こんにちは。VAIO S11 の購入を断念した岩崎です。
VAIO Pro 11と同じ 11.6型ワイド液晶、1kgを切る軽量モデル。外形寸法もほぼ同じと、後継モデル的な扱いもされているようですが、実際に確認してみたところ、まったくの別モデルでした。確かに、これは “Pro”ではない。
VAIO Pro 11 での細かな不満も解消され、普通に使いやすそう。
ただ、万能タイプになってしまったが故に、これじゃなくても良いかな…とも感じてしまう。VAIO はもっと尖って欲しかった…。「もう少し Pro 11と 一緒に居ようかな。」そんな気持ちにさせてくれるモデルです。
VAIO復活の朗報と共に購入したのが、愛用中の VAIO Pro 11。
オンでもオフでも、朝から晩まで。毎日欠かさず持ち歩いている影響か、さすがに疲れてきた感が否めません。キートップが外れてしまい、既に修理も経験済み。
スペック的な見劣りも出てきたところで VAIO S11が発表。個人的に待望の新モデルと、ちょっと期待値が高すぎたところもありました。
手にしたときのチープ感が残念
12月9日。発表された その日から先行展示中!という事で、さっそくソニーストア銀座にお邪魔してきました。
手持ちの VAIO Pro 11 を横に並べながら比較してきたのですが、そのチープ感に愕然。
勢いで購入する考えもあったのですが、直感的に 20万出しても惜しくはない!と思わせるには ほど遠い存在。高級感やシャープさが欠けてしまい、Pro 11 のような洗練感がありませんでした。泣
原因は、全体的に角丸になったフォルムと、背面のザラザラしたプラスチック感…。
角が丸い方が バックにも入れやすいですし、取り扱いもしやすいのですが、カジュアル感が増してしまいイマイチ。背面も、もう少しマットな仕上げが良かったです。
中途半端なレガシー感
ウリの 1つでもあるレガシー端子の実装も、個人的には惹かれるものがありませんでした。
VGA端子(ミニD-Sub15ピン)の実装が Pro 13 mk2 で好評だったとの事ですが、HDMIを潰してまで VGAを搭載するとは本末転倒な気がします。HDMIと VGAが共存している事に意味があるワケで、どちらかのままでは 結局 変換ケーブルを持ち歩かざるを得ません。
様々な場所でプレゼンする機会が多いですが、さすがに HDMIの会社が増えてきましたし、どちらがデフォルトかと言えば VGA端子ではないような。VGA端子が横からニョキっと出てる見た目も古くささを否めません。
さらに不要なのが、有線LANポート。
LTEモデムまで内蔵し、既にワイヤレスルーターというスマートな解決策があったにも関わらず、有線LANポートを取り付ける必要性は無かったような…。
携帯性の高さからモバイラーのようなターゲットを狙っているのかと思いきや、レガシーで保守的な会社への導入も意識しているのか。狙うべきターゲットにブレが感じられます。
VAIOらしい 尖ったモデルに期待
求めていた方向性と イマイチ折り合わなかった VAIO S11。
一瞬 惹かれるものもあったのですが、全体的なチープ感を受入れることができませんでした。Proではなく “S”として新しい型番が付与されている事も、納得の別モデルです。
Pro 11 の細かな不満も解消されています。
USB端子も両サイドにあって、バッテリーも持ちますし、普通に使いやすそう。でも、これじゃなくても良いかな…とも感じてしまいました。
せっかく勢いで出費する予定だったのに残念。ちょっと重さが気になるものの New XPS 13 とかのほが面白いカモ知れません。もしくは、久々にデジカメでも買おうかしら。
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