2000年の日記
こんにちは。 平均睡眠時間が14時間近い岩崎です(爆)。
前回『 今日の日記 No.958 』では、話題別に段落を作成しての日記でしたが、さすがにあれでは行き過ぎでしょう。…という事で、今日は - * - で区切って書いてみようと思います。
これならそんなに今までの日記の雰囲気を崩さずに、書きやすく、ちょい見やすくなったかな?って思いますしね。
- * -
NIFTYの様々なサービスを受ける為のフリーソフトウェア、ニフマネ(NIFTY MANAGER)のWin2000対応版である、Ver.5.12が、昨日の午後2時から配布されたと言う事で、早速今日の0時頃から14.1MBもあるセットアップファイルを、気合でダウンロードしてきました。
さすがに公開直後だった為、回線が込み合い切れまくりでしたが、なんとか3時頃にダウンロードする事ができ、無事セットアップも終了しました。
Win2000への対応だけだったんで特に変更された点は無いんですが、とりあえず最新版になったという事で気分的にはかなり満足です。(^^)
- * -
前回 Pentium3の1GHzが2000年の9月頃に登場すると発表し、特殊な冷却装置無しに1GHzの Pentium3を動作デモを行って、注目を浴びたIntelでしたが、その直後にAMDがアルミ配線技術よりも高クロック化し易い、銅配線技術を利用した新しい Athlon を、1.1GHzで動作させ、注目は一気にAMDに集まってしまいました。
そこで(?)Intelは、今日1.5GHzで動作する、次世代CPU『 Willamette(ウィラメット) 』を世界で始めて発表しました!
Pentium3の弱点を補い、全く新しい技術を採用したウィラメットが、遂に本格的に公開される事となったワケです。
また、ウィラメットの主な特徴も明らかとなったので、今日は時代に乗り遅れない為にも、ウィラメットがどんなCPUなのかを見てみる事にしましょう!!
まず1番の特徴はFSB(FrontSide Bus:フロントサイドバス)が、400MHzと超高速だと言う事です。
データを車で例えるとすれば、FSBは車線と言う事にになります。
つまり、このFSB(車線)が広ければ広い程、沢山のデータ(車)が通過出来る様になるというワケです。
ちなみに、カトマイ(Katmai)と呼ばれていた、旧型の Pentium3のFSBは100MHzで、その後133MHzにパワーアップされた Pentium3が、カッパーマイン(Coppermine)です。
また、AMDの Athlon は、200MHzとかなり高速になっていますが、残念な事に現在この200MHzを活かせるマザーボードはありません…。
高速過ぎてCPUやメモリのデータの受け渡しを管理する、チップセットが付いて来れないんですよね…。(^x^;
AMDの純正のチップセットのFSBも100MHzだし…。
…で、今回発表になったウィラメットのFSBは400MHzと、かなり高速ですが、何やら新しいチップセットも発表したらしいので、多分ウィラメットと同時に、400MHzのFSBに対応した、新しいチップセットを発売して来るかもしれませんね。
…とは言っても今度はメモリその他が付いてこなくなるんで、実際どうなるかは解りませんけどね…。(^x^;
次にウィラメットの特徴と言えるのは、SSE(Streaming SIMD Extensions)をさらに強化した、SSE2への対応でしょうか??
SSEと言うのは、Pentium3に搭載されている、マルチメディア処理用の命令セット(インストラクション)で、正確にはストリーミングSIMD拡張命令と言います。
SIMD(Single Instruction Multiple Data)と言うのは、1回の命令で同じ様な処理を繰り返したりする事で、Pentium2等に搭載されているMMX(MultiMedia eXtension)等も、SIMDの1つです。
このMMXをさらに拡張した物がSSEで、そのSSEをまたさらに拡張した物がSSE2というワケです。
このSSE2を採用する事で、このSSE2に対応したソフトウェアなら、簡単な命令で複数の処理を行う事ができる為、動画の再生&圧縮等がより高速に処理する事ができるワケです。
そして3つ目の特徴は、1、2、3…等の整数を使って計算をする整数演算ユニットが、CPUの周波数の倍で動作すると言う事です。
特に3次元グラフィックスとかの計算でもしない限り、殆どは整数での計算ですし、整数演算ユニットはCPUの超基本的な機能の1つなので、基本的な事だけに、同じ周波数でもより良いパフォーマンス結果を出す事ができると思います。
その他、並列して処理できる数を増やす為に、パイプラインのステージ数の増加したり、高い周波数でも動作する様に設計したりする等、ウィラメットには様々な工夫がされているみたいです。
あっという間に2GHzまで高速化されるって話もあるし、Win2000への移行をする為にパソコンを購入するのは、ウィラメットが出るまで待ってみるのも面白いかも知れませんね…。
そうすればUSB2.0も問題なく取り込めるし、Win2000では、i.Link(IEEE1394)をサポートしているんで、もしかするとその頃のマザーボードは、i.Linkが標準搭載されるかもしれないし…。
…とは言っても年末まで待てそうに無いし、こんな事していたら一生購入できそうにも無いし、やっぱりパソコンは買いと思った時が買い時かもね。
でも、早速ウィラメットを購入して、あっという間に高速化されるって言うのも悲しいから、やっぱり今は Pentium3辺りを購入して、ある程度ウィラメットが高速化されてきたら、ウィラメットに移行するのが無難かな??
- * -
EPSONがスキャナとプリンタを合体させた、カラー複合機『カラリオコピー(CC-700)』を発表しました!
スキャナ部分は、解像度600dpiの各色12bit入力で、 GT-7000 並のスキャナを搭載し、プリント部分は、解像度1,440×720dpiのドットサイズは6plで、 PM-770C 並のプリンタを搭載しています。
気になる価格は79,800円と、スキャナとプリンタを別々に購入した方が良い感じの価格ですが、このカラリオコピーは一体型という事で、コピー等が簡単に行えると言う事がポイントでしょう。
またスキャナとプリンタを持っていても、元の原稿に色を合わせるのは結構難しいものがありますが、一体型ならそう言った問題も無く、綺麗に色を合わせる事が出来ます。
カラーマッチングっていう奴ですね。
その他、読み込んだ画像をFAXとして送れるソフトや、画像から文字を判断して文章ファイルにしてくれるOCRソフトの他、カレンダーを作成するソフトが付属してきます。
また、読み込んだ画像を、自動的にE-Mailに添付してくれるソフトもあるんですが、あんまり僕はこう言うソフトは好きじゃありませんね…。
もちろんもっと色んな人にパソコンの楽しみを知ってもらいたいんで、悪くは無いんですけど、こういうソフトだからこそ、もっとしっかりと作って欲しいと言う事です。
ただ画像を添付するソフトだったら、圧縮もいい加減で、画像のサイズもドデカクなっちゃって、送る方も受け取る方も大変です…。
ですから、ソフト側でしっかり画像を把握して、画像の大きさやファイルサイズは適度か?とか、圧縮方法は、GIFかJPEGのどちらが向いているか?
とかをしっかり判断して、メールに添付して欲しいでしょ?
色々な細かい設定を付けたソフトは初心者には解りにくいので、こう言ったソフトがあるんだと思いますから、メールに画像を添付すると言ったその目的を達成するだけじゃなくて、省いた部分はしっかりソフト側でやってくれるような、もしくは初心者でもこう言った作業が簡単に出来るようなソフトを作成して、付属して欲しいですね。
…って、別にカラリオコピーやEPSONに限ったワケでも無く、EPSONの事を言っているワケでもないんです。(^x^;
- * -
前回、CATV(ケーブル)網を使用した、高速インターネットを、ドリキャス(ドリームキャスト)を使用してサービスを始める事や、ドリキャスのネット会員が100万人を突破した等と、SONYのプレステ2の発売を間近に迎え、何かと慌しいセガですが、今度は、ドリキャス用のデジタルカメラ『 Dreameye 』を発表してきました。
大きさは、80×58×19mmと結構小型で、持ち運ぶ場合は、80×35×19mmの電池ボックスが必要になります。
電池ボックスには単4型アルカリ乾電池2本が入って、連続300枚分の撮影が可能です。
メモリは内蔵式で、増設は不可能。
640×480ドットの静止画を最大31枚の撮影が可能です。
本体ドリキャスとの接続には、コントローラ端子を使用して接続、こうして取り込んだ画像は、ビジュアルメモリに保存したり、メールに添付して送る事が出来ます。
また、この Dreameye はデジタルビデオカメラともなり、シーマンの様に本体にマイクも接続すればTV電話になるという物なんです。
画像の圧縮技術にはKDDの『 MeeTwo(仮称) 』を使用する事で、低速な電話回線でもクオリティの高い動画を送信する事ができるみたいです。
(噂では1秒間に2~3コマらしいです)
その他、最大25秒の動画を添付してメールを送れたり、通信ゲームでキャラクターの変わりに自分を表示させたり、画像認識技術を応用したゲーム等に使用できるみたいです。
前々からそれっぽいのが出ると言う話はありましたが、デジタルカメラにもなるって部分は、セガにしてはなかなかの戦略??でしたね。
ちなみに発売は6月頃で、価格は未定らしいです。
前回TOMYが6,980円で発売したデジタルカメラよりも高機能なんで、6,980円前後と言った所でしょうか??
- * -
DVD等の普及にそって、最近良く耳にするようになった3Dサウンド。
簡単に言えば今まで右と左の2つのスピーカー(2ch)だけだったのを、目の前にセンタースピーカー(1ch)を置いて、さらに後方に2つのリアスピーカー(2ch)を設置し、スーパーウーファー(0.1ch)を置いてあちこちから音が聞える様にした物が、3Dサラウンドと呼ばれたりします。
しかし、合計6つのスピーカーを購入しなければならず設置も大変で、小さな部屋だと音がこもってしまう等、3Dサウンドを実現するには、かなり面倒な物でした。
そこで、手軽に3Dサウンドを実現しようと、東京電機大学 音響情報研究室やサザンプトン大学等が開発したのが、ステレオダイポールという技術です。
このステレオダイポールという技術をを利用すれば、隣接した2つのスピーカーで、手軽に3Dサラウンドを実現する事が出来るワケです。
このステレオダイポールを逸早く採用したスピーカーが、ダイマジック社の『 DiMAX 』ですが、遂にI/Oデータからも、このステレオダイポールを搭載したスピーカー、『 P2DiPOLE 』が発表されました。
子機への出力機能を備えているので、複数の P2DiPOLE を接続でき、ディメンジョン、ゴースト、クリスタル、プリズム等の、4種類のエフェクト機能も搭載しています。
スタンダードモデルの価格は19,800円で、専用サブウーファーが付属するプレミアムセットは29,800円で、プレミアムセットには、5.1chで作成したDVDビデオが付属します。
光入力とアナログ入力を備えていて、2チャンネルのCDも広がりのある音で再生できるんだそうです。
また、I/Oはそんなに意識していないと言っていますが、発売日はプレステ2に合わせて3月4日となっていて、プレミアムセットに付属するDVDビデオは、FF8、フロントミッションサード、クロノ・クロス、チョコボの不思議なダンジョン等のムービーが収録されている、スクウェアムービーコレクションと実にベタベタ。(^x^;
まさにプレステ2の為のスピーカーと言っても良いでしょうね。
ちなみにダイマジック社の方も、重低音用スピーカー接続端子等を搭載したり、ゲーム用の3Dサラウンドバーチャライザーを搭載した、『 DiMAX 』のプレステ2モデルの発売を、19,800円辺りで考えているみたいです。
ちなみに自分は前回5.1ch分のスピーカーを購入しちゃったんで、機会があればそれでも使おうと思っていますが、当分は、2万円以上も出して購入したスピーカーで行こうと思っています。
- * -
…という事で、本当はDTSやドルビーデジタル等の話から、DVDビデオの話題まで行くハズだったのですが、いきなりウィラメットのNEWSも入ってきたりして、後半は全然時間が無くてこれが精一杯でした…。(;_;)
まぁ、そのうち話題がなくなる日が来ると思うんで、その日まで取っておくことにしましょう。(^x^;
それでは今日はこの辺で失礼致します。^-^/~
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
日記への意見感想等、随時募集中! http://member.nifty.ne.jp/Hito/
岩崎 仁(FZK11464@nifty.ne.jp) 2000年 2月 17日 木曜日
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
※ 本ページは、テキスト形式で配信されていた時代の過去記事を一括で変換しています。一部、読みにくい部分があるかと思いますが、ご容赦ください。