角。 2004/08/10
〜 物 欲 岩 崎 の 購 入 日 記。 〜
第3世代携帯電話CDMA2000 1x
CASIO A5406CA を購入!
製品画像
★ ★ ★ ★
2004年6月30日(水)発売  定価オープン価格
2004年6月30日(水)購入!  購入価格31,290円(税込)

製品情報 : http://www.casio.co.jp/k-tai/a5406ca/

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もくじ。
概要。
批評。
比較。
総評など。
参考画像。
A5406CAを購入するにあたって。
FOMA、期待はずれ。
参考画像。  2004年6月。ついに新しいFOMAが発表されました。
 N900iSP900iVF900iT、そしてFeliCa機能を搭載したF900iC(左図)

 今年こそFOMAにしようと、新しい機種に期待していたのですが、思っていたよりも魅力的な機種が発売されませんでした。
 大本命だったN900iSは以前の機種と大きな違いはなく、その他の機種もデザイン的に選択しがたい感じです。

 しかし、auからも注目できる発表はなく、今年の夏モデルは全体的に微妙な印象でした。
 A5406CAの存在は認知していましたが、愛用中のA5403CAからの変更点が少なく、それほど魅力を感じるコトはできませんでした。

 その為、今年の夏モデルはどの機種も買わずに見逃そうかと思っていたのですが、vodafoneから気になる端末が発表されました。
vodafoneという選択。
参考画像。  見事、FOMAに裏切られたところに登場したのが、vodafoneV602SH(左図)
 以前からSHARP製の端末には興味がありましたが、auに端末を提供していないので手にする機会がありませんでした。

 液晶が回転するSwivelStyle(スウィーベルスタイル)を採用し、初の光学ズームを搭載。ムービー変装などの楽しい機能も搭載し、なによりデザインがステキです。

 どうやら、以前コンセプトモデルとして公開された「V0408-Digi・k-」を具現化したモノらしく、デザイン面にも力が入っているようです。
 デザイン重視の自分としては、それだけで購入が決定してしまう勢いでした。

 また、なにかと不評なvodafoneだったので、実際に体験してみたかったのも購入する動機の1つでした。
やっぱりCASIO端末。
参考画像。  キャリアの乗換えを決意し、あとはV602SHの発売を待つのみとなりました。
 ところが、発売前にモックアップ(展示品)を確認したところ、大きな問題が発生してしまいました。

 実際に確認してみると、予想以上にデザインが悪かったのです。
 全体からチープな感じが漂っているし、質感や光沢感が微妙。色の組み合わせも非常に悪いです。携帯ショップの店員さんも思わず低評価。

 デザインが気に入っていただけに、この問題は非常に重大でした。
 さらに、6月下旬だった発売日も7月上旬に変更され、一気に購入意欲が低下してしまいました。

 そんな時、A5406CAのモックアップも店頭に登場。
 こちらの方が断然デザインが良いコトが判明し、ココにきて初めてA5406CAの魅力に気が付きます(左上図)

 詳しく調べてみると、カメラ機能も大幅に強化されているみたいですし、前回の機種変更から7ヶ月以上が経過しているコトも判明。結局、またCASIO端末に乗り換えるコトが決定しました。
 今回の購入日記は、A5403CAから変更された部分に注目してみたいと思います。
進化したカメラ機能。
ココがポイント!
世界初の320万画素!
参考画像。  A5406CAには、世界で初めて320万画素CCDが搭載されました(左図)
 携帯カメラの高画素化は留まるところを知りませんが、ついにココまでやってきたという感じです。

 320万画素ともなると、撮影した写真の大きさはQXGAサイズ(2,048×1,536ドット)となり、かなり巨大なモノとなります。

 その為、一般的に利用されているL判(127×89mm)への印刷はもちろん、さらに大きい2L判(178×127mm)へ印刷しても300dpi(雑誌なみの画質)を確保するコトができます。

 しかし、A5406CAの魅力は画素だけではないハズです。
 A5403CAから比べると、明らかに画質が向上していますし、カメラとしての使い勝手が大幅にパワーアップしています。

購入日記の最後では、A5403CAで撮影した写真との比較も行なっています。写真を比べるだけでも、大幅な画質の向上を知るコトができるのではないでしょうか?

 A5403CAの不評さぶりに購入を見逃していた人も、もぅ1度CASIO端末を選択肢に入れてみる価値はあると思います。
大型化されたCCD!
参考画像。  以前のA5403CAは暗い場所が不向きで、かなり不評な感じでした。
 確かに、カメラを最大のウリにする割に、暗くなってくると全然使い物になりませんでした。

 しかし、A5406CAでは名誉挽回と言った感じで、薄暗い場所でも撮影が可能です。

 暗闇対策に大きく貢献したのが大型のCCD(左上図:イメージ図)
 従来は1/2.7インチのCCDが利用されていましたが、A5406CAでは1/1.8インチのCCDが採用され、デジタルカメラ同等のサイズを実現しています。

 CCDとはデジタルカメラの“目”に相当するモノ。CCDが大きいとそれだけ光を捕らえるコトができるので、暗い場所での撮影も可能になるワケです。

 また、CCDの大型化は画質の向上、追従性の向上などにも貢献しています。
実用レベルのオートフォーカス!
参考画像。  1m以内の被写体を撮影する場合、オートフォーカスの機能が最大限に発揮されます。被写体をクッキリと映し出し、綺麗な撮影が行なえます(左図)

 逆にオートフォーカスを利用せずに撮影すると、全体的にボヤけた写真になってしまいます。
 ですが、A5403CAではボヤける問題よりも、ピント調整の時間の方が問題でした。
 その為、基本的にオートフォーカス機能は利用していなかったのが現状です。

 しかし、A5406CAではCCDの大型化によって追従性が向上。
 その結果、より早くピント調整が行なえるようになりました。状況によってはシャッターが1秒近くも早く切れる場合もあります。

 さらに、オートフォーカスの精度も向上し、オートフォーカス機能を搭載する価値も出てきました。
 A5403CAでは基本的に利用していなかった機能ですが、A5406CAでは頻繁に利用できる感じです。

 また、シャッターを押すと画面右下に「オートフォーカス中マーク」が表示され、フォーカスを合わせているコトが明確に判断できるようになりました。
QRコードに対応!
参考画像。  ついにCASIO端末にも、QRコード(2次元コード)の読み取り機能が搭載されました。

 2002年。J-SH09に初めて搭載されたQRコードの読み取り機能が、ようやくauにもやってきたという感じです。

 ただ、最初はあまり利用価値がないと思っていました。
 雑誌などでもQRコードをみかけるようにはなりましたが、それほど必要性があるモノだとは思っていませんでした。

 ところが実際に利用してみると、意外と利用価値がありました。
 メールアドレスやURLなどの文字列を、正確&手軽に取り込むコトができるので便利ですし、思った以上に認識率も高いようです。

 「2次元コードリーダー」を起動すれば、フレーム内にQRコードを収めるだけで認識できる手軽さも魅力的。QRコードを見つけると、ついつい取り込んでしまいます。

 また、取り込んだ文字列をテキストデータとして保存できるの便利。
 保存されるファイルはプレーンなテキストデータなので扱いやすく、とりあえず取り込んでおいて後からゆっくり確認するコトができます。
使えるベストショット機能!
参考画像。  撮影シーンに合わせて最適の設定を行ってくれるベストショット機能が、約2倍の9種類にパワーアップされました(従来は5種類)

 従来の「人物・背景・夜景・トワイライト・食べ物(クローズアップ)に加え、新たに「人物+風景・文字・スポーツ・花火」の4種類が追加されています(左上図)

 以前は利用する機会が少なかったベストショット機能ですが、A5406CAでは新たに追加されたモードが大活躍です。

 特に自分の中で魅力的なのは「スポーツ」モードの搭載。
 A5403CAの購入日記でも書いている通り、以前からカメラ機能にスポーツモードの搭載を求めていました。それが、ついに実現されたワケです。

 スポーツなどの動きの激しい撮影はもちろん、シャッタースピードの優先したい時にも活用できます。
 すこし画質が悪くなっても、ブレだけは避けたい場合に「スポーツ」モードが便利です。

 逆にブレを活かした撮影をする場合は、「夜景」モードがオススメ。シャッタースピードが1/6秒にまで落とされるので、かなりぶらすコトが可能です。

 撮影が難しい花火専用のモードが搭載されたのも、これからの季節に嬉しい改良。
 その他にも多彩なベストショット機能を活かすコトで、より便利にカメラを利用できるので、色々と利用してみるのがオススメです。
小さなポイント!
  • 4枚の非球面レンズを採用。
  • シャープネスやコントラストの調整も可能(3段階)
  • 長時間の動画が撮影可能。
ココがイマイチ。
モニター時は低画質。
参考画像。  撮影モニター時の画質が意外と悪いです。
 やたら偽色ノイズが乗り、場合によってはブロックノイズのようなモノも目立ちます(左図)

 シャッターを押した瞬間に一気に画質が向上するので、画質が悪いのはモニター時だけみたいです。
 もしかすると、追従性の問題にも関係しているのカモ知れません。

 A5403CAは追従性が悪いコトで有名(?)でしたが、モニター時の画質を優先したコトが原因の1つでした。
 デジタルズームした時に画質が低下しないよう、CCDから高画質データを取得した結果、処理が間に合わずに追従性が落ちてしまったようです。

 そこでA5406CAでは、CCDから低画質のデータを取得し、モニター時の負担を軽減したようです。
 その結果、モニター時の画質は低下してしまいましたが、追従性が向上していますし、結果的に使いやすくなったのではないかと思います。

 あくまでもモニター時の画質なので、撮影されるモノに影響はなさそうです。
 ただ、モニター時の画質も気になる人は、1度店頭で確認してみた方が良さそうですね。
使えない撮影モードの切り替え。
参考画像。  撮影モードの切り替えは、ダイヤルキーでも行なうコトができます。
 毎回サブメニューから切り替える必要が無いので、一見 便利そうな感じですが、実際はそうでもありません。

 「壁紙モード」や「パノラマモード」など、全部で10種類の撮影モードが搭載されていますが、それをダイヤルキーの「1」のみで切り替える仕様になっています(左上図)

 切り替えるのに1〜2秒を要する為、目的のモードに切り替えるのに20秒前後かかる場合もあります。押し過ぎると戻る方法がないため、切り替わる順番も覚えていなければなりません。

 ベストショット機能の切り替えも、例外ではありません。
 通話キーのみで9種類のベストショット機能を切り替える必要があります。

 「1」を押したら、撮影モードの一覧が表示される方が、まだ実用的カモ知れません。
 せめて別なボタンを押すと逆順で切り替わるなどの配慮が欲しいところですね。

 また、相変わらず「ホワイトバランス」の設定は、ダイヤルキーから変更するコトはできないみたいです。
ズームが苦手なムービー撮影。
参考画像。  ムービー撮影時は、全然ズームできません。
 フォト撮影の場合は最大12.8倍のズーム機能を備えるA5406CAですが、ムービー撮影となると良くて4倍、モードによっては2倍程度という具合です(左図)

 A5403CAでは、フォト撮影同様にズームするコトができただけに非常に残念。

 どうやら、追従性を重視する為らしいのですが、あまりにもズームできな過ぎ。
 多少画質が悪くても良いので、もぅ少しズームできると嬉しかったですね。
つけにくいテロップ。
参考画像。  A5403CAの購入日記にも書いていましたが、動画のテロップが非常に入れにくいです。

 実際に動画を見ながら、テロップを表示する始点と終点を決めていくタイプなので、直前のテロップから綺麗に繋ぐコトができません(左上図)
 残念ながら、この部分は改良されずのままみたいです。

 以前は、表示する位置を時間で入力するタイプだったので、直前の終点時間を次の始点時間に入力するコトで、テロップを綺麗に繋ぐコトができました。

 しかし、A5403CAから採用されたタイプでは、なかなか綺麗に繋ぐコトができません。
 編集のしやすさという点で考えても、明らかに以前の方が便利だったと思います。

 撮影したムービーはテロップが入って完成すると思うので、以前のように時間を入力できるようにして欲しいですね。
 現在のままでは、とてもテロップを入れる気にはなれません。特に、キッチリと作りたい神経質の方には、非常に嫌な仕様だと思います。
小さなイマイチ。
  • QVGAサイズ(320×240ドット)の動画が撮影できない。
  • QRコード(2次元コード)読み取りと、カメラ撮影は別メニュー。
  • スミアが発生しやすいカモ。
  • 写真の四隅が暗い時がある。
デザインへのこだわり。
ココがポイント!
フルグロス塗装のフォルム!
参考画像。  綺麗なツヤのある光沢フォルムも、A5406CAの大きな特徴。
 表面加工にグロス塗料を使用するコトで、この光沢感を実現しています。

 製造中に小さなホコリが混じると、たちまち光沢感が失われてしまう為、グロス塗装は非常に手間のかかる工程です。
 それを全面に採用するフルグロス塗装を実現するコトで、綺麗なツヤが生まれました(左上図)

 さらに、超微粒子のパール材を塗装に配合するコトで、高級感溢れる美しい光沢感を生みだしているようです。

 また、円形のサブディスプレイは蒸着処理という表面加工がなされ、少し盛り上がっている形をしています。
 ブラックパールを意識したという深みのある輝きは、なかなかのモノ。所有する喜びを与えてくれます。
輝くリングパーツ!
参考画像。  カメラレンズをかこむリングパーツも、A5406CAの高級感を高めています。

 輝度の高いアルミニウムに精巧なスピン処理を行うコトで、虹色に輝くリングパーツが実現。

 さらに、ノーチラスホワイトのリングパーツは、フチが赤色になっていて良いアクセントになっています(左上図)
 白と黒のモノトーンでまとめてあるところに、さりげない赤のアクセントは非常に魅力的。

 CASIO端末は、以前からカメラを目立たせるデザインが好きでしたが、この質感なら目立たせる価値が十分にあると思います。
2色のキートップ!
参考画像。  ノーチラスホワイトのキートップ(ボタンの表面)を良くみると、白文字と赤文字の2色が利用されています(左図)
 カタログなどを見てみると、なにげに手間がかかっているみたいですね。

 もともと透明なキーに、白色・赤色・黒色という順番で塗料を吹き付けて、文字の形に合わせて塗料をカットする(剥がす)んだそうです。
 赤い文字を出したい時は黒い塗料をカット、白い文字を出したいときは赤い塗料もカットするという方法。

 これにはレーザーマーキングという技術が利用されているらしく、時代の進化を感じます。
 言われてみると、キーに2色も利用している機種はなかなか見当たりません。ちょっとしたこだわりが感じられる部分ですね。
小さなポイント!
  • 電池ふたが取れにくくなった。
  • 画面やメニューのデザインが良さげ。
ココがイマイチ。
微妙な内蔵アニメーション。
参考画像。  本体のデザインはもちろん、ソフトウェアのデザインも優秀なA5406CA
 しかし、メールの送受信アニメだけが微妙な感じです(左図)

 電源投入時やEZwebへの接続アニメーションは格好良いのですが、メールの送受信アニメだけはコンセプトが異なる感じで好きになるコトができません。

 オレンジ色の背景に、黒色で単調な絵が書かれており、そこに実写のような犬が写っています。
 特に犬がカワイイというワケでもなく、おまけに「where are you doing?」などの文字が書かれている状態。まるで素人のようなGIFアニメです。

 幸い、メールの送受信画面は変更するコトができるので問題はないのですが、写真を保存する時などにも“素人アニメ”が登場するのは痛いです。

 デザインにこだわった端末だからこそ、ココは今までどおりのデザインにして欲しかったですね。突然、方向性の違うアニメーションが出てくるので、非常に違和感がある気がします。
小さなイマイチ。
  • サブディスプレイが盛り上がっているのでキズつきやすい。
妙に進化したハードウェア。
ココがポイント!
サラウンドツインスピーカー搭載!
参考画像。  「着うた」の高音質化に従い、サラウンドツインスピーカーが搭載されています(左図)
 2つのスピーカーを搭載するコトで、ステレオ再生が可能となりました。

 しかし、2つのスピーカーの距離は3cmにも見たず、とてもステレオ感を得られるとは思いません。

 音に広がりを持たせるため、DVX(DiMAGIC VirtualizerX)技術も採用されていますが、携帯電話の正面に居なければ あまり効果を感じるコトができません。

 2つのスピーカーを搭載する必要がある為、スピーカーの大きさは小さくなってしまいます。小口径のスピーカーは音量が小さく、音質も悪くなってしまうため、2つ搭載するなら大口径のスピーカーを1つ搭載した方が良いという意見も多いです。

 実際のところ、ステレオ効果を実感できる機会は非常に稀。
 ポケットやバッグに入れているときは全く意味がなく、騒がしい野外では音を聴き取るのがやっとです。
 そうなると、机の上に置いてあるときぐらいしか効果を得るコトはできません。

 あまり意味の無さそうなサラウンドツインスピーカー。着うたなどを、じっくり聴くコトが多い人などは価値があるカモ知れません。
 重要な要素ではありませんが、無いよりはあった方が良いという感じだと思います。

 また、音源が新しくなっているコトもあり、音質の方も微妙に向上しているみたいですね。
2.3インチの大画面!
参考画像。  メイン画面の大きさも一回り大きくなり、2.3インチとなりました(左図)

 しかし、世の中には2.4インチを搭載している携帯電話もあり、大きくなったと言っても たったの0.1インチ(約2.54mm)
 大して変わっていないと思っていたので、それほど興味はありませんでした。

 ところが、実際に手にしてみると液晶の大きさを感じます。
 A5403CAと比べても、全体的な文字が大きく感じられますし、小さい文字も読みやすいです。

 液晶が大きくなったコトで、液晶回りの無駄な部分も少なくなり、デザイン的にもスッキリ。
 また、液晶のコントラストも高めになり、同じ画像を表示しても色鮮やかな感じがします。
小さなポイント!
  • バイブが強力になった。
  • ボタンが押しやすくなった。
ココがイマイチ。
わかりにくい着信ランプ。
参考画像。  たまに、着信ランプ(着信/充電LEDランプ)が光っているのか判りにくい場合があります。
 A5403CAでは、auのロゴがピカピカ光っていたのですが、それに比べると輝度が少ない感じがします。

 光る部分が半分以下の大きさになってしまったのも原因の1つだと思いますが、もっと激しく光っても良いかな?という気がします(左上図)

 また、端末を開いている時は着信ランプが見えないのも残念なところ。
 A5403CAも見えませんでしたが、A5401CAが開いてもわかる作りになっていたので、どんどん退化しているような印象です。

 端末を開いているなら、メインディスプレイが見えるので着信ランプを確認するほどでもないのですが、個人的には開いている状態でも光って欲しかったですね。
小さなイマイチ。
  • 本体が少し大きめ。
  • 一部のminiSDカードは、本体だけで初期化できない。
  • メインディスプレイが野外で見にくくなった。
小さな改良。
ココがポイント!
クリアキーの小さな変更!
参考画像。  A5403CAには、ATOKに加えAPOT(予測変換機能)が搭載されました。
 APOTによって、次々と入力候補が表示されるようになり、選ぶだけで文章の入力が可能です。

 しかし、常に入力候補が表示されている状態なので、少々不便な時がありました。
 入力候補が表示されていると、そのぶん画面が小さくなってしまい、下に移動しようとすると候補の選択になってしまいます(左上図)

 そこでA5406CAでは、入力候補を消すコトが出来るようになりました。
 入力候補が表示され、入力中の文字が確定している場合にクリアキーを押すと、入力候補が消えるようになっています。

 これまでもクリアキーを押すと消えてはいたのですが、ついでに入力していた文字も消してしまう状態でした。

 実に小さな変更ではあるのですが、この微妙な変更が使いやすさを向上させた感じです。
使いやすくなった待ち受けアイコン!
参考画像。  新着メールや誕生日の情報など、様々な情報を通知してくれる通知アイコン
 A5406CAでは、ポップアップ表示中(アイコン選択中)でも待ち受け画面と同じ操作が可能となりました(左図)

 通常の待ち受け画面なら、ダイヤルキーを押して電話番号を入力したり、メールボタンを押してメールを書くコトが可能です。
 しかし、A5403CAのポップアップ表示中は、ほとんどの操作を受け付けない状態でした。

 待ち受け画面のような感じなのに、メールキーやEZキーも押せない状態で、クリアキーなどで1度待ち受け画面に戻らないと操作できない状態だったのです。

 ところがA5406CAでは、待ち受け画面と同じ操作ができるので、ポップアップ表示中でもメールキーやEZキーを操作するコトが可能です。

 新着メールなどが届くと通知アイコンが表示されてしまい、素早い操作の妨げになっていたのですが、これからはスムーズな操作ができそうですね。
閉じたまま送信確認!
参考画像。  メール送受信の結果が、サブディスプレイにも表示されるようになりました(左図)

 これまでは「操作中」しか表示されず、メールが送れたかどうかはメインディスプレイで確認するしかありません。
 その為、送信に失敗して「操作中」なのか、送信に時間がかかって未だに「操作中」なのかが確認するコトができません。
 時間がかかるので開いて確認したら、丁度送信が終わったところだったというコトもあり、送信ボタンを押しても携帯電話を手放すコトはできませんでした。

 しかし、A5406CAでは送信結果が、サブディスプレイにも表示されるようになりました。
 無事に送信できた場合は「送信完了」、送信に失敗した場合は「送信失敗」が表示されるようになり、閉じたままでも送信結果を確認するコトができます。

 送信ボタンを押したら、そのまま机の上に放置しても送信結果が確認できるので、スグに手放すコトが可能です。仕事中にメールを多用する人には、非常に便利な機能ですね。
小さなポイント!
  • EZwebの画像が拡大できる。一部だけ?
  • miniSDカードは付属せず。
ココがイマイチ。
廃止になったメッセージ。
参考画像。  待受画面の壁紙には時計などが設定できますが、「メッセージ」が見当たりません。

 A5403CAには、入力した文字を待受画面に表示できる「メッセージ」があったのですが、廃止になってしまったみたいです(左上図)

 あまり利用する機会はありませんでしたが、廃止になってしまうくらいですから、なにかしらの原因がありそうですね。
突然小さいフォントサイズ。
参考画像。  メールやEZwebのフォントサイズは、3段階から選ぶコトができます。

 大きいフォントや標準フォントは良いのですが、小さいフォントは極端に小さくなってしまいます(左図)
 A5403CAの時からそうだったのですが、できれば標準フォントと小さいフォントの間に、もぅ1段階欲しいところ。

 A5406CAは背景の画像なども凝っているので、小さいフォントでは見にくい場合があります。
 しかし、標準フォントでは大きすぎる気がするので、丁度良いフォントサイズが無いんですよね。

 また、そのフォントサイズでアドレス帳やメモ帳などを表示できれば、より一覧性が増すのではないかと思います。

 相変わらず、メールを作成する時のフォントサイズも変更するコトができませんし、そろそろフォント関連の強化も欲しいところです。
A5403CAと写真を比較。
 以下の写真は、A5403CAA5406CAを持ち歩き、同じ状況で撮影したモノです。写真はクリックして拡大するコトができます。
 サーバの容量削減の為、UXGA(1,600×1,200ドット)で撮影した写真をVGA(640×480ドット)に縮小し回転しています。色や明るさなどは修正していません。良い写真が取れ次第、随時更新していきます。

比較写真。 比較写真。 比較写真。 比較写真。 比較写真。

A5406CAのまとめ。
総評。
参考画像。  以前は不評だったカメラ機能ですが、A5406CAでは大幅に強化されています。
 暗闇での撮影も耐えられるようになり、追従性も見違えるほど高速。オートフォーカス機能も実用的な速度を実現し、保存時間やシャッター速度も改善されています。

 撮影した写真を比べてみても、A5403CAとの違いは一目瞭然。
 ノイズが少なく、コントラストも高め。シャープ感があり細かい部分もしっかりと撮影されていて、誰が見ても明らかな違いが出ています。少なくとも、A5403CAで付いてしまった悪いイメージは払拭できたのではないかと思います。

 しかし、A5403CAからの変更点はそれほど多くはありません。
 目新しい機能の追加は行なわれず、不評だったカメラやサウンド機能を強化。それ以外に変更点は見受けられず、単純に完成度を高めただけの様です。

 現在のauは、従来の1xから定額制のWIN(ウィン)へ進化しようとしています(左上図)
 A5406CAは、もしかするとCASIOが発売する最後の1x端末なのカモ知れません。

 A5403CAで大きく進化し、A5406CAにてデザインまでもを配慮した完成度の高さは、まさに最後のモデルに相応しい端末です。
 完成度が高いだけあって目立った欠点や大きな不満もなく、1x端末としてはベストな1台。まだWIN端末は不要という方にはオススメです。

 基本的な機能や操作性は、昔から定評のあったCASIOだけに、間違いのない選択じゃないかと思います。

 ちなみに、デザインが微妙で購入を断念したV602SHですが、あまり良い評価を聞きません。
 光学ズームは使いにくいし、SwivelStyleの利用価値も少なく、これまでのSHARP端末と比べると画質が微妙なんだとか。

 画質の良さに期待していただけに、この評価は残念なところ。どうやら光学ズームの搭載によって、カメラ周辺に大きな変更が加わってしまった模様です。
 ちょうど会社の先輩が購入したので実際に見せてもらったのですが、確かに鮮やかさに欠ける感じです。
 改めてみてもデザインが微妙ですし、どうやらA5406CAの購入は成功だったみたいですね。
「CA」という魅力。
参考画像。  このスペースだけでCASIO端末のすべて伝えるコトは難しいですが、画像関連の機能が充実しているのが魅力的です。
 カメラの機能も充実していますし、起動時間や保存時間も高速。USB経由でパソコンと接続できる卓上ホルダも非常に便利です。

 A5403CAに続き、またもやCASIO製の端末を購入するコトとなったワケですが、この調子だと今後もCASIO製の端末を買い続けるコトとなりそうです。
 気が付けば、auに初めてカメラ機能が搭載されたA3012CAから買い続けている状態(左上図)。完全にCASIO端末に慣れきっている感じなので、他の端末は使いにくい感じです。

 日に日に高機能化していく携帯電話ですから、全てのメーカーが全ての機能を搭載するのは困難な話。
 そうなれば、各メーカーごとに 搭載する機能搭載しない機能 が現れ始め、当然僕たちユーザーにも 必要な機能不要な機能 が出てきます。必要な機能が搭載されていて、不要な機能は搭載されていない。これらの条件が合致するコトで、“使いやすい端末”と評価できるのではないかと思います。

 自分の場合、それがCASIOじゃないのかな?と思っています。
 多用するカメラ機能が強化され、画像の編集機能も充実。誕生日関連の機能や画面のデザインなど、自分のニーズに1番応えられている気がします。

 CASIO端末にも独自の機能が多いですし、それらを多用しているのも事実。
 特にauの端末は、メーカーによって対応しているサービスさえもマチマチなので、一定のメーカーに慣れてしまうと 他のメーカーに機種変更するのはなかなか難しいと思います。時間があれば、各メーカーに搭載されている独自の機能を調べたいところ。
 1度、自分に必要な機能を見直して、他のメーカーの端末も見直してみるのも良いカモ知れませんね。
次回作への要望。
参考画像。  予想通り次の端末が「WIN」ならば、EZアプリJavaからBREWとなり、EZナビウォークにも対応してくる可能性が高いです。ユーザー的にもau的にも、そろそろ対応してもらいたいところでしょう。
 どの規格も新しいモノではありませんが、CASIOにとっては初の試み。色々と苦労する部分もあるのではないかと思います。

 そう考えると、突然W21SAのような機能重視の端末が出てくるとは考えにくく、無難な端末が出てくるのカモ知れません(左図)

 もし無難な端末になるならば、A5302CAの頃のようなコンパクトモデルを目指してもらいたいところ。A5406CAは高機能だから許されているサイズですが、無難な機能でこの大きさは微妙です。
 また、デザイン面も奇をてらわないシンプルなデザインが理想的。無難な機能に妙なデザインでは、少しマズそうな気がします。

参考画像。

 機能面の細かい要望としては、そろそろ画像の自動縮小にも対応してもらいたいところ。
 今のところ、メガピクセルで撮影した写真を添付しようとすると、「添付可能容量を超えるため添付できません」と表示され添付するコトができません。ココで自動的に画像を縮小してくれる機能が欲しいです。
 最近のiモード端末などには こぞって搭載されているみたいですし、いちいち小さいサイズの写真を撮影していたら、せっかくのメガピクセルがダイナシですしね。

 また、画像の縮小を行なう際はバイキュービック法バイリニア法を採用してもらえると理想的。
 現在はニアレストネイバー法と呼ばれる、最も原始的な方法が採用されているみたいです。これは処理が高速に行なえる反面、画質が悪いという欠点があります(左上図)
 画像処理専用のチップを搭載しているくらいですから、縮小される写真の質にもこだわりたいところ。もちろん処理には時間がかかってしまうと思うので、もし搭載するならば縮小する時に「画質」と「速度」のどちらを優先するかを選択できるとモアベターです。

 カメラとしての機能は、A5403CAから比べると随分と改善されましたが、まだまだ完璧とは言えないようです。ホワイトバランスの弱さ、レンズ周辺部の画質など、改良すべき点はいくつかあるようです。
 いち早く搭載されたスムーズなズーム機能(リニアズーム)も、最近では一般的な機能となり、CASIO特有の機能では無くなってきています。一部の機種と比べると、スムーズ感や高速性に劣る部分もあり、基本的な機能にも大きな改良が必要なのカモ知れません。

 携帯電話に内蔵されているカメラとしては十分な気がしますが、カメラ機能をウリにする以上は、より大きな進化が必要みたいです。

 今回のモデルでついに対応されたQRコードも、次回モデルでは作成も可能になっているコトを期待しています。
 自分のメールアドレスや住所などを教える時は、QRコードが作成できると非常に便利です。是非、テキストデータからの作成にも対応してもらいたいと思います。

 完成度が高いだけあって細かい部分での要望が多くなってしまいましたが、この良さがダイナシにならないよう次回は正当な進化を期待したいところですね。
A5406CAの総合評価。
項目 評価 コメント
デザイン ★★★★★ 全体的に高級感が溢れる質感が魅力。モノトーンに赤を加えたカラーリングも良さげです。
機能 ★★★★ 改善されたカメラ機能は優秀。テレビや辞書もありませんが、一通りの機能は備えている感じです。
操作性 ★★★★ 漢字の変換方法に多少クセがありますが、全体的な操作性は統一性があり判りやすいです。
価格 ★★★★ A5403CAと大きな変更がなかった為か、価格も少しお手頃みたいです。
自慢度 ★★★ 今さら300万画素のインパクトは弱いですが、デザインだけでも大きな魅力になる感じです。
総合評価 ★★★★ 平均点数4.0点。 カメラ以外に目立った機能はなく無難な1台。カメラが重要ではない人にもオススメです。
A5406CAの為に購入した周辺機器一覧。
メーカー 商品名 型番 標準価格 購入価格 購入個数 小計
CASIO A5406CA(NautilusWhite) A5406CA オープン価格 31,290円 ×1点 31,290円
合計(税込)
31,290円 1点 31,290円

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