大幅に改善されたが 所有感が満たされない X100V

こんにちは。FUJIFILM X100Vの購入は見送ることにした岩崎です。

見送った感想に興味がある方は少ないと思いますが、数年後に「そう言えば、こんなこと考えていたねぇ」と思いたいので、記事にすることにしました。ここ最近は、毎日のように X100Vのレビュー記事を読みあさったりしているので、今の気持ちを残しておきたいなと。

見送る決定打となったとは、X100Vの質感。16万円を出して所有したいという気持ちにはなりませんでした。

大幅に改善されたが 所有感が満たされない X100Vのメインビジュアル
さっそく FUJIFILM Imaging Plazaに展示されている「X100V」。旧モデルと比べて、デザインが洗練されているのは確か(好みはあると思いますが)。

ここ最近は カメラにどっぷりの毎日なので、もっと気軽に持ち歩けるに超したことはありません。
その為、以前から噂されていた X100Vの発売は楽しみにしておりました。

約10年ぶりのレンズ刷新。改善されたファインダー。防塵防滴設計。フルフラットになるチルト式液晶。USB-Cの採用。
…などなど、非常に多くの改善がなされていて、今こそ買い時の X100シリーズが登場したぞ!と胸が高鳴っていたのですが、手に取った瞬間に落ち着きました。

上から見たときの感じ。XCレンズのプラスチックのような色味で、隠しきれないチープ感。なんだか壊れやすそうだし、重厚感が感じられない。
上から見たときの感じ。XCレンズのプラスチックのような色味で、隠しきれないチープ感。なんだか壊れやすそうだし、重厚感が感じられない。
ブラックであれば 少しはマシですが、それでも安っぽさが拭えない。
ブラックであれば 少しはマシですが、それでも安っぽさが拭えない。

画質や改善点は間違いないのですが、もう少し持ったときのフィーリングが調整できなかったのか。
いや、これが FUJIFILMの質感なのかも知れないんですが、いずれにしても一気に所有したい気持ちが低下してしまい、購入を断念しました。
X100Vに 16万円出すなら、愛用の X-T3にパンケーキレンズつけた方が使いそうだなと。

MacBookと同じアルミニウムを採用した採用したにも関わらず、このなんか違う感じはなんだろう。
もう少し強めにブラスト処理をしても良かったような気もするし、そもそもマグネシウムのままでも良かったような気もします。マグネシウムの方が頑丈ですし、コンパクトだからこそラフに利用したい。

そこまで極端に小さいワケではない X100V
 高さ奥行き
X100V128.0 mm74.8 mm32.7 - 53.3 mm
X-T3132.5 mm92.8 mm35.4 - 58.8 mm
キャップは従来同様のかぶせ式。個人的には大好き。
キャップは従来同様のかぶせ式。個人的には大好き。
このシンプルさを目指していたのであれば、D-Padの廃止も致し方ないか。
このシンプルさを目指していたのであれば、D-Padの廃止も致し方ないか。

そもそも OVF(光学ファインダー)を利用しないので、X100Vへの執着が薄いんですよね。

危うく購入しかけた Leica M10も、OVFが原因。
自分の撮影スタイルや 撮影技術も鑑みると、どうしても EVF(電子ファインダー)は外せないので、そこまで X100Vにはコダワリませんでした。

…と言うことで、2/26に発表されるという X-T4を楽しみに待ちたいと思います。
推測が正しければ、実質 X-H2だと思うので、Hシリーズを待ち望んでいた岩崎としては、期待通りのモデルになりそうです。

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強面 Keng Chi Yang氏の 眼球ズーム理論セミナーに参加してきた