こんにちは。Surface Pro 12法人モデルを購入した岩崎です。
購入してから既に 1ヵ月以上が経過していますが、想像通り大満足のモデルです。
優れたパフォーマンスを実現しながら、より長いバッテリーの寿命を提供できる ARMアーキテクチャの特徴に、ついに「携帯性」という利便性が加わりました。
いつでもどこでも フルOS(Windows)を活用したいが、できるだけ荷物は減らしたいというユーザーには、マストバイのモデルではないでしょうか。

軽装できる Windowsパソコン
ARMアーキテクチャの Windowsパソコンに、いよいよ携帯性が重視されたという点が最大のポイント。
軽量なパソコンは多々ありますが、フットプリントも重要な観点。
どんなに軽量だとしても、縦横の大きさが大きいと それなりに大きいバッグが必要となり携帯性が良いとは言い切れません。

この携帯性がありながらも、パフォーマンスも十分。
Adobe Lightroomなど Surface Goでは起動が困難なアプリケーションでも、Surface Pro 12では問題なく利用できます。
これまで歴代の Surface Goを愛用してきましたが、あくまでも外出用。
家に帰ったらメインのマシンに切り替えていましたが、そのまま Surface Pro 12を使い続けていることも多いくらいです。

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気になるところ
以下のような点が気になりましたが、購入をためらうほどの問題ではありません。
- キーボードがぺっちゃんこ(傾きがない)
- ATOKが利用できない
- 触り心地が少しだけチープ


1番気になっているのは、キーボードの傾きがなくなってしまったこと。
これまでの Surfaceはキーボードが傾いていたのですが、ぺっちゃんこになってしまいテーブルと水平です。
タブレットモデルの構造上、MOFTのようなスタンドも導入しにくいので、慣れるしかなさそうです。
同様に文字入力で課題になるのが、日本語入力の ATOKが利用できない点。
最初は問題ないかなぁ…と考えていたのですが、使い込んでみると変換精度が悪く、入力ミスの指摘機能もないので意外と不便。
脱字や誤用の指摘、入力誤りの自動修復などの機能面は、慣れでも補えない点なので、早めの改善を祈りたいところです。とはいえ、もう何年も改善しないままですが。。。泣
筐体の触り心地が、少しだけチープなのが難点。
Surface Goはマグネシウム合金が採用されており、エッジのあるデザインなので、見た目にも堅牢性を感じられます。
対して Surface Pro 12はアルミニウム合金の触り心地がプラスチックのような質感。
Surface品質として一定の品質は保たれているのですが、Surface Goと比べると、どうしても触り心地の安っぽさが気になります。

高スペックの法人モデル
Surface Pro 12が発売されたのは 6月ですが、岩崎が購入したのは 9月。
購入までに 3ヵ月も時間がかかったのは、ずっと法人モデルを待っていたからです。
カラーバリエーションがプラチナに限られてしまう一方、メモリもストレージも大容量のモデルを選択可能です。
Surface Pro 12 個人モデル | Surface Pro 12 法人モデル | |
---|---|---|
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Pro |
ソフトウェア | Microsoft 365 Personal | Microsoft 365 Business |
メモリ | 16GB LPDDR5x RAM | 16GB, 24GB LPDDR5x RAM |
ストレージ | 256GB, 512GB (UFS) | 256GB, 512GB, 1TB (UFS) |
BitLocker | × 非サポート | ○ サポート |
NFC認証 | × 非搭載 | ○ 搭載 |
カラー | 3色 (Platinum, Violet, Ocean) | 1色 (Platinum) |
USキーボード | × 選択不可 | ○ 選択可能 |
また、法人モデルの場合は 英語レイアウトキーボードも選択することが可能です。
ただし、受注生産となるそうで、御見積書での注文後に 6週間もの時間がかかるのだとか。。岩崎は待ちきれずに eBayで購入してしまいました。
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ARM版の強みを活かした最適モデル

これまでも軽量になりました!バッテリーの持ちが改善しました!といったパソコンは数々と発売されていますが、Surface Pro 12は内部の仕組みそのものが異なります。
Intel製 CPUを採用した、従来の x86/x64アーキテクチャとは根本的に異なるため、これまでとは別次元で改善されています。
優れたパフォーマンスを低消費電力で提供できる ARMアーキテクチャ。
モバイル機器に最適な仕組みであることはわかっていましたが、従来の形式とは互換性がないために、なかなか実現できていませんでした。
2012年、ARMアーキテクチャを採用した Windows RTは、制約の多さから大不振。2019年に x86アプリのエミュレーションを搭載した ARM版 Windows 10で再起を図るなど、思い起こせば 10年以上の時が経過。今となっては互換性の問題などもほぼクリアとなり、快適に利用できる Windowsに仕上がっています。
そんな Microsoft悲願の ARM版 Windowsがコンパクトなサイズで登場し、目指したかった姿が実現できているモデルではないでしょうか。
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