こんにちは。LAN DISKのトラブルに見舞われた岩崎です。
ふと、パソコンのバックアップが行えていないことが判明。調べてみたら、3ヶ月に渡って LAN DISK(HDL2-Aシリーズ)に接続できない状態が続いていたようです。
幸いにも、片方の HDDを交換するのみで解決したのですが、エラーメッセージが深刻すぎて焦りました。同様の状況に陥った方に向けて、詳細を残しておこうと思います。
突然 NASに接続できない!
久々に NASを利用しようと思っていると、以下のエラーが発生。
LAN DISKに接続することができない状態となっていました。
慌てて管理画面にアクセスすると、マウントエラーの文字が…。
データパーティションにアクセスできないとやらで、警告と共にフォーマットを迫られています。泣
まずは落ち着き LAN DISKを再起動すると、ブザーが 10回流れるようになりました。
マニュアルを確認したところ、RAIDが破壊した…という文字が。こういう場合は、無邪気に再起動とかもしないほうが良いそうです。
再起動によって トドメを刺したのか、いよいよ管理画面にログオンすることさえもできなくなってしまいました…。
LAN DISKには、パソコンを使い始めた頃のデータもすべて保存してあったので、いよいよ消えてしまった…と不安になります。そもそも更新するデータでもないので、なにかしらのメディアに書きだしておくべきでした。
数ヶ月前のエラーメール
そう言われてみれば、数ヶ月前にお知らせメールが飛んでいることを思い出しました。
管理画面のログを確認すると、5月末にディスクエラーが発生。HDD1:システムパーティション1にディスクエラーが発生しました
というメールが飛んでいたようです。
初めのエラーメールは 5月24日。もう半年も前のことでした。
ところが、チェックディスクやアクティブリペアーでもエラーが発生しているにも関わらず正常に終了。エラーメールが飛んでいませんでした。
結果、気が付いたら直ったのかな?と誤解してしまい、なんの対処もされないまま 数ヶ月も放置する結果となっていたようです。
日付 時間 | メッセージ |
---|---|
2017/05/24 04:54:31 | RAID監視:ディスクエラー:HDD1:データパ... |
2017/05/24 04:54:32 | お知らせメール:送信 HDD1:システムパーティション1にディスクエラーが発生しました |
2017/05/24 04:54:33 | RAID監視:ディスクエラー:HDD1:システム... |
2017/05/24 04:54:34 | お知らせメール:送信 HDD1:システムパーティション5にディスクエラーが発生しました |
2017/05/24 04:54:35 | RAID監視:ディスクエラー:HDD1:システム... |
2017/05/24 04:54:36 | お知らせメール:送信 HDD1:データパーティションにディスクエラーが発生しました |
2017/05/24 04:54:37 | RAID監視:ディスクエラー:HDD1:システム... |
2017/05/24 04:54:38 | お知らせメール:送信 HDD1:システムパーティション2にディスクエラーが発生しました |
2017/06/02 06:00:02 | アクティブリペアー:開始 |
2017/06/02 06:00:02 | お知らせメール:送信 アクティブリペアー開始 |
2017/06/02 06:00:16 | アクティブリペアー:スキップ:データパーティション |
2017/06/02 06:00:16 | アクティブリペアー:スキップ:システムパーティシ... |
2017/06/02 06:00:16 | アクティブリペアー:スキップ:システムパーティシ... |
2017/06/02 06:00:16 | アクティブリペアー:スキップ:システムパーティシ... |
2017/06/02 06:00:17 | アクティブリペアー:終了 |
2017/06/02 06:00:17 | お知らせメール:送信 アクティブリペアー終了 異常なし |
2017/07/03 04:32:09 | チェックディスク:開始 |
2017/07/03 04:32:39 | チェックディスク:エラー発見 |
2017/07/07 06:00:02 | アクティブリペアー:開始 |
2017/07/07 06:00:02 | お知らせメール:送信 アクティブリペアー開始 |
2017/07/07 09:53:45 | アクティブリペアー:終了 |
2017/07/07 09:53:45 | お知らせメール:送信 アクティブリペアー終了 異常なし |
HDDの交換で ひとまず解決
エラーメッセージを見る限りでは、致命的な状態に見えましたが、片方の HDDを交換するのみで解決しました。
購入したのは、純正の交換用HDD「HDLA-OP1BG」。
HDDの相性などで泥沼化することは避けたかったため、割高でしたが純正品を選択しました。
本体を空けるときはネジが不要。HDDに取り付いている 2本のネジを取り外すのみなので、作業自体は非常に簡単。電源を入れると自動的に修復作業(リビルド)が始まり、3時間ほどで完了しました。
最悪、HDDから直接データを吸い出そうと、シリアルATA端子から USBに変換するケーブルなども購入したのですが、幸いにも?利用せずに終わりました。
恒久的な対策に向けて
実は、2012年に購入してから、まだ 1度も HDDを交換していませんでした。
気が付けば、もう 5年以上も経過しているため、いつこのような事態に陥っても不思議ではない状態でした。
今回は無事故で済みましたが、もう片方の HDDも限界を迎えている可能性は高く、早々に対応する必要がありそうです。
ただ、LAN DISKのメーカー品らしい制約を考えると、Synologyなどの海外メーカー品も気になるところ。
好きなメーカーと 自由な容量の HDDを組み合わせながら RAIDを構築できるので、定期的なメンテナンスを行いながら、段階的な容量アップなども可能です。
…と思っていたら、I-O DATAからもドライブレスモデルが発売されていることが判明。
その名の通り、内蔵HDDが付属していない NASキット(ドライブレス)だそうで、自由に HDDを選択できるのだそうです。最新「HDL2-AAシリーズ」から派生しているようで、スペックも Synology DiskStation DS216jを上回るのだとか。
個人向けだとは思うのですが、なぜかヨドバシ.comに取り扱いがないようなので、さっそく問合せしてみたいと思います。