パーソナル エンターテインメント オーガナイザー SONY PEG-T400 を購入! ★ ★ ★ 2001年12月8日(土)発売 定価オープン価格 2001年12月8日(土)購入! 購入価格29,800円 |
その為、半年もしないうちにZaurus(MI-E21)を購入するコトになり、コンパクトフラッシュ型の通信カードのAirH"(CFE-02)も購入して、非常に快適なインターネット環境を手に入れました(左図)。
おかげで、外出先などで時間が余ったときにPDAでメールを書けるようになり、様々な情報もより早く入手できるようになったんですよね。
ですから、インターネットがまともに出来ない、ましてやAirH"も使用できないようなPalmに戻るコトは二度と無いと思っていたんです。
ところが、Zaurusを使い込むうちに、そんなPalmにも素晴らしい機能が沢山あるコトに気がつきました。
とにかく、Graffitiによる文字入力が快適だし、スケジュールなどの使いやすさもダントツだったんですよね。
確かに他のPDAと比べると、シンプル過ぎて見劣りする部分が沢山あるし、Zaurusのスケジュール機能などは定評があるのですが、必要最小限に抑えた無駄の無い画面構成は、それ以上に使いやすいモノだったのです。
つまり、インターネット関連の弱さだけが、Palmの唯一の欠点でもあり、最大の問題でもあったんですよね。
業界最薄の薄さに加え、今まで以上にハイセンスなデザイン。 さらに数々の魅力的なソフトで、恐ろしいくらいに物欲を刺激するPDAが登場したんです。
しかも、オプションの通信アダプターを使用すればAirH"を使用するコトも可能!と、もはや新しいCLIEの前には「購入」の2文字しかありませんでした!
ところがCLIEの購入を決定した僕に、予期せぬ大きな問題が発生。
カラーモデルのPEG-T600Cにするか、モノクロモデルのPEG-T400にするかという選択に迫られるコトになったのです。
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それに対してPEG-T600Cは12.5mmと少々厚めでした(左上図)。 たった2.6mmの違いなんですが、12.5mmに対する2.6mmは非常に大きいし、何より1cmを切っているというのは、ものスゴく魅力的なんですよね。
また、反射板をガラス内部に埋め込むコトで、影のない表示が可能というファイン液晶もポイントが高く、モノクロ液晶でありながらカラー液晶並の表示ができるみたいなんです。
その他にも、ソフトカバーは防弾チョッキなどに使用されているというバリスティックナイロン製だし、本体カラーには限定色が用意されているなど、PEG-T400には思った以上に物欲を刺激してくるんですよね。
ところがPEG-T600Cは、薄型を重視する為に半透過型の液晶になってしまうなど、物欲を刺激する部分が少なく、そもそもPalmはそんなにカラフルな画面構成でもないので、モノクロでも十分だと考えました。
しかし、モノクロモデルを持っている人のほとんどはカラーモデルの購入を検討しているので、間違いなく僕も「カラーモデルにしておけば良かったぁ!」と後悔する可能性があると思うし、どちらのモデルを購入するか悩む日々が続きました…。
幸いにも朝から2つのモデルが展示してあり、さっそく厚さの確認をしてみたところ、明らかにPEG-T400の方が薄く、軽量だったんですよね(左図)。
確かに他のPDAと比べると、PEG-T600Cも十分薄いのですが、それ以上にPEG-T400は薄く、さらに直線的なデザインなのでm500以上に薄さ実感できる驚異的な薄さなんです。
また、PEG-T400は完全に繋ぎ目の無いデザインなのですが、PEG-T600Cは表と裏で別の部品になっている為、デザイン的には断然PEG-T400の方が良いんですね。
しかし、スタイラス(ペン)を入れる部分など、細かい部分が作りきれずにプラスチックになっているし、ストラップ金具の作りやSONYのロゴが掘り込まれていないなど、細かく見て行くとPEG-T600Cの方が丁寧な作りという印象を受けるんですよね。
さらに半透過型の液晶の割には綺麗な画面で、やはりPEG-T600Cの購入がベストなんですが、ロイヤルブルーが思っていたよりもダサだったので、無難なサテンシルバーかな?と思っていたんです。
ところが、ついでに見せてもらったPEG-T400のリミテッドブラックが予想以上に格好良かった為、またどちらにするか悩むコトになったんですが、約2時間の格闘の末、今回はモノクロモデルの実力を試す為にもPEG-T400を選択してみました。
確かにカラーモデルのPEG-T600Cも良さそうなんですが、明らかに薄いと感じる9.9mmや、深絞り加工技術による繋ぎ目の無い本体は、デザイン最重視派の自分にとっては非常に重要なポイントだったんですよね(左図)。
その他にも、PEG-T400の方が色々と魅力的な部分がありましたし、税別29,800円という安価な価格設定も、モノクロモデルに挑戦しようとおもうキッカケになりました。
それにモノクロと言っても、正確には16階調の表示が可能だし、実際にカラーモデルのPEG-T600Cと比べてみても負けないくらいの表示能力があったので、モノクロでも十分だと思ったんですよね。
しかし、結局モノクロモデルは、モノクロモデルでしかありませんでした。
もともとPalmにはモノクロとカラーモデルしかないので、電卓やスケジュールなど16階調に対応していないソフトは、すべてモノクロの画面になってしまうんですよね。
また、液晶の応答速度(表示するまでの時間)にも問題を感じるようになりました。
店頭で操作した時も、少々応答速度が気になっていたのですが、操作に慣れれば慣れるほど応答速度に遅さを感じるようになったんです。
おかげで、素早い操作をすると表示されるまで待たされるコトがあり、どうしても全体的な処理速度が遅く感じてしまうんですよね。
おまけにコントラストが低く、タッチパネルの感度も悪いので、快適に操作するコトが出来ず、長時間使用しているとストレスを感じてしまうんです。 これではサクサクと快適に動作するPalmの特徴が台無しですし、早くも「T600Cにしておけば良かった。」と感じるようになってしまいました。
しかし、それはこれまでのPDAの感覚でZaurusを使っていた為に、使いにくいと感じていただけであって、Zaurusの上手な使い方を知れば、けっこう使えるPDAになっていたのです。
その為、今回も使っているうちに妥協できると思っていたんですが、ファイン液晶の使いにくさは日に日に増していく一方でした…。
そうして、色々と考えた結果、1つの決断をするコトになりました。 そう、PEG-T600Cの購入を決意したのです!
内容 | ポイント | コメント |
デザイン | ★★★★★ | 9.9mmという驚異的な薄さやつなぎ目の無いフォルムなど、デザインは最高!ジョグダイヤルの部分も、かなり格好良いです。 |
話題性 | ★★★☆☆ | 人気モデルの新製品ですから、話題は結構あると思います。ただ、デザイン意外に驚異的な変化が見られないのが残念ですね。 |
機能 | ★★★☆☆ | 今まで使用していたZaurusと比べると機能は天地の差ですが、Palm機としてみれば、比較的高機能だと思います。 |
操作性 | ★☆☆☆☆ | Palm自体の操作性は良いのですが、ファイン液晶の見難さや感度の悪さは、色んな意味で特筆モノです。処理も遅く感じてしまいますし、液晶の影響は多いですね。 |
価格 | ★★★★★ | Palmの価格帯が下がっているのも影響していると思うのですが、他のPDAが5万円前後に比べると、29,800円という価格はかなり安いですね。 |
総合評価 | ★★★☆☆ | 平均点数3.4点。 液晶など悪い所は本当に悪いのですが、デザインなど良い所は本当に良いので、総合評価が平均的な★★★となってしまいました。実際、悪くは無いPDAなんですけどね…。 |
メーカー | 名称 | 型番 | 価格(税込) |
SONY | CLIE | PEG-T400(B) | 31,290円 |
スリー・エー・システムズ | Palm辞スパ(総合版) | − | 4,725円 |
SANWA SUPPLY | 液晶保護フィルム | PDA-F2 | 367円 |
合計 | 3点 | 36,382円 |