2000年の日記
こんにちは。 岩崎です。
昨日、日本最大級の漫画やアニメ等の総合情報サイト、『 MANGA ZOO (http://www.mangazoo.com/) 』が開設されたと言う事で、どんなもんだか行ってみました。
コミックスウェーブが開設するこのホームページでは、漫画等の最新情報等の他、タイトルや作者等のデータベース等の他、キャラクターグッズの発売や、ユーザーの情報交換の場所として、今後海外への進出も考えているそうです。
…で、そのTOPページの部分には、今月のカバーガールとして、吉野 紗香の写真が載っていたんですが、吉野 紗香って、1982年5月14日生まれだったんですね…。
今まで年上だと思ってました…。(^x^;
どうも年齢を当てるのが苦手で殆ど当たった事がありません…。(;_;)
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東京電力やソフトバンク、マイクロソフト等の大手メーカーが出資する、インターネットサービスプロバイダ『スピードネット』。
無線を使用した定額インターネットサービスの、モニターによる実験が前回1月17日に終了し、今年の夏に本格的にサービスが開始されるみたいです。
そのサービス方針が、NTTよりも高速で、NTTよりも安いサービスを提供するという事。
実に素晴らしい方針ですよね。
現在NTTは月々8,000円(5月から4,500円)の定額サービス、『IP接続サービス』を試験的に提供していますが、通信速度はたったの64Kbps(約8KB/秒)。
しかし、スピードネットは数Mbps(128KB/秒以上)の通信速度を実現し、より安価なサービスを開始するんだそうです。
いやはや、最近はこう言った情報が滅茶苦茶流れてきますね…。
SONYもセガもアットホームもCATV(ケーブルTV)網を使用した、高速インターネットを始めるみたいだし、天下のNTT時代もそろそろ終わりでしょう。
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Pentium3等で有名なCPUメーカーIntelが、メモリの販売メーカー『 Infineon 』に、約277億円(2億5千万ドル:$=110.9円)もの出資をしました。
Infineon と言えば、世界でも指折りの半導体メーカーで、もちろん今回の出資はダイレクトRDRAMの普及の為です。
IntelはダイレクトRDRAMの普及等の為に、去年もサムスン電子に約111億円(1億ドル)の出資をし、一昨年はミクロンになんと約554億円(5億ドル)の出資をしています。
ダイレクトRDRAMとはご存知の通り、Direct Dynamic Random Access Memory の略で今一番高速なメモリの事です。
Intelの予定では、前回登場したチップセットi820が出る事で、このメモリを採用するパソコンが次々と登場し、今頃はかなり安価になっているハズだったのですが、実際は主流のRDRAMに比べて数倍以上の価格の差がある為に、未だに採用するパソコンが殆どありません…。
それでもIntelは、ダイレクトRDRAMを普及させたいらしく、前回もi820で2RIMM+2DIMMの正式サポートを発表しました。
『RIMM』と言うのは、ダイレクトRDRAM等の高級メモリを装着するスロットの事で、『DIMM』と言うのは、現在普及しているRDRAM等のメモリを装着するスロットの事です。
今まで、i820ではこのどちらかのみの使用をサポートしていたんですが、これで2RIMM…つまり2つのRIMMスロットと、2つのDIMMスロットの同時使用が可能になったというワケです。
この事で、最初は現在普及している安価なRDRAMを使用しておいて、ダイレクトRDRAMが購入出来る様になったら、マザーボード等他の部品を交換する事無く、スムーズに新しいメモリに移行することが可能になるというワケなんです。
また、2000年の後半頃に発売される
グラフィックチップ等が全て1つのチップに収まった低価格なCPU、ティムナ(Timna)に採用するメモリも、ダイレクトRDRAMにするみたいです。
安価なCPUに、高価なメモリを使用するってのは、何とも理解に苦しむ組み合わせですが、メモリの速度が低速だとグラフィックの性能が向上しないし、ダイレクトRARAMを使用した方が、省電力にも、省スペース化にもなるらしいんで、将来的に見てもダイレクトRDRAMの方が良いらしいんですね。
もっと具体的に言えば、さっきも言った通り、グラフィックチップ等はチップ内に総合されているので、画像を一時的に保存しておく為のメモリに、メインメモリを使用する事になります。
しかし、いきなり高価なメモリを搭載するワケにはいかないので、ダイレクトRDRAMが安価になるまでは、今までのメモリを搭載する事になるみたいです。
そうなると、グラフィックチップを内蔵して折角チップ数を減らしたのに、今までのメモリを使用する為の変換チップを搭載する事で、チップ数は元通りという悲しいスタートになるという噂です…。
最近広告も下手だし、こんなんじゃ本当にAMDにやられちゃいますよね…。
…そう言えば、次世代のCPUウィラメット(Willamette)用には、 Ultra ATA/100 に対応した、Tehama(テハマ)というチップセットが使用されます。
Ultra ATA/100 と言うのは、転送速度100MB/秒を実現した、内臓ハードディスク等を接続する為の Ultra ATA/66 に続く新規格です。
この Ultra ATA/100 に対応したIDEインターフェースカードが、台湾ABITという所から、世界で始めて発表になりました!!
しかし、あまりにも速過ぎる発表の為、現在対応している周辺機器は一切無く、今の所購入しても宝の持ち腐れ状態ですね。(^x^;
まぁ、今から Ultra ATA/66 にしたいんだって人は、購入しておくと後先便利かも知れませんけどね…。
それにしても、最近CPUの高速化や低価格化もあって、よりマルチメディア化が進んでいる為に、様々なインターフェースが高速化されていますよね…。
USBは、今までの12MB/秒から、一気に60MB/秒まで高速化させたUSB2.0が発表され、SCSIも負けずに160MB/秒と恐ろしく高速な Ultra 160 を発表。
そしてIDEも、Ultra ATA/100 まできちゃいましたもんね…。
しかも、最近ではシリアルATAとやらも出現してきて、転送速度は何と数百MB/秒(750MB/秒以上?)になるんだとか……。
なんだかこうコロコロバージョンアップされると、規格が規格じゃない感じがしますね…。(^x^;
ちなみにチョット前まであんなに期待されていた IEEE1394(i.Link) ですが、ライセンス量が高いだのその他の理由で、誰も採用しなくなってしまいました(笑)。
それにUSB2.0は IEEE1394 以上に高速だし、今更 IEEE1394 を使用する意味は無いでしょうね。
DV関係も残念ながらDVD-RAM等に変わりつつありますし、 IEEE1394 は、伝説のインタフェースになりそうです。
とりあえず自分としては、最終的に内臓機器も含めて、USBで接続できると便利になるんだけど…とか思っています。
一応マザーボードに内部に、USB端子を付けたりするマザーボードもあるワケだし、USB3.0(出るのか?)辺りで実現してもらえればと思います。
マウスからハードディスク、プリンタその他を含めても、128台を超える事は無さそうだしね…。
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最近こう言う認識物が流行っているのか解りませんが、オムロンから指紋照合を利用した『指パス』が、3月3日から19,800円で発売されます。
これを利用すると、インターネットへ接続する時等のパスワードの入力を、パスワードで行わず『指紋』で行う事が可能になります。
照合時間はたったの0.8秒なので、パスワードを入力するよりも高速で、より安全な接続が行えます。
その他、スクリーンセーバーのON/OFFを、指紋照合で行う『ワンタッチスクリーンセーバー機能』も搭載しているので、パソコンから離れた時に、勝手にパソコンをいじられるのを防ぐ事が出来るワケです。
接続は手軽なUSBで、USBから電源を供給し、他人を間違って認識してしまう確立は0.01%(10,000人に1人)、本人を他人だと判断してしまう確立は、1.4%(1000人に14人)だそうです。
まぁ、こう言うのは結構面白そうなんでお金があれば買っても良いんだけど、ケガや傷、照合システムの故障とか、なんらかの原因で、指紋が読み取れなくなった時が怖いんで、イマイチ購入に踏み切れません…。
その時の為のパスワード入力なんて機能を付けたら指紋照合の意味が無いし、もう絶対開く事が出来なくなるわけでしょ??
そうなったらもうデータそのものを削除するしか方法は無くなるし、何かと不便そうなんだよね…。
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アイアクセス(iAccess)から、名刺サイズの小型CD-ROMが発売されました。
名刺サイズと言うか、シングルCD(直径79mm)の左右を、名刺サイズ(幅57mm)にカットしたデザインのCD-ROMです。
丁度小判みたいな形で、プレスされてからカットされるワケではなく、最初からこの形で作成されているみたいです(モールディング製法)。
他にもCD-RやDVD-ROM等があり、容量はそれぞれ30MB(幅が60mmある50MBもある)と400MB。
アイアクセスでは、このCDを『アイアクセスカード』と名前を付けていますが、CDでは無く、『カード』と付ける部分が結構ポイントで、このカードでキャラクターグッズ等を発売すれば、新しいコレクションの対象にもなるんじゃないか?と言っています。
ただ、CDですから真中に穴があいているので、デザインがしにくいですし、CDプレーヤーに負担がかかる感じですよね…。
まぁ、点対称のデザインなので、そんなに神経質になる事はないんですが、僕はあんまり使いたくありません…。
それに僕のコンポはチェンジャーですし、1度入れたら戻ってこないかも知れません(笑)。
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ダイマジックやI/Oデータ等から、プレステ2(プレイステーション2)に合わせて、様々なスピーカーが発売されていますが、なんと、クリエイティブメディアからもプレステ2用の、新しいスピーカーが発表されました!!(>_<)/
クリエイティブメディアと言えば、超有名なサウンドカード『 Sound Blaster 』や、MP3プレーヤー『 NOMAD 』等を発売している有名メーカーですが、そんな有名なメーカーが、プレステ2に合わせて発売してきたとなると、ますますプレステ2の凄さというか、その影響力の凄さに涙がでちゃいますね…。
『SONYバンバンザイ!』って感じでさ…。
もちろん、今回発表された、『 Creative Cambridge DeskTop Theater PlayWorks 2500 』は、正式にプレステ2対応して発売されたスピーカーで、 Sound Blaster 等にも使用することが出来ます(以下: PlayWorks )。
また、今までI/Oデータ等から発表になっていたスピーカー等は、2つのスピーカーだけでしたが、今回発表されたスピーカーは、ちゃんとスタンド付きの5つのスピーカーと1つのサブウーファー、それにアンプが付属している本格的な5.1chスピーカーです。
5つもスピーカーがあるのは、今まで通り前方に2つのフロントスピーカー、そして後方に2つのリアスピーカー、最後は、目の前に1つのセンタースピーカーというワケです。
これで、後ろから音が聞えたり、頭の中でジェット機が飛んだりする様な、DVD本来の臨場感を出す事が出来るというワケなんですね。(^^)
…と、ココで注意して起きたいのが、プレステ2自体には、この6つ(ウーファーも含めて)のスピーカーを接続する端子は、無いという点です。
ですが、代わりに光デジタル出力と言う部分があります。
つまり、この光デジタルで出力されるデータの中に、6つのスピーカー分のデータが入っていると言うわけなんです。
もちろん光デジタルで出力されるデータを、物理的にも直接スピーカーに接続する事はできないので、その光デジタルのデータを6つのスピーカーに分割するのが、『アンプ』と言う物なんです。
つまり、この光デジタル入力に対応しているアンプが付いていれば、プレステ2対応と言う事になるワケです。
プレステ2対応と言っても別に特別な物では無いんですよね。
また、光デジタル入力に対応していても、そのフォーマットに対応しているか?等も問題になってきます。
プレステ2では、ドルビーデジタル(Dolby Digital)の他に、より高音質のDTS(本当は小文字で書く)にも対応しているので、出来ればこのDTS(DigiTal Surround)に対応している物が良いんですが、今回発表された PlayWorks は、ドルビーデジタルと、ドルビープロロジック(Dolby Pro Logic)にしか対応していません。
…ですが、普通はこれで十分なんです。
その理由を説明する前に、まずドルビーの説明をしたいと思いますが、ドルビーって言うのは、元々ノイズ(雑音)を取り除く為の録音・再生方式で、ドルビーサラウンドとなってから、なんだかいつの間にかこんなにややこしい規格になってしまった様です。
上記の中で一番古いのが、ドルビープロロジックと言う物ですが、プロロジックは、左右の2ch分(つまりステレオ)しか記録されていません。
しかし、この2chに『センター』と、モノラルの『リア』のデータが練りこまれていて、アンプ(デコーダー)で、この前後のスピーカー分の信号を取り出す事ができます。
しかし、正確に元の情報を取り出す事ができない為、完全に分離する事ができず音が混ざっていました(セパレーションが悪い)。
そこで登場するのが、ドルビーデジタルと言う物で、これは最初から6つのスピーカー全てが分離されて記録されている為、セパレーションが非常に良くて、さらにデジタルにてデータを転送する為に、音の劣化が少ないという特徴を持っています。
ただ、6つもの音声データをそのまま記録したのでは、膨大なデータ量となってしまう為に、記録するチャンネル数をモノラル(1.0ch)・ステレオ(2.0ch)・
ウーファー無し(5.0ch)等から自由に選択できるようになっていて、さらに1/10以上も圧縮された形でDVD等に保存されています。
もちろん、1/10以上も圧縮するワケですから、MP3同様に気付かれないように無駄な部分をカットして圧縮する為、どうしても劣化する事になってしまいます。
そこで、1/3程しか圧縮しない高音質なDTSが登場してくるワケです。
しかし、このDTSはDVDビデオでは採用しなくても良い、いわゆるオプションという事になっている為、DTSだけで記録されているDVDビデオは存在せず、必ず標準フォーマットのドルビーデジタルで記録されているので、ドルビーデジタルだけに対応していれば問題ないと言う訳なんですね。
ですから、この PlayWorks さえあれば、十分に5.1chの3Dサラウンドを体験する事ができるというワケです。
デザインもそこそこ悪くは無い感じですし、防磁設計だし(当たり前)、スピーカースタンド、ケーブルその他も付いてきて42,800円だし、とりあえず手軽に3Dサラウンドを実現したいという人は買いだと思います。
…ちなみに、数万円でスピーカーを購入しちゃった自分は、引越しのついでにちょっと凝ってみようと思っています(笑)。
HMDもして、さらに3Dサラウンドときたら、もう言う事無いでしょう!(^-^)
…という事で、本当は前回35,000円で購入した、SONYのスピーカーセットを使用するべきなんですが、現在使用している SONYの『 SS-T505 』をさらに3本買い足して、3Dサラウンド環境を建築してやろうと思っています(爆)。
1本13,000円(+専用スタンド)なので結構馬鹿にならないんですが、5つのスピーカーは全て同じもので揃えるというのは基本らしいので、今使用しているスピーカーで揃えていこうと思います。
さらにその他に、光デジタルで出力されるデータを、5.1chに分ける為のアンプが必要になりますが、同じSONY製で揃える事も良い音質を作り上げる為のコツなので、SONYのホームページやアンプの総合カタログを見たりして、自分にあったものを探し出す事にしました。
ところが、光デジタルから、5.1chに変換するだけのアンプってものがなかなか見つからなくて、結局、88,000円(マニア用?)の、AVレシーバー『 STR-V828X 』を狙ってみようと思います(爆)。
何でこんな高級なになってしまったのかと言うと、アンプの総合カタログに、組み合わせ例として、僕のスピーカーとセットで書いてあったからなんですよね。(^x^;
もちろんそれだけが理由ってワケでは無いんですが、このスピーカーの本当の実力を出すには、これくらいの物が必要なんだなぁ~と言う事で、この辺りを探していたんですが、結局この STR-V828X になったというワケです。
場合によっては、1ランク下の『 STR-V626 』になる可能性がありますが、今の所この STR-V828X 狙いで考えていきたいと思います。
とにかく引越しのどさくさに紛れて、 STR-V828X くらいはGETしたいですね…。
コンロを省いたらこれくらいになるかな?(爆)
…って言うか購入しても、光デジタルで出力する物が無いと駄目だから、プレステ2もどっちみち必要になるのか…。
うぅ~ん、ちょっと話が大き過ぎて、当分実現することは難しいかも…。
簡単に計算しただけでも、
AVレシーバー STR-V828X 66,000円×1 66,000円
スピーカー SS-T505 10,000円×3 30,000円
スタンド(大) WS-T505 5,500円×4 22,000円
スタンド(小) WS-CN505 2,000円×1 2,000円
プレステ2 SCPH-10000 35,000円×1 35,000円
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小計 155,000円
消費税 7,750円
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合計 162,750円
…余裕で16万円超えてるし…。こりゃきついわ…。(^x^;
やっぱりAVレシーバーが効いてるねぇ~…。
スピーカーも含めて、もうちょっと安価な物を狙っておくべきだろうか?
…でも、テレビもビデオもコンポもプレステ2も接続するとなると、こう言う物が便利だし、無難といえば無難かなぁ~…。
…とりあえず、今日色々なホームページを回って情報を集めたり、掲示板とかで、精通している人に色々な話を聞いてみようと思います。
あと、音楽の他に映像(TV)の方にも凝りたいけど、TVはママさんが引越しの時に購入してくれるんで、こっちは予算の心配する事なく、あれこれ考える事ができそうです(親孝行しろよ)。
…という事で、10時間くらいはかけて書いただろうと思われる、過去最大の『今日の日記』でした(爆)。
最後までまともに読んだ人は1人も居ないでしょう…。
元々話したい話があったんで長くはなると思ってはいたんですが、まさかココまで書けるとは思いませんでしたね…。
暇って言うのは実に怖いです。
予定では、スピーカーの話は掲示板等で話し合った後に出すハズだったんですが、掲示板その他で話し合った後だとさらにややこしくなりそうだし、話し合う前まではどんな考え方だったかを残しておきたいしって事で、結局書くことになりました。(^x^;
何て言っても、その日を記録しておくのが日記って言うもんですしね。
それでは今日はこの辺で失礼致します…。^-^/~
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岩崎 仁(FZK11464@nifty.ne.jp) 2000年 2月 23日 水曜日
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