角。 2003/04/23
〜 物 欲 岩 崎 の 購 入 日 記。 〜
パーソナル エンターテインメント オーガナイザー
SONY PEG-T650C を購入!
製品画像
☆ ★ ★ ★
2002年6月8日(土)発売  定価オープン価格
2002年6月8日(土)購入!  購入価格39,800円

製品情報 : http://www.sony.jp/products/Consumer/PEG/PEG-T650C/index.html

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見事に落としたセレブレーションレッド。
参考画像。  期待して購入したPEG-NR70Vは、予想以上に使えなかった為、ますますPEG-T600CというPDAが素晴らしいコトに気がつきました。

 飽きの来ないシンプルなデザインに、高級感のある質感、持ち運びやすい携帯性などなど、とにかくPEG-T600Cは素晴らしいですし、特に限定モデルのセレブレーションレッドは、非常に魅力的なPDAでした。

 その為、PEG-NR70Vを売却してまで、セレブレーションレッドを使い続けていたのですが、ちょっとした不注意が原因でコンクリートの上に落下させてしまいました!

参考画像。

 しかも、落下させてしまった場所がよりによって凹凸のあるコンクリートだった為に、セレブレーションレッドの角が見事にヘコみ、他の部分にも小さな傷が多数できてしまったんですよね…(右図)

 とりあえず保存しているデータに異変は無く、無事に動作もするのですが、特にデザインの気に入っていたモデルだっただけに、デザインに傷がついてしまったのは非常に大ダメージでした。

 そこで、同じモデルを買いなおそうと思ったのですが、セレブレーションレッドは限定発売だった為に、どこの店にも置いてなかったんですよね…。

 しかし、普通すぎる通常カラーを購入するのも気が引けますし、ヨドバシカメラにも在庫がないようだったので、けっきょく修理に出すコトになりました。
理想とも言える新型CLIE発表!?
参考画像。  お気に入りのCLIEを修理に出してから5日が経ち、不自由な生活が続いていた所に、修理に出したラオックスから電話がかかってきました。

 どうやら、修理代は15,000円くらいになるんだそうです。

 少々高い気がするんですが、外装の交換となるとこれくらいはかかると思いますし、僕としても値段を無視して、交換してくれた方が嬉しいですから、問題なくOK。

 しかし、分解などの工程が発生する為に、修理に要する日にちは1週間以上とのコト…。1日でもCLIEが無いと不便なのに、1週間以上も無い生活で大丈夫なのか、非常に心配になってきます。

 …と思っていたら、修理の電話が来たその次の日に、なんと新型CLIE(PEG-T650C)が発表されましたっ!!(左上図)

 しかも、その発表された新型CLIEは、PEG-NR70Vの高速性と、PEG-T600Cのデザイン性を組み合わせた、まさに待ち望んでいた理想CLIEだったのです!!
ココが魅力!
高速CPU搭載で快速!
参考画像。  デザインが悪いし、使い勝手も悪いPEG-NR70Vでしたが、唯一 非常に捨てがたい部分がありました。

 それが、従来の倍速(66MHz)で動作する高速CPUDragonball Super VZの搭載だったんですよね(左図)

 しかし、この高速CPUがTシリーズに搭載されるようになり、ついに洗練されたデザインと、より快適な動作を実現するようになりました!

 おかげで見違えるくらいの高速性を実現し、推測変換機能を有効にしても、もたつくコトがなく、非常に快適に行えます。
綺麗になった液晶画面!
参考画像。  仕様一覧には現れにくい部分ですが、PEG-T650Cの液晶は、かなり発色が良くなり、確実に見やすくなりました。

 昔はPEG-T600Cの液晶でも満足していたのですが、PEG-NR70Vと見比べた時に、明らかな違いが見られたので、少々不満があったんですよね。

 しかし、PEG-T650CPEG-NR70Vに近い発色になり、かなり綺麗に見えるようになりました(左上図:左がPEG-T650C、右がPEG-T600C)
進化した画像処理!
参考画像。  PEG-T650Cは、ついにDSPが搭載され、本体のみで音楽再生が可能になりました。

 その為、PEG-NR70Vと同じように、このDSPJPEGの展開にも使われるようになり、画像の処理速度が向上しました。

 また、PictureGearPocketのサムネール画像を始め、アドレス帳の画像もハイレゾリューションに対応(左上図)
 4倍の情報量で、アドレス帳の画像なども、より見やすくなりました。
小さな魅力!
 ・スタイラスが取り出しやすくなった。

 ・スピーカーの穴が増えて、音がクリアになった。

ココがイマイチ。
オマケ的な存在の音楽機能。
参考画像。  本体のみで音楽が再生可能になったPEG-T650Cですが、これまでのCLIEとは違い、リモコンが付属していません。

 これまでのCLIEには、デザインの悪いリモコン(左図)が付属していたんですが、今回のPEG-T650Cには、ボリューム調整のみができるイヤホンが付属しているだけです。

 その為に、音楽再生機能の操作性は大きく低下。

 毎回CLIE本体を取り出し、イチイチHOLDを外してやらないと、再生や停止が行えなくなってしまいました…。

 また、別なソフトを起動していた場合は、わざわざAudioPlayerを起動しなくてはなりませんし、イマイチ実用性はない感じがします。

 その為、音楽プレーヤーの代わりとしてPEG-T650Cの購入を考えている人は、もう少し検討してみた方が良いカモ知れません。
わずかに落ちたデザイン性。
参考画像。  何度も言いますがPEG-T600Cのデザインは非常に素晴らしいモノでした。

 飽きの来ないシンプルデザインなのに、高級感が溢れており、さわり心地も良い感じで、非常に魅力的です。

 PEG-T650Cでも、そんなPEG-T600Cのデザインを採用し、デザイン面では間違いないと思っていたのですが、背面に大きな落とし穴がありました。

 なんだか、ジョグダイヤルのまわりが微妙にヘンなんですよね…。

 PEG-T600Cでは、ジョグダイヤルの周りが円形に別部品になっていて、ちょっとしたアクセントになっていたのですが、PEG-T650Cでは別部品が縦長になっているんです(左上図)

 また、円状に堀込があった部分も、MagicGateのマークになってしまい、どうしても安っぽさを感じてしまいます…。

 構造上、仕方ないとは思うのですが、もう少し格好良くまとめて欲しかったですね…。
操作しにくいジョグダイヤル。
参考画像。  PEG-T600Cは、本体を持てば親指の位置にジョグダイヤルが来るという感じだったので、自然にジョグダイヤルを操作するコトができました。

 ところがPEG-T650Cは、ヘッドホン端子の搭載もあり、随分と下の方に移動してしまいました(左図)

 その為、意識して本体を持たないとジョグダイヤルが操作できなくなってしまったんですよね。

 もちろん、慣れなどもあると思うのですが、自然とホールド位置が下の方になってしまうので、落としそうになってしまうんですよね…。

 さらにジョグダイヤルの下に余計なでっぱりがある為に、回しやすさも著しく低下…。

 ジョグダイヤルは、漢字の変換を始め、ページ送りといった様々な用途で利用するので、非常に残念な部分ですね。
小さなイマイチ。
 ・カラーバリエーションが無い。

 ・パソコンからメモリースティックにアクセスすると頻繁にハングアップする。

 ・バイブレーションが弱くて実用性がない。
PEG-T650Cのまとめ。
参考画像。  PEG-NR70Vの唯一捨てがたかった高速性が、デザインの素晴らしいPEG-T600Cに追加されるというコトで、大期待のPEG-T650Cですが、正直なところイマイチぱっとしない感じでした。

 低速という欠点も克服され、欠点の無いPDAに仕上がったとは思うんですが、もしかすると音楽再生機能が微妙だったのかも知れません。

 おかげでジョグダイヤルの操作性が落ちてしまったばかりか、気に入っていた背面のデザインが変更されてしまい、デザイン重視の自分にとっては、かなりガッカリな感じです。

参考画像。

 PEG-T600Cに音楽再生機能を追加して欲しい!と思っていた人も、居たとは思うのですが、リモコンが使用できないなどの問題もありますし、今回はかなり微妙だと思います。

 また、セレブレーションレッドという真っ赤なCLIEのインパクトが強い為に、シルバーという無難な色には、魅力を感じなくなってしまったのも原因かも知れません。

 音楽再生機能などをつけずに、単純に高速CPUだけ搭載してくれれば、待ち望んでいた最強のPDAになったと思うんですけどね…。 もしくは、音楽再生機能ではなく、ソフトウェアGraffitiの搭載をしてくれた方が良かったと思います。

 ただ、コンパクトで非常に持ち運びやすいPEG-T600Cの魅力は薄れていないし、トータル的に見ると悪くはないと思うので、現行のPalm機の中では1番オススメのPDAだと思います。
次回作への要望。
参考画像。  新しいモデルにも期待がかかりますが、とりあえずセレブレーションレッドを超えるような、より魅力的なカラーバリエーションが近いうちに登場してくれるのを祈りたいですね。

 セレブレーションレッドという非常に魅力的なカラーの味を知ってしまうと、とてもシルバーなんて無難な色は使えませんって感じです。

 また、次のモデルはムリにPEG-T600Cのデザインに似せず、思い切って新しいデザインに挑戦してくれるコトを祈ります。
 PEG-T600Cのデザインは欠点の無い芸術的なレベルだと思うので、これ以上の機能を追加しようとすると、今回のPEG-T650Cのように落ちていく一方だと思うんですよね…。

 今後のCLIEには、PEG-NR70Vで採用されたソフトウェアGraffitiや、モバイルカメラなどを搭載していくと思いますし、それに見合ったデザインに進化していってくれるコトを望みます。
PEG-T650Cの総合評価。
項目 評価 コメント
デザイン ★★★★ 背面のデザインは微妙ですが、トータル的には悪くないデザインだと思います。
機能 ★★★★ ついに66HzのCPUが搭載され機能面はいうコトなし!残る課題はネット環境だけですね。
操作性 ★★★★ ジョグダイヤルの回しにくさにはガッカリですが、やはりPalmの使いやすさはバツグンですね。
価格 ★★★ 高くもなく安くもなくという、妥当な価格ではないでしょうか?
自慢度 ★★★ 斬新さや新鮮さが無いのでイマイチ自慢できるアイテムではないと思います。もっとインパクトのあるカラーなら良いんですけどね…。
総合評価 ★★★☆ 平均点数3.6点。 期待が大きかっただけに、欠点が目立ってしまった感じですね。
PEG-T650Cのために購入した周辺機器一覧。
メーカー 名称 型番 購入価格 税込
SONY CLIE PEG-T650C 39,800円 41,790円
ZENRIN Navin'You専用マップ3 XN3P0DD0A 11,000円 11,550円
SONY スタイラス PEGA-ST61 1,480円 1,554円
PDA工房 ペン付きスタイラス(送料) 1,100円 1,155円
PDA工房 ペン付きスタイラス(本体) 980円 1,029円
SANWA SUPPLY マルチ入力ペン PDA-PEN12SV 780円 819円
河出書房新社 「なぜ?」がわかる博学BOOK 450円 473円
ELECOM 液晶保護フィルム DGP-CL2 400円 420円
合計 8点
55,990円
58,790円

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