フルサイズでも APS-Cでもない "FUJIFILM" という 3つの魅力

こんにちは。FUJIFILMの世界観にハマる岩崎です。

ミラーレス一眼の人気も相まって、次から次へと魅力的なモデルが発売される デジタルカメラの世界。価格もピンキリで幅広く、良いものを選べばキリが無いですが FUJIFILMの購入は大正解でした。

Blogの写真をキレイに撮りたい程度の動機なので、高額な出費ないかがなものか。X70さえ購入していれば…と悔やんで悔やんで、早一年。ついにミラーレス一眼の沼に足を踏み入れてしまいました。

さっそく追加レンズが欲しい今日この頃ですが、APS-Cなのでサイズも価格もちょうど良い。このバランスの取れたシステムが、自分の身丈に合っており とても心地が良い世界観です。

フルサイズでも APS-Cでもない "FUJIFILM" という 3つの魅力のメインビジュアル
FUJIFILMでは「Xシリーズ」として、ミラーレスデジタルカメラを展開。レトロデザインが特徴的です。

3つの魅力

異質で独特な雰囲気を醸し出す FUJIFILM。
取っつきにくい面もあると思いますが、以下のような特徴が魅力的です。

  1. APS-Cサイズに集中したラインナップ
  2. レンズ評価が高い(APS-Cサイズにおいて)
  3. 使い込んだときにわかる 作り込まれた操作性

特に、APS-Cサイズに特化としたシリーズ展開を行っている点に惹かれました。
センサーサイズの違いが、携帯性や価格帯などに影響し、負荷のないバランスの取れた世界観を実現しています。

1. APS-Cサイズに集中したラインナップ

APS-Cサイズのミラーレスは、Sonyや Canonからも発売されています。

デザインや質感、機能性などは、圧倒的に Sonyの方が勝っているように思えます。ただ、フルサイズへの力の入れようが明らかで、APS-Cサイズのレンズ普及などに不安が残ります。

対して、FUJIFILMにはフルサイズのラインナップがありません。APS-Cに集中し、扱いやすく、撮影を楽しむための世界を構築しようというしています。

APS-Cサイズに集中する FUJIFILMのラインナップ。一眼レフスタイルの「X-Tシリーズ」や、レンジファインダースタイルの「X-Eシリーズ」。「X-A」シリーズは、エントリー向けという区分け。

マップカメラに掲載されているインタビューには、以下のような記載があります。

先ず第一に、私たちは機動力があって、コンパクトなシステムで、スナップ用途で使えるいわゆる「35mmフィルムカメラの世界」を作りたかったんです。

X-Transを使うことによって、一回り小さいセンサーサイズでも解像力含めフルサイズセンサーに一方的に負けるようなことはないと、物理的要因で負けるとしたら被写界深度だけです。

その被写界深度で負けるのだったら、開放から絶対使える画質のレンズを作ればクリアできる。
仮にフルサイズのレンズで開放から隅々までMTF曲線がビシッと真っ直ぐなレンズを作ろうと思ったら巨大なレンズが出来上がる。でも、小型化すると画質に影響が出たり、開放F値が暗くなったりするんですよね。
そうすると、今度はせっかくのフルサイズの開放のボケ量がAPSと変わらなくなる。

じゃあ我々は開放から使える明るいレンズを作ってやろうということになったんです。そうやって理詰めで考えていくと我々にとってメリットがあるのはAPS-Cだろうということになったんです。

引用元:【FUJIFILM×マップカメラ】X-Pro2担当者インタビュー

“良い感じの写真を手軽に撮りたい” 岩崎にとって、このコンセプトは非常に共感できました。

フルサイズで中途半端なレンズを選択するくらいなら、APS-Cで良いレンズを手軽に購入する方が、結果としては良い画質を得られそう。レンズを追加で持ち歩いても、フルサイズのように大げさになることもありません。

大事なのは、自分の身丈に合っているか否か。
既にアマチュアの域を超えている場合や、資金が莫大に存在している場合は、フルサイズという選択肢も可能になると思いますが、岩崎にとっては充分なスペックです。

2. コンパクト、低価格、なのに 高画質

APS-Cの特徴を最大限に活かすよう、FUJIFILMには 小型で明るいレンズが充実。画質優先の方針はレンズにも反映され、単焦点レンズが充実。おまけに、低価格です。

標準単焦点レンズ「XF35mmF2 R WR」は、防塵・防滴・耐低温構造ながらも 4万円前後。神レンズと言われる「XF35mmF1.4 R」さえも、6万円程度で購入することができます。

35mm判換算85mm相当の単焦点 大口径中望遠レンズ「XF56mmF1.2 R APD」。フルサイズの同様スペックよりと比較すると非常にコンパクトで、価格もお手頃。コンセプト通り開放から使いやすく、APDフィルターで柔らかなボケも実現します。

最近は樹脂製でチープなレンズも多いですが、金属パーツを全面に採用した丁寧な作り込みで、手にした時の高級感は所有欲を満たしてくれます。

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フルサイズであれば とても手が届かない仕様のレンズでも、10万円前後で購入可能。レンズを楽しむというミラーレス一眼の魅力を、思う存分に楽しむことができます。

3. 作り込まれた操作性

独自性が強いと言われる FUJIFILMの操作性。

確かに Sonyなどの取っつきやすさは群を抜いています。岩崎も、店頭で触れている時は FUJIFILMの操作性に不安を感じていましたが、購入してみるとスグに慣れることができました。

プログラムオートの「P」、絞り優先の「A」などが一般的ですが、FUJIFILMには その概念がありません。
そういった用語を覚える必要が無いですし、優先したいダイヤルを操作すれば残りをカメラが補完してくれるので、直感的に扱えます。

また、X-E3には「オートモード切換レバー」も搭載されているので、なにも考えたくない場合はレバーを ON。すべてをカメラ側に委ねる「アドバンストSRオート」となり、被写体だけを見つめ 一心不乱にシャッターを切り続けられます。

電源 OFFの状態でも、天面を見れば撮影条件が一目でわかる。FUJIFILM Xシリーズ伝統のスタイルです。

特に気に入っているのが、細かい要望に応えてくれるメニューの作り込み。

少し特殊な設定を行おうとしても、応えてくれる場面が非常に多いです。深い機能は制限が多い他社と違い、長く使い込むことができる安心感があります。

例えば、親指AFを設定する場合、シャッターボタンからAF機能を解除することは当然可能です。
ただ、フォーカスモードがオートの時は通常通りに機能して欲しい。さらにフォーカスリングを動かした場合は、その設定を優先して欲しい。などなど細かい好みが出てくるのですが、なんだかんだで設定できてしまう懐の深さが素晴らしい。

おかげで、メニュー構成が深くなってしまい取っつきにくいのは確かですが、非常に練られた設定構成。限られたリソースを 店頭での初回ウケではなく、内面を磨く。このあたりのセンスは、今も昔も FUJIFILMらしい選択です。

撮って出しで写真を楽しめる

“良い感じの写真を手軽に撮りたい” 岩崎にとって、「フィルムシミュレーション」は想像以上に便利でした。
《参考》Film Simulationの世界 #1

おまけのような機能だと勘違いしていましたが、実際に利用してみると奥深く、撮影が楽しくなってきます。

おまけ的な機能だと勘違いしていた「フィルムシミュレーション」。

みんなで旅行に行ったり、イベントで撮影したり。
写真を撮るのは好きですが、すべての写真をレタッチするような時間は取りにくい。

フィルムシミュレーションがあれば、撮って出しで利用できるクオリティに仕上げてくれるので、スグに写真をシェアできます。

心地よい“Xシステム”の世界観

初めて購入したデジタルカメラ FinePix 700

いま思えば、初めてデジタルカメラを購入したのも FUJIFILMでした。

過去の日記を見返したところ、もう 20年も前だったとは驚きですが、ユニークな縦型フォルムと、質感の高いアルミ合金外装が特徴の、当時としては “イケてる”デジタルカメラでした。

その後、スーパーCCDハニカムへと進化したものの、カタログ表記が問題になったりと、マーケティングの弱さにモヤモヤする時期が続いていました。

それからコンデジに流れてしまい Sonyや Canonを利用することになりましたが、改めて FUJIFILMを選択することになるとは運命的なものを感じます。

FUJIFILM独自の「X-Trans CMOSセンサー」。非周期性の高いカラーフィルターやローパスフィルターの廃止などによって、フルサイズクラスの高画質を実現しています。

APS-Cという、センサーサイズの一つではなく、すべてにおいてバランスの良いシステムを作り上げようとしている FUJIFILM。

フルサイズは大きすぎる、1型サイズでは小さすぎる。そのような悩みから APS-Cサイズを悩まれている方は、ぜひ検討してみると良いかと思います。

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