2000年の日記
こにゃにゃちはぁ~! 岩崎です。
いや~、やっぱりゆっくり眠れるってのは実に幸せな事ですね。
さて、今日はなんだかんだで話題が沢山あるんですけど、まず最初に話題に出しておきたいのは、何て言っても昨日発表されたCAIOの時計型MP3プレーヤーです。
カシオペア等のモバイル機器を発売していますし、昔はプレミア価格が付くほどの人気だった、G-SHOCKを発売しているので、こう言った物がCASIOから発売される事は十分に予測できたのですが、このニュースを聞いた時は、何でCASIOからなの!?って感じでかなり驚きましたね。
…という事で、早速この『リストオーディオプレーヤー(WMP-1V)』の仕様を見てみた所、残念な事にあまり大した事は無さそうです。
まず、時計型と言う事で、アラーム機能やストップウォッチ機能等、時計としての機能を持っていて、54×49×19mmで約70gと、そこそこの大きさにもまとまっています。
パソコンとの接続にもUSBを採用していて、4分前後の曲なら1分弱で転送する事ができ、カラーバリエーションも、ブラック・グレー・ダークグレーの3種類を発売、デザインもCASIOらしく、なんとか良い感じでまとまっています。
さらに、英数字で曲名、アーティスト名の表示も可能で、数十種類のダンスキャラクターが音楽に合わせてダンスする、モーショングラフィックを搭載しています。
シャッフル、ループ等再生機能も充実しており、ココまでなら良い感じかと思うのですが、32MBの内臓メモリに、何故かマルチメディアカードが使用されていて、交換できるのかと思いきや、ユーザーによる交換は不可能。
さらに外部からメモリを拡張する事はできず、結局搭載できるメモリは内蔵されている32MBマルチメディアカードのみ。
ならば近々発売される、64MBのマルチメディアカードへの交換サービスを行うのかと思いきや、そう言った交換サービスの予定もありません。
もう少しの改良でマルチメディアカードスロットを搭載できたんだろうし、交換サービスもしないなら、独自のメモリを搭載して、もっと小型化や大容量化を目指した方が良いと思うんですけどね…。
なんだか中途半端な物になってしまっています。
この点についてCASIOは腕時計の機能を考えた等と話しているものの、多分、スロットを搭載する事になる後継機で同じ部品を採用する為に、中途半端な物になっているんだと思います。
CASIOはそういう商品が多いですしね。
ちなみに32MBというと、CDと同じ音質といわれる128Kbpsの場合は32分前後、ちょっとしたスピーカーなら音質劣化が目立ってくる、96Kbpsでもたったの44分前後しか記録する事ができません。
また、充電式のリチウムイオン電池を搭載しているものの、4時間のフル充電で、再生できる時間はたったの4時間しか再生する事ができません。
これで37,000円ってのは少し高いと思います(3月30日発売)。
それに、時計からイヤホンのケーブルが出ているのは、かなり邪魔になると思うので、実用的でもないと思いますしね。
やはり、時計型のプレーヤーは松下にかけるしかありませんね。
こちらは、SDカードスロットを搭載して、イヤホンもワイヤレスタイプのものだという話ですし。
でも、時計型よりもやっぱりヘッドホン型の方が実用的だと思いますんで、松下がヘッドホン型タイプの物を発売する事を期待しちゃいますね。
大きさも時計型にくらべて大きくできますし、コードも全く必要ありませんし。
とりあえず、SDカードの開発には、前回ヘッドホン型の、ソリッドオーディオプレーヤーを発表した東芝も含まれているし、松下が作らなくても、東芝が作る可能性は高いかも…。
でも、その場合ソリッドオーディオはどうなるんだろう??
多分規格上SDカードにソリッドオーディオは持ち込めないと思うから、ソリッドオーディオを捨てるしか無いよねぇ…。
それか、規格の中にソリッドを取り込むとかね。
ちなみに、このSDカードの普及促進の為の組織『 SD Association 』が、今日米国で設立されたらしいです。
どうやら、この SD Association には、コンパックやキヤノン、オリンパスやIBM等、合計70社も賛同しているらしいですね。
来年中には256MBの大容量のSDカードを量産する事になっていて、ますます期待のかかるSDカードですけど、SONYのメモリースティックも捨て難いよね…。
…で、話は戻りますが、CASIOはこのMP3プレーヤーの他に、リストカメラ(WQV-1)という時計型デジタルカメラも発表しています。
こちらは5月と6月にそれぞれ数モデルが22,000円で発売されます。
大きさは52×40×16mmで約32g(バンド部を除く)、白黒16階調の28万画素()で独自の圧縮方式を採用し、内臓1MBのメモリに100枚保存する事ができます。
120×120ドットで16階調の液晶(20×20mm)が搭載されていて、写真それぞれに最大24文字のメモを登録する事が可能。
パソコンとのは赤外線通信にてデータを転送する様になっているみたいです。
気になる電池寿命は1日1分間カメラを使用した場合、約半年使用できるらしいので、連続3時間程度と言う事ですね。
まぁ、何といっても初期型ですから、仕方ないんですが、こちらもあまり期待できるものでは無さそうです。
デザインは結構良い感じなんですけどね…。
とりあえずココからスタートして、いずれはカラーモデル等が発売される事を期待します。
256色程度のカラー写真が撮れるようになれば、何て言っても腕時計サイズですし、色々と少しは使い道が出てくると思いますしね。
また、変わってSONYさんも、新たに『 Network Walkman(NW-E3) 』たるものを米国で発表しました。
64MBの内臓メモリを搭載したMP3プレーヤーで、大きさは80×56×14mm。
4月に330$前後で発売される予定で日本での発売は未定らしいですが、日本ではメモリースティックウォークマンが発売され、1月22日には、119.8×24.0×21.5mmという小さいMP3プレーヤー
バイオミュージッククリップ(MC-P10)が発売されますから、日本で Network Walkman を発売してもあまり意味はないでしょう。
…そう言えば、SONYの話で思い出しましたけど、昨日SONYやらセブンイレブンやら、NEC等の大手メーカーが合併して、ECビジネスを提供する新会社『セブンドリーム・ドットコム』を、設立するらしいです。
『EC』ってのは、Electronic Commerce の略で電子商取引って意味で、具体的には、パソコン等の端末から電話回線等を利用して、商品の売買等の商取り引きを行う事で、伝票処理やデータ検索の省力化、データ・ミスの減少、伝送時間の短縮等、様々な高価が期待できます。
セブンドリーム・ドットコムは、早速来月2月に新会社を設立して、6月には専用Webサイトでサービスを開始するらしいです。
名前からして、URLは、http://www.seven-eleven.com/ でしょうか?
…と思ったら既にこのURLは存在したんで、もっとわかり易い、http://www.7-11.com/ かな?
…ってそんな事はどうでも良いとして、10月以降にはセブンイレブンに専用の端末装置を設置して、もちろん、セブンイレブンの上にあるイトーヨーカ堂にも設置する予定。
さらにサービスを拡大していくらしいです。
サービス内容は主にチケット販売や旅行商品等の販売の他に、音楽データの販売等かなり幅広く展開させるみたいですね。
もちろんその為にセブンイレブンに設置される端末装置には、MDやキャッシュカード等のスロットを搭載し、さらにスマートメディアやコンパクトフラッシュリーダーも搭載しています。
つまり、いずれはこの端末を利用して、MDやスマートメディア等のICカードに曲を、ダウンロードする事が可能になると言うわけですね。
…ただ、なんでメモリースティックではなくて、MDなのか?ってのが疑問ですが…。
また、下の方にはデジタルプリント出口という所が存在しているので、スマートメディアスロット等を利用して、デジカメのプリンタにもなる事が考えられます。
さらに、プラットフォーム(システムの土台になる物)には、なんと Win2000 Server と、SQL Server 7.0 を採用しているらしいです。
SQLって言うのは、IBMが1976年に開発し、今では国際標準化機構ISOに認められた、データベース参照言語の1つ。
そのマイクロソフト版が SQL Server と言うわけ。
7.0は現在の最新版で、WinNTで動作します。
また、この端末の開発・販売はNECが担当し、インフラにはもちろん『 BIGLOBE 』を利用します。
ちなみにこの端末の大きさは1360×550×450mm。
…と言う事で、似たような事をローソンが始めているっぽいですが、スマートメディアリーダー等を搭載したり、バックにココまでの大手メーカーがいたりと、もはや勝負は決まったも同然。
さらに将来的には携帯電話を端末にする計画もあるらしく、これが実現すれば、上記の端末を利用しなくても、チケットの予約などが行える事になります。
…と言っても、既にそういった事はiモード等で行えますけどね。
…という事で、なんだか長くなってしまいましたが、色んな意味でまたもや凄い事が始まっているみたいです。
来年の21世紀は本当に時代は変わっていますね。
…で、長くなったと言った割にはさらに話は続きます(笑)。(^_^;
こんなに時間がある日は滅多にありませんからね。
もちろん話題は昨日言っていた通りWin2000の話題です。
去年の12月22日に開発が完了し、予定通り2月18日に発売されつつある、 Win2000 Professional(以下:Pro版)と Win2000 Server。
さらに上位クラスに3月3日発売予定の、 Win2000 Advanced Server も存在しますが、個人的に購入する場合は、Pro版が妥当な所でしょう。
Win2000は、当初Win98とWinNTの総合OSと言われていましたが、1999年8月11日の『 今日の日記 No.770 』等でも言った通り、Win2000は、結局の所WinNTの後継OSでした。
ただ、Win98で標準対応している、USBやIEEE1394、プラグアンドプレイ等のWin98の本当に一部の機能を取り込んだので、Win98との総合と言われたんだと思います。
つまり、Win95や98等からWin2000へ移行する事は、殆どOSを変更するのに近い状態になると言う事です。
それに、NTといえば元々企業用のOSですからね。
そこで、最近ははWin98の後継OSと言われる、『 Windows millennium 』を待つという人が増えているらしいです。
そこで、僕も最初はそうしようかと思っていたんですが、
【 Windows Millennium の特徴 】
・レガシーフリー用のパソコンOSになり完全に初心者向けになる。
・Easy PC をサポートし、家電感覚でパソコンを使用する事。
・パソコン未経験者でも簡単にインターネットに接続できるようにする事。
・ユーザーインターフェースの改良。
・インターネットエクスプローラ6.0の搭載。
・不正操作等からのシステムファイルの保護。
・自動的にファイルの修正を行う自動修正機能。
・起動時間の短縮。数十秒という噂も…。さすが家電感覚だ…。
・ゲーム等がより手軽にできる為の機能やAPIの強化、DirectX8.0。
…という事を知り、さらに millennium は、Win98から、Win98SE(セカンドエディション)への変更程度になるらしく、オタクの道に突き進む自分にとっては不要のOSと言う事になりました。
ちなみに、millennium の特徴の最初に出てきた、レガシーフリーと言うのは簡単に言えば、初心者用パソコンと言った感じで、『レガシー』つまり、パラレルポートやISAバス等の、比較的古いインターフェースを取り払い、USBやIEEE1394等の、簡単なインタフェースだけを持ったパソコンの事を言います。
こうする事で、接続時の混乱を避けられるほか、不要な部分を取り払う事で、パフォーマンスが向上する等のメリットがあります。
今更パラレルポートやISAバスなんて使用する事は滅多にありませんしね。
また、millennium の後継OSとして、OSコアにはWinNTを使用した、 Neptune(ネプチューン)と言う物も存在しますが、こちらは、millennium をさらに改良し、エラーメッセージ等もより解りやすい物にする等、ますますオタクな自分の路線とは離れていってしまっています。
しかも、マイクロソフトのQ&Aのコーナーで、
|Win2000はWinNT4.0の後継バージョンであり、|企業ユーザーのためだけのOSではありませんか?
…という質問に対して、
|いいえ、Win2000はWin95/98のユーザーも
|お使いいただけるように設計されています。
…と解答していますし、結局自分はなんだかんだでWin2000に移行する事に決めました。
Win95に比べ安定していると言われていたWin98でも、DOSだのを引きずってきているのでかなり不安定ですしね。
この不安定のお陰で大切な情報を何回消してしまった事か解りませんし、安定性という部分だけでもWin2000へ移行する価値は十分あります。
WinNTは1つのソフトが暴走しても、他のソフトには滅多に影響する事がありませんからね。
ファイルシステムにも、復元機能等を搭載して、FAT(File Allocation Table)以上の信頼性を誇っている、NTFS(NT File System)を採用していますし、メモリを搭載すればするほど、パフォーマンスが上昇するという所もかなりいい感じです。
Win95やWin98では、64MB以上のメモリを搭載しても、あまり処理速度が向上しませんでしたからね…。
それと、WinNTは、CPUを複数搭載するデュアルプロセッサにも対応しているので、Win2000にしたら是非デュアルプロセッサにしたいですね。
2倍お金がかかるし、そんなに複雑な計算は滅多にしないと思うけど、デュアルプロセッサなんて滅茶苦茶格好良いし、1GHzのデュアルプロセッサなんて最高じゃん(笑)。
それと、最近個人でデュアルプロセッサにする人が増えてきていて、対応マザーボードの種類も増えてきているしね。
あと、Win2000は全体的なパフォーマンスも向上しているし、うぅ~ん…実に快適そうだ…。
ただ、Win2000へ移行する場合は、今までの情報を全て移行するのは大変なので、1からソフトをいれ直しする必要もありますし、周辺機器の対応の問題やソフトウェアの互換性の問題も出てくるので、そう簡単に移行できないのが問題ですよね…。
特にWin95/98からの移行の場合は、下手すれば全ての資産を捨てる事になりますし…。
…という事で、自分はもう1台Win2000用のパソコンを組み立てて、2台を操作して、じわじわ今のパソコンから移行していこうと思っています。
とにかく出来る仕事は全てWin2000で行っていれば、いつかWin98でやる仕事は無くなると思いますしね。
もちろん、資金や作成しているフリーソフトの問題も出てくるんで、この作戦の実行は来年の5月か6月辺りになると思いますけど、もしかすると、Win2000がプリインストールされている、VAIO N505(サブノートパソコン)になるかも知れません。(^^;
Win2000は、Win2000自体が全ての電源管理を行う、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)という、新しい電源管理技術に対応しているので、デバイスごとに電力レベルを細かく設定し、ノートパソコンならバッテリー駆動時間をより長くする事ができるので、どうせなら、Win2000がプリインストールされている、ノートパソコンを購入した方が良いですよね。
…という事で、まだまだWin2000の機能は色々あると思うし、移行が大変なものの、今までの物を引きずっていたのでは、本当の力を出す事はできないし、こうやって色々調べてみると、Win2000に思い切って移行する価値はかなりありそうですね。
元々できればWinNTへ移行したいと思っていたし、安定大好きの自分としては、もしかするとそんなに移行する時期は遅くないかも知れません。
それでは、かなり長くなってしまいましたが、今日はこの辺で失礼致します。^-^/~
《 今まで以上に安定動作のフォント君4.03、2000年に大公開!! 》
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2000年 1月 7日 金曜日 岩崎 仁【NIFTY ID:FZK11464】
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