ＥＰＳＯＮＰＸ-Ｇ９２０レビュー

大人気だったＰＸ-Ｇ９００。

　２００５年を目前とし、プリンタ購入歴もついに９年目を迎えようとしています。その間、毎年プリンタの買い替えをし、ずっとＥＰＳＯＮの進化を見守ってきました。
　フチ無し印刷、ＣＤ-Ｒへの印刷、独立インクの搭載など、毎年ＥＰＳＯＮの進化を楽しみにしていました。

　そして、２００３年に発売されたＰＸ-Ｇ９００(左上図)。ついに顔料インク時代がやってきました。
　以前から顔料インクに興味があった自分にとって、この進化は非常に大きいモノでした。実際、ＰＸ-Ｇ９００は久々の大ＨＩＴ。発売日から売り切れ続出という人気ぶりでした。

　その為、今年発売されるプリンタにも非常に期待していました。
　まだまだ顔料インクを扱い始めたばかりなので、より大きな進化ができるのではないかと考えていたワケです。

・ＰＸ-Ｇ９００製品情報＆購入日記。

裏切られた最近モデル。

　期待がかかる今年のモデルでしたが、実際に発表された最新モデルは、予想以上につまらないモノでした。
　ＰＭ-９００ＣからＰＭ-９５０Ｃへの進化も微妙なモノでしたが、今回はそれ以上のつまらなさです(左図)。あの時の進化なんて比ではありません。

　従来のＰＸ-Ｇ９００からの変更点は、解像度とドットサイズのみ。
　数年前なら解像度の変化は大きな進化でしたが、今の時代に解像度の変化は微妙なアプローチです。２,８８０×１,４４０ｄｐｉが、５,７６０×１,４４０ｄｐｉになったところで、その違いを見分けるコトはできません。

　本体のデザインも一切変更がなく、色が微妙に変わった程度。
　ＰＸ-Ｇ９２０は、自分の期待を大きく裏切ってくれました。

・ＰＸ-Ｇ９００製品情報。
・ＰＸ-Ｇ９００製品情報＆購入日記。

複合機に力を注ぐＥＰＳＯＮ。

　大きな期待を見事に裏切ってくれたＥＰＳＯＮ。

　どうやら、今年のＥＰＳＯＮは複合機(マルチファンクションプリンタ)に力をいれているようです(左図)。
　印刷だけしか行なえない単機能プリンタ(シングルファンクションプリンタ)よりも、複合機が大好評らしいんですよね。

　その為、去年は単機能プリンタが８モデル、複合機が２モデルでしたが、今年は単機能プリンタが３モデル、複合機が４モデルというラインナップになっています。
　また、主に去年のモデルを使いまわしている単機能プリンタのラインナップに比べ、複合機は一新されたモデルも多く、ＥＰＳＯＮの意気込みの違いが感じられます。

　カタログの最初を飾るプリンタも、当然複合機。
　去年までは大々的に広告されていた単機能プリンタは、後ろの方に追いやられてしまいました。

　その為、今年はプリンタの購入を控える予定でした。
　複合機を購入しても面白かったのですが、あまり必要としていなかったし、イマイチ満足できるモデルもありませんでした。

　しかし、来年の年賀状には非常に力を入れていたので、是非とも最新のプリンタで完成させたかったし、色々とイベントも重なったコトもあって購入を決意。
　今までよりも少し安かったコトにも背中を押され、けっきょく今年も購入するコトとなってしまいました。

ＰＸ-Ｇ９２０の総合評価。
項目	評価	コメント
デザイン	★★	カラーリングが変更され少しは高級感が増したものの、元々のデザインがイマイチ。もぅ少しガンバって欲しいところです。
機能	★★★	従来と大きな変更がなく、ライバルであるＣａｎｏｎのモデルと比べると、どうしても見劣りしてしまいます。
操作性	★★★★★	ドライバの使いやすさは従来どおり。付属のソフトウェアも一新され、より使いやすくなりました。
価格	★★★	あまり目新しい機能がなく、この価格は微妙なところ。できれば税込で４０,０００円以下を実現して欲しかったですね。
自慢度	★	従来のモデルから大きな変更がなく、目立った機能も搭載されていないため、自慢度できるポイントは非常に少ないです。
総合評価	★★☆	平均点数２.８点。　－。

ＰＸ-Ｇ９２０の為に購入した周辺機器一覧。
メーカー	商品名	型番	標準価格	購入価格	購入個数	小計
ＥＰＳＯＮ	カラリオ・プリンタ	ＰＸ-Ｇ９２０	オープン価格	４１,８００円	×１点	４１,８００円
合計(税込)				４１,８００円	１点	４１,８００円

光沢顔料系カラーインクジェットプリンタＥＰＳＯＮＰＸ-Ｇ９２０を購入！
(　更　新　中　) ２００４年１０月７日(木)発売　　定価オープン価格２００４年１０月７日(木)購入！　　購入価格４１,８００円(税込)