1999/03/03の日記

1999年の日記

こんにちは。　岩崎です。

今日の話題は何て言っても、『次世代プレイステーション（以下：ＰＳ２）』の話しでしょう。

前回にもこの話題について少々触れましたが、昨日３月２日に、ＳＯＮＹがＰＳ２の基本性能等を発表した事が始まりです。

…と言う事で興味がある場合は、直接ＳＯＮＹのホームページに行ってみるのも良いかも知れません。
ＵＲＬはもちろん『 http://www.sony.co.jp/index-j.html 』です。(^^)

さて、ココで問題になってくるのがドリームキャスト(以下:ＤＣ)の問題。

…まぁ、発売は来年と言う事で、まだまだ時間があるにせよ、ある意味Ｎｏ.１になる道は少ないでしょう。

…何て言っても、まず今までのプレイステーション（以下：ＰＳ）との
互換性があるという時点で、かなりの影響だと思います。

それにプラスして中途半端じゃない驚きのスペック。
プレステの互換がある所でみると、プロ向けのプレステという感じですね。

売れてくればいずれ価格を下げて、今のＰＳみたいな感じにすると思います。

それにかなりの未来性があるので、これで結構長い時間やって行く事が可能です。
その為に、このＰＳ２が今のＰＳ以上に売れた場合は、以後なかなか新ハードを発売する事はかなりの戦略が無いと、Ｎ６４の様になってしまうというわけです。
もしかすると３ＤＯ並になる可能性も０ではありません。

…まず注目したいのが、そのＣＰＵ。
ビット数はＤＣと同じですが、周波数は１００ＭＨｚ多い３００ＭＨｚ。
しかも、０.１８ミクロンプロセス技術を使用しているので、ドリームキャストの玩具の様なＣＰＵとは格が違います。
なんせ、全てのレジスタを１２８ビット化した事で、（ＳＯＮＹによれば）最新ＰＣの４倍の性能になるらしいです。
この最新というのはホントに最新で、Ｐｅｎｔｉｕｍ２、３の搭載されている機種の事です。
…なんせ１秒間に３.２ＧＢ転送しますからね…。(^^;

…さらにビックリする部分はそのメディア。
なんとＰＳ２のソフトはＤＶＤでの配布となります。
ＤＶＤと言えば、普通のＣＤと同じ大きさなのに、最高１７ＧＢまでも記録する事ができるまさに次世代のメディアです。
なんせ１面に２層書きこむ事が可能なので、（正確には違いますが）１枚なのに、ディスク２枚分という事になります。

…とは言ったものの、多分両面使用は無いと思いますので、大体８.５ＧＢくらいの容量になると思います。

…しかし、今までのＣＤ－ＲＯＭの容量は６４０ＭＢ。
それから考えると約１３倍ですから、ＦＦ８なんて余裕で１枚に入れる事が可能です。

…しかもＭＰＥＧ２デコーダも、１２８ビットＣＰＵ内に埋めこまれているので、高画質な映像を３ＤＣＧと同時に操作する事が可能になります。
これは言葉で言う事は簡単ですが、ＭＰＥＧは結構処理が重たいのでこれを再生するだけでも結構大変です。
しかも３ＤＣＧまでも一緒に扱うわけですから、これはトンでもない事ですよね…。

…で、さらにＰＳ２には凄いものがついています。
それがＩＥＥＥ１３９４とＵＳＢポート。
ＩＥＥＥ１３９４（ｉ.Ｌｉｎｋ）は前の日記でも言っていた通り、１秒間に数ＭＢ転送可能な規格です。
これがＰＳ２に採用されるとなると、ＰＳ２をビデオカメラ等に接続して、動画の編集等も可能になります。
実際にＳＯＮＹからはこのＩＥＥＥ１３９４がついている、デジタルビデオカメラを発売していますし、これから様々な機器が登場してくると思います。
一部のＨＰでは、いずれ家の中の全てのものは、このＩＥＥＥ１３９４で接続する事になる。…とまで言っています。

…また、ＵＳＢもついているので、パソコンのコントローラやキーボード、マウス等も扱う事が可能なので、特別に開発すると言った事が必要なくなります。
もちろんプリンタにも接続する事ができるので、デジカメで撮った写真等を印刷するなんて事も不可能ではありません。

…また、通信ポートにはＰＣカードを採用。
つまり市販で売っているモデムなんかの使用が可能になる？？
…という事なんでしょうか…。

…また、最初に言った通り、このＰＳ２はかなりの未来性があります。
今までの事でも既に未来性があるのですが、画質にもさらなる向上が加えられています。

それが画像出力の解像度の向上。
いわゆる高精度デジタルＴＶに対応と言う事です。
今までのＰＳの解像度は６４０×４８０ドットが最高でした。
しかし、このＰＳ２は、１２８０×１０２４ドットという、桁外れの解像度を実現しています。…こいつはかなり綺麗ですよ…。
１０２４×７６８でもかなり綺麗ですからね…。

…と言う事でもう時間が無いので今日はこの辺で失礼致します。
あと詳しい事はＳＯＮＹのＨＰに行って下さいね。

それでは最後に今までのＰＳと次世代のＰＳとの違いと、ついでにＤＣの違いも載せておきます。

　　　　　　　ＰＳ　　　　　　ＰＳ２　　　　　　ＤＣ
　　　ＣＰＵ：３２ビット　　　１２８ビット　　　１２８ビット
　　　周波数：３３.８ＭＨｚ 　３００ＭＨｚ　　　２００ＭＨｚ
メインメモリ：１６ＭＢ？　　　３２ＭＢ　　　　　１６ＭＢ
　　演算性能：１５０万/秒 　　７,５００万/秒　　３００万/秒
サウンドｃｈ：２４ｃｈ　　　　４８ｃｈ＋α　　　６４ｃｈ
　　メディア：ＣＤ－ＲＯＭ　　ＣＤ＆ＤＶＤ　　　ＧＤ－ＲＯＭ(1GB)

…ってな事で今日はこの辺で失礼されて頂きます。m(_ _)m
（いや～、なんとか間に合った…。(^^;）

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１９９９年　３月　３日　水曜日　　岩崎 仁【NIFTY ID:FZK11464】