1999年の日記
こんにちは。 岩崎です。
今日は7月7日で七夕です。
ビューアーのホリィちゃんに日付の確認をしましたか?
しかし、さすがにこの歳になると、言われるまでさっぱり気が付きませんね。
早いですね…。7月なってもう1週間も経つんですよ。
スピーカーの件もあってなかなか待ち遠しいようで、色々あってあっというまというようで複雑な感じです。
…で、今日新装開店しているお店の開店日がついにわかりました。
どうやら予想通り、10日開店らしいです。
その日のイベントもあるらしいですし、早速行って見なくては!(^^)
さて、毎度の事遅い見かけだけ56Kbpsモデム(苦笑)。
しかしまだまだ学生の身。専用回線なんて贅沢言っては言られませんよね。
…そこでまず手短な所から始め様と、ISDNを密かに考えています。
1回線で2本分。さらにちょっと高速、128Kbps(16KB/秒)を実現するISDNなら、今よりは少しはマシになるはず!
それに電話もパソコンを通じて接続しているので、インターネットやパソ通をしている時に電話を使用する事ができません。
しかし、ISDNには、2本分の回線、B1・2チャンネルと、通信相手や電話番号の情報転送の為のDチャンネルがそれぞれ存在します。
ちなみに、Bチャンネルはご存知64Kbps、Dチャンネルは16Kbpsです。
でも、良く考えたら電話回線は1本しかありません。
それなのに何故3本もの同時使用が可能なのでしょうか??
実はISDNは、8,000分の1(125μ)秒と言う、素晴らしく短い間隔で送信・受信を切替てそれぞれのデータを送受信を行い、いかにも同時に使用している様に見せかけるのです。
いわゆるピンポン方式って奴ですね。
なんと8,000分の1秒間の間に、B1チャンネルの1データ(16Bit)と、B2チャンネルの1データ(同じく16Bit)。
さらにDチャンネルの1データ(4Bit)が送信(受信)され、4,000分の1秒の間に、送信と受信が完了します。
Bit(ビット)とは、1バイトの1/8なので、Bチャンネルはそれぞれ8,000分の1秒の間に、半角文字2文字(合計4文字)を送信(受信)している事になります。
…と言う事で、当たり前ながら今までのモデムではISDNが使用できません。
そこで、DSU(Digital Service Unit)と言うものが必要になってきます。
このDSUは、主に上記の様なデータの送受信を行うものですね。
さらにその受信したデータを、パソコンと電話に分ける為の、ターミナルアダプタ(Terminal Adapter)、TAも必要になってきます。
まぁ、この頃はDSUを内蔵したTAが主流になってきたので、これ1つで十分なんですけどね(苦笑)。
…って事で、ISDNにする為に第一歩目はTAの購入から!
早速NECのホームページに行きましょう。(^^)v
何て言ってもNECは、パソコンは駄目ですがTAだけは一流ですからね。
既に100万台出荷を達成し、国内最大のシェアを誇ります。
それが、NECのTA『 Aterm(エーターム)シリーズ 』なんですね。
その中でも現在最新最高級のTAが『 PC-IT75D1A 』。
しかし、デュアルUSB等、いかにも要らない機能がたっぷりなので、そこから1ランク落とした『 IT60D1A 』、35,800円が買い時だと思われます。(^_^)
色はiMacを意識したようなスケルトン(もちiMac対応(笑))と、黒っぽい感じの2種類がありますし、何て言ってもUSBと言う部分がポイントです。
今までTAの接続には『 RS-232C 』というポートが使用されていましたが、通信速度が128Kbpsに達しない為に(高速なものも存在します)、ISDNの本当の力が発揮できませんでした。
しかし、USBなら最低でも1.5Mbps。つまり1,536Kbpsなので、ISDNの本当の力128Kbpsを発揮する事ができるワケです。
それに接続も簡単ですしね。(^^)
…とUSBで思い出したんだけど、NOMADのマザーボードによるバグの修正されたドライバが、やっとホームページ上で公開されましたね。
発売から数週間と言った感じですね。まずまずと言った所でしょうか?
…が、どう考えてももう遅いですね。もう世の中はRio500です(笑)。
USBに64MBの内臓メモリと来たら、もう勝ち目は無いでしょう。
…って話がずれちゃったけど、とりあえず友達もISDNにしてみるらしいので、まずは様子を見てみる事にしてみましょう。
こっちはお金もないですしね。(;_+)
TAはNECの、iMacにあわせた様な、『 IT60D1A 』のスケルトンモデルにするんでしょうかねぇ~?
…とiMacと言ったら、iMacを見事にパクった、FuturePowersのパソコン『 E-Power 』が予想通り、Apple社に発売停止と障害賠償の支払いを求められているって話題ですな。
そりゃあそこまでパクったら当たり前ですよねぇ~。(^-^;
…え?!そんな話始めて聞いたわ!とか、見た事が無い人は、発売元『 E-Power 』のホームページに飛んで下さい。
http://www.futurepowerusa.com/ …英文ですけど(爆)。
…ちなみにこっちはMacじゃなくてWin98機でして、CPUは、Pentiumの安価版にあたる、Celeron400MHz。
ハードディスクは6.4GBで、メモリは64MB。
ディスプレイは15インチ、1280×1024の表示に対応。
フロッピーディスクやCD-ROMドライブ、56Kbpsモデム、USBポートも付いています。
しかもiMacよりも安いって話ですから、下手したら買っちゃう人が多いかもしれませんよねぇ~。
やはりApple社、信用を守り抜くにはココを頑張って置かないと、またまたiMac発売前の時期に戻ってしまいます(笑)。
…それにしても、今日『液晶』と『TFT』別のものと思っていた方がいました。(^x^;
…そうなんですよねぇ~。
薄いディスプレイ、いわゆる液晶ディスプレイといわれるものは、意外にもまだまだ理解されていない人が多いようなんですよね。
…って事で、前回のウイルスに続き、今度は液晶ディスプレイを知ろう!という話。 …また長くなりそうだ。(^^;
さてさて、液晶というものは、表示装置の中では、結構身近な存在です。
時計、電卓、コンポ等、液晶は様々な家電その他に採用されていますよね。
特に電卓や時計等に使用されている液晶を、TN(Twisted Nematic mode liquid crystal)型液晶と言います。
液晶と言うものは、一定の方向だけの光を通す、偏光板と呼ばれるものを使用して、表示のON・OFFを切り替えます。
まず1枚目の偏光板は、『 - 』の方向の光しか通しません。
さらに2枚目の偏光板は、『 | 』の方向光しか通さないので、結果的に光が無くなってしまう事になります。
例えば、細い横方向の穴があいた紙に懐中電灯で光を通すと、当たり前ながら光は紙の部分で遮断され、細い横の穴の部分だけ光が通りますよね。
次に細い縦方向の穴があいた紙にこの光が通ったらどうなるでしょうか?
当たり前ながら最終的にあちらに届く光は小さな点だけになります。
しかし、その点は穴が細ければ細いほど見えなくなる為に、普通は目まで光が届かず、液晶部分は『黒』と判断します。
そこで、液晶の力を借り、1枚目を通った光を90度ねじらせる事で、光を横から縦にねじらせるなるので、2枚目の細い縦方向の穴も通れる様になるわけです。
その為に目に光が届き、液晶部分は『白』と判断します。
これが液晶の原理なんですね。
しかし、液晶をパソコンのディスプレイに使用するには、最低でも640×200ドットの点々が必要です。
こうなって来ると、今の様に単純な方法では、液晶の分子を十分に変化させる事が困難になってきます。
そこで考え出されたのが、STN(Super Twisted Nematic)液晶、直訳、すっごくゆがんちゃった液晶です。
その名の通り、今までTN液晶は90度しか光がねじれなかったのに対し、STN液晶は、ぐぃっと270度程光がねじれます。
こうする事で、640×200程度の解像度でも、十分なコントラストのとれた表示が可能になりました。
しかし、色が黄緑色または青色っぽく変色したり、ねじれ角度が多かった為に反応速度が遅くなってしまい、素早く動くマウスカーソルに付いていけず、マウスカーソルが消えると言う現象や、動画等は表示できるレベルではありませんでした。
その後、色の問題は解決されたものの、パソコンでは640×480や、800×600を超える様な、高解像度を要求するようになった為、電極1本1本に電圧をかける単純マトリクス駆動を採用している、STN液晶では実現するのが困難であり、安価なもののイマイチ実用性にかけてしまいました。
そこで画面を2つに分割し2つのSTN液晶を採用して、今まで以上の高解像度化&反応速度の高速化を目指した、DSTN(Dualscan STN)液晶が開発されました。
ほんの数年前のノートパソコンでは、このDSTN液晶が多く採用されていました。
…が、所詮はSTN。倍になろうがなんだろうが、反応が遅い事には変わりがありません。
そこでお金に余裕がある人の為のノートパソコン等には、アクティブマトリクス駆動を採用した、TFT(Thin Film Transistor color liquid crystal display)液晶が、使用されました。
このTFT液晶は、1ドット1ドット(セル)にトランジスタが埋め込まれているので、与えられた電圧を保持する事ができます。
つまり、光をねじったままの状態を保持できる為に、高いコントラストと安定したむらの無い表示が可能になります。
さらに駆動力が強い為にSTNでは無くTN液晶を採用している為に、STNの欠点だった反応の遅さや、色の変色もありません。
しかし、1ドット1ドットにトランジスタを埋め込む為に、たった640×480の解像度のディスプレイを作成するだけで、307,200個ものトランジスタが必要になり、さらにカラーの場合は、1ドットにRGBの3色が必要になる為、その3倍の、921,600個ものトランジスタが必要になります。
もちろんその分TFT液晶は高価でしたが、この頃は当たり前の様に採用されており、中には、高い透過率を持つ低温ポリシリコンが採用されている、贅沢なTFT液晶も出てきました。
その他、視野角の問題を解決したスーパーTFT等、様々な液晶が存在します。
この頃はTFTも結構安価になってきていて、何かと液晶ディスプレイが話題になっていますよね。
省スペースに省電力、歪みも全く無く、1ドット1ドットがそれぞれ有るので、CRTディスプレイからは全く考えられない程画質もシャープで、さらに、電磁波も少ない等など、もはや良い事ずくめの様ですが、馬鹿みたいに高価で、手に届く価格では解像度が低く、階調表現がとても悪く、見る角度によって色調が変化する等、無視のできない欠点も随分と多いです。
例えばSONYのTFT液晶の18.1型ディスプレイは、最大1,280×1,024なのに、458,000円もします。
ちなみに液晶の画面サイズは表示領域を計るのに対し、CRTディスプレイの画面サイズは、ブラウン管の大きさを計る為に、液晶で15型と言ったら、CRTディスプレイでは、16~17型ディスプレイに相当します。
つまり、18.1型というと19~20辺りですね。
普通19型のディスプレイは、10万円もしませんし、解像度も1,800×1,440くらい表示できるので、その差は歴然としていると思います。
そこで、どうせ高いお金を出すんならと言う事で僕が注目するのが、自己発行型フラットパネル、FED(Field Emission Display)です。
まだまだ実用化もされていない様ですが、今のディスプレイの調子が悪くなってくる頃には、販売されていると思います。
特徴は、液晶以上の省電力で、省スペースが実現でき、応答速度も実に高速で、視野の角度も全くありません。
どちらかと言えば液晶よりも、CRTディスプレイに近いです。
CRTディスプレイは、懐中電灯の様な電子銃という所から、電子ビームを撃ち表示していましたが、このFEDはまさにそんな感じで、なんとこの電子銃が画面にびっしりと敷き詰められているのです。
また、高電圧を加えて電子を取り出す冷陰極を使用する為に、消費電力も低くでき、バックライトが不要な為に、TFT液晶よりも省電力が可能になると言うワケです。
液晶は自分で発行する事ができませんからね。
後ろから蛍光灯等で照らす必要があります。
ちなみに、裏面から照らす方式をバックライト方式と、左右から照らすサイドライト方式等があり、現在は後者のサイドライト方式が多く使用されている様です。
しかし、このFEDは疑ってしまうほどコストが高いらしく、未だに実用化されていません…。
この部分がなんとかなれば、問題無しの表示装置なのです…!
…と言う事で、とんでもなく長くなってしまいましたけど、これで液晶もそこそこバッチリですな。(^^)
…と、そう言えば今日SONYから、2周年モデルのVAIOのパンフレットとか色々と届いたんだっけ。
(一体何枚頼んだんだ?(爆))
いや~、やっぱり2周年モデル『 PCG-N505SR 』は良いですねェ~。
あのデザイン!あのスペック!全てにおいて完璧です。(^-^)
やっぱり薄さは19.8mmだぜぇ~!!
それに辺にもっこりとしていない所もイカします。
…とココで余談だけど、11時前(例えば10時58分)に接続しても、ちゃんと11時からテレホーダイに切り替わるらしいです。
いや~、これがどうなるのか気になって、夜も眠れなかったんだよね(嘘)。
…と言う事で、今日はこの辺で失礼致します。^-^/~
いつもこれくらい書けると嬉しいなぁ~(おぃ)。
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1999年 7月 7日 水曜日 岩崎 仁【NIFTY ID:FZK11464】
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