Windows10 レビュー
“従量制課金接続”を設定し テザリングのパケット代を節約しよう

こんにちは。先月のパケット代が高額だった岩崎です。

VAIO Pro 11を Windows 10にアップグレード後、通信料が増えている事に気が付きました。5GBを超えたタイミングで SoftBankから通知が届くのですが、明らかにタイミングが早い…。

良くも悪くも、インターネットとの親和性が高い Windows 10。インターネットに接続されているのが当たり前…という思想もあるようで、躊躇なく通信をしてきます。

スタート画面のタイル表示(ライブタイル)や、立て続く Windows Update等が影響しているのは言うまでもないですが、正しく従量制課金接続の設定を行う事で、パケット代を大幅に節約できる事が可能です。

“従量制課金接続”を設定し テザリングのパケット代を節約しようのメインビジュアル
Windows10にアップグレードしたところ、テザリングしている iPhoneのパケット料が増加…。

設定方法

設定方法は慣れてしまえば簡単で、以下の 2ステップ。
  1. パケットを節約したいネットワークに接続
  2. ネットワークの設定から 詳細オプションの変更
尚、ネットワーク(回線)ごとに設定が必要なので、iPhoneや PocketWiFiなど複数のネットワークを利用している方は、その回線ごとに設定を行います。

1. パケットを節約したいネットワークに接続

対象のネットワークに接続した上で「ネットワーク設定」をクリック。

まずは、iPhoneや PocketWiFiなど パケット代の制限があるネットワークに接続します。
接続が完了したら、タスクバーの通知領域(画面右下)に表示されているWi-Fi ネットワークのアイコンをクリックし、ネットワークの一覧を表示。
ネットワーク設定をクリックし、ワイヤレスネットワーク接続の画面を表示します。

2. ネットワークの設定から 詳細オプションの変更

「詳細オプション」の中にある「従量制課金接続」の設定をオンに変更します。

スクロールしていくと詳細オプションのリンクがあるので、クリック。従量制課金接続の中に、従量制課金接続として設定するをオンにします。
これで、接続しているワイヤレスネットワークが、“制限付きのデータ通信プラン”である事を認識してくれます。

テザリングが多い方は 設定をオススメ

タスク マネージャーで実際の通信料のチェック。従量制課金接続を認識しているかも確認できます。

従量制課金接続として設定する事で、テザリング中は 余計な通信を抑える事ができ、パケット代の節約に繋がります。

Windowsのサポートページによると、スタート画面のタイル表示(ライブタイル)や Windows Update等が制限されるようです。

  • Windows Update で、優先度の高い更新プログラムだけがダウンロードされる。
  • Windows ストアからのアプリのダウンロードが一時停止される。
  • スタート画面のタイルで更新が停止する。
  • オフライン ファイルが自動的に同期されない。
引用元:Microsoft 従量制課金接続: FAQ

リリースされたばかりという事もあり、Windows Updateの頻度が高め。
その度にパケット代が消費されてしまっては あっという間に制限を突破してしまうので、テザリングなどでの利用が多い方は 早めの設定をオススメ致します。

もちろん、スタート画面の不要なタイルの削除、ライブタイルのオフといった設定も効果的。
ニュースやマネー等、Windows 10 にバンドルされているものの、不要と思われるアプリは アンインストールし 根源から断ち切ってしまうのもアリです。


尚、今回の従量制課金接続で通信が抑えられるのは、この設定に対応しているアプリケーションのみ。
非対応のアプリでは 今回の設定を行っても通信をしてしまうので、他に通信料が多いアプリがないかは 適宜タスクマネージャーにてチェックくださいませ。

※例えば、ウイルスバスターなどは対応済。公式サイトを見ると従量制課金回線接続設定を行っている状態で、従量制課金回線に接続した場合、ウイルスバスター クラウドが行うデータ通信量を低減します。と記載があります。

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