書をダウンロード出来るようにするなどの機能を加えれば、より使いやすくなると思うんですよね。

 また、側面のボタンでページスクロールが行なえるようになりましたが、メールを作成している時でもページスクロールが行なえるようになれば、より快適にメールの作成が行なえると思います。

 そして、相変わらずメールの送受信に時間がかかるようなのですが、操作中でもメールの送受信を行なうようにすれば解決できると思います。

 すこし無理な要望かも知れないのですが、そうなれば時間のかかる「受信中」などのメッセージを表示しなくても、瞬時にメールが届くような感じになるので、せめて受信処理だけでも実現して欲しい機能ですね。
A5302CAの総合評価。
項目 評価 コメント
デザイン ★★★★★ シンプルなデザインなんですが質感や色合いが実に良い感じ。贅沢を言うなら、もう少し変わったカラーバリエーションが欲しいところです。
機能 ★★★★ 実用的な機能が沢山あるので、A5301Tとはまた違った意味で高機能って感じですね。
操作性 ★★★★★ 細かい部分にも気配りが見えるし、非常に使いやすい端末です。なにより、もたつかないキーレスポンスが素敵。
価格 ★★★ 機種変更との価格差に驚いたものの、DoCoMoなどから比べたら妥当な価格って感じですね。
自慢度 ★★★★ 着うたがどの程度自慢できるかって感じですが、A5302CAは部分的な機能よりもトータル的な使いやすさを評価したいところです。
総合評価 ★★★★ 平均点数4.2点 改めてCASIO製の使いやすさを実感。非常に多くの方々にオススメできる端末だと思います。
A5302CAのために購入した周辺機器一覧。
メーカー 名称 型番 購入価格 税込
CASIO A5302CA(Virgin White) A5302CA 32,800円 34,440円
合計 1点
32,800円
34,440円

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