RICOH GR IV を購入してから 2か月以上が経過。
念願の RICOH GR IV だー!と喜んでいましたが、実際に活用できているかというと悩ましい状態。
「最強のスナップシューター」と表現されることが多い RICOH GRですが、最強のスナップシューターはスマートフォンでした。
入手困難ということもあり大絶賛の記事が多いですが、購入して冷静になると、そんなに使わないのかな?というのが正直な印象。
所有するカメラの選択肢として持っていて損はなさそうですが、過度な期待は禁物かなと。
本日は、結局 スマートフォンを利用してしまい、RICOH GR IVを活用できなかったお話です。

スマートフォンを優先する理由
iPhone Airは、Proから比べるとカメラ機能が見劣りするので、すべての撮影は RICOH GR IVに切り替える意気込みで購入。
購入してから、お休みの日はもちろん、平日も常に持ち歩いていました。
ところが、結局は iPhoneで撮影することがほとんどでした。個人的な内容も含めて、主な理由は以下の通り。
- カバンから出すのが手間
- 休日しか活用しないのであれば大きいデジカメでも良い
- 撮影後のシェアが手間
- iPhoneの画質も悪くない
- 位置情報の記録が確実ではない
- 色味が好みではない
休日はネックストラップで持ち歩いていたので、まだ使えていたのですが、仕事中はカバンから出すのが億劫で、結局はスマートフォンで撮影。
ちょっとした差ではあるのですが、常に手元にあるスマートフォンとは雲泥の差がありますね。
完全オートで撮影しているにも関わらず、スマートフォンの画質も悪くないですし、結局、最強のスナップシューターはスマートフォンでした。
撮影していて楽しいのは確かなのですが、結局休日しか利用しないのであれば、素直に大き目のデジカメを持ち歩いたほうが良いなという気持ち。そのほうが画質も良いですし、表現力も多彩ですしね。
また、撮影後にシェアすることも考えると、ますます撮影が億劫になりがち。稀に連携がうまくいかない時があり、そのリスクも頭をかすめます。

位置情報の記録が確実ではないのもデメリットのひとつ。
岩崎は過去の写真を位置情報をもとに見直すことも多いので、すべての写真に位置情報を含めたいのですが、RICOH GR IV はスマートフォンとの連携が必要です。
スマートフォンであれば、そもそも連携が外れるという状況がないので、位置情報の観点でも普段使いにスマートフォンを利用してしまいます。
写真の色味が好みに合わない点も理由のひとつ。
素材として強い描写になりがちな印象があり、特に「いいねー!」と思えることがありませんでした。
好きな色味が ASTIAなので、もう好みの問題ですが、まだ iPhoneのほうが好きかも知れません。玄人向けなんでしょうか。
もし RICOH GR IVが加工前提の設計だとすると、前提の用途が違っていたのかもしれません。
iPhoneとの作例比較
iPhoneとの比較写真も掲載しておきます。
この画質差に魅力を感じる場合は、RICOH GR IVを購入する価値がありそうです。
三脚などで固定していないので、微妙に差分があるのはご愛敬。フルオートで撮影。イメージコントロールはスタンダード。
色味などは修正していませんが、比較のために画角をトリミングで揃えています。

* iPhone Air : ISO50 26mm f/1.6 1/2985s
* GR IV : ISO200 28mm f/5.6 1/800s

* iPhone Air : ISO50 26mm f/1.6 1/7813s
* GR IV : ISO200 28mm f/5.6 1/800s

* iPhone Air : ISO64 26mm f/1.6 1/4329s
* GR IV : ISO200 28mm f/5.6 1/800s

* iPhone Air : ISO1250 26mm f/1.6 1/25s
* GR IV : ISO10000 28mm f/2.8 1/60s
まとめ

購入から 3ヶ月目となりますが、日に日に RICOH GR IVで撮影する枚数が減っていきました。
すべての撮影を iPhoneから切り替えるつもりで購入した RICOH GR IVですが、結局はスマートフォンを利用している状態です。
コンパクトデジカメとしては類似の製品がなく、ラインナップとして所有しておく価値はありそう。
さらに設定を追い込んだりすると開花する可能性もあるので、もうしばらくは持ち歩く予定ですが、このまま活用できずに終息してしまいそうな予感です。
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