2004年の日記
こんにちは。 とにかく疲れた岩崎です。
今日は早めに会社が終わったのですが、その後に飲み会が行なわれました。
そして、終電ギリギリになってしまったのですが、なんとか電車に乗り込むコトに成功。
終電が近いというコトもあり、混みまくりの車内でしたが、後は池袋に到着するのを待つだけでした。
すると、西日暮里で目の前の席が空き、席に座るコトにも成功。
しかし、これが後々非常に面倒な事件を呼び起こすコトとなります。
「この電車が最終電車となります。降りる駅に十分ご注意下さい。」
車内に流れる案内。
「ＯＫＯＫ。わかってるよ」と、席に座りながら思っていたのですが、この案内を聞いた時点で気が付くべきでした。
自分の乗った山手線は終電ではないのですが、この案内が流れていたというコトは、ナゼか終電になっているコトを示します。
そぅ、既に池袋を過ぎ去ってしまい、上野・池袋方面から、渋谷・品川方面に切り替わっていたんですよね。
しかし、席に座って早くも眠りかけていた自分は、大丈夫だよぉ…と、早くも寝ぼけモードだった為、このアナウンスを見事に聞き流していました。
目白、高田馬場、新大久保…と通りこして、気が付いたら新宿でした。
あれ？新宿？？…と思って、山手線を飛び出しても、既に手遅れ。
降りた駅でも「最終電車が出発します」という案内が流れ、しばらく経つと、ＪＲの電車はすべて終わったという案内も流れます。
ＪＲで池袋に戻る手段がなくなってしまいました。(;д;)
そこで登場するのはタクシーなワケですが、割増料金というコトもあり、池袋までの料金は３,０００円以上かかるとのコト…。
先輩から、全額借りて飲み会に参加している自分ですから、とても３,０００円も支払える見込みはなく、そもそも財布に１,０００円も入っていません。
残るはカードでの支払いですが、こんなところで３,０００円以上もの出費は微妙。
そこで、やっぱり歩くコトが決定しました。
しかし、現在愛用中のＣＬＩＥは、以前のように地図を表示するコトができません。
その為、久々に「ＥＺナビウォーク」を活用してみるコトにしました。
愛用の機種がＡ５４０３ＣＡなので、正確には、ＥＺナビウォークでは無いなのですが、同様の機能を利用するコトができるので、ココでは「ＥＺナビウォーク」と表記させていただきます。
とりあえず、現在の場所をＧＰＳで、マンションの場所を住所から設定して、ルート検索を行ないます。
すると、５つの候補が出てきました。
【ルート１】車で移動して、２０分後に到着。
【ルート２】車で移動して、２０分後に到着。
【ルート３】車で移動して、２７分後に到着。
【ルート４】徒歩で移動して、９７分後に到着。
【ルート５】電車(始発)で移動して、２０９分後に到着。
…言うまでも無く、ルート４ですね。
５,２５３ｍを歩き、３時過ぎに到着するというルートです。
ルート５も選択肢のうちに入りますが、始発が始まる４時４５分まで何をしているのか？ってのもありますし、狙うはルート４しかありません。料金も１番安いです。
それに、ある程度歩いて無理だと思ったら、タクシーを拾えば良いですし、とりあえず地図を表示してみました。
どうやら、山手線沿いを歩くコースとなっているみたいですね。
現在の場所を、ほぼリアルタイムに表示してくれる、「ナビゲーション機能」をＯＮにして、いよいよ歩きがスタート。
歩き始めたのが新宿駅の端からだったのですが、けっこう歩いたと思っても、まだまだ新宿駅…。
こんな調子で池袋まで歩けるのか？と思いながらも、もくもくと歩いていたのですが、新たな問題が発生しました。
携帯電話の電池が無くなりかけています。(;д;)
コンビニで買える電池で充電するモノは使いたくないし、充電器も持っていないので、充電する方法がありません。
その為、ナビゲーション機能をＯＦＦにして、液晶のバックライトもＯＦＦ。
携帯電話を閉じるコトにして、できるだけ地図を見ないで歩くようにするようにしました。
現在の場所を把握できる手段は、この携帯電話しかありませんし、電池が無くなったら非常に困ります。
こうして、暗い夜道をもくもくと歩いていたワケですが、ＥＺナビウォークって、意外に細道を歩かせるんですね…。
もぅ少し横を歩けば、車も走る大通りだと思うのですが、近さを優先するのか、車が１台通るのも容易ではない道を、当たり前のように歩かせます。
今から考えてみると、大半がそんな道だったような気がします。
中には車も通らないような、真っ暗な道を案内してくるので、夜中の２時頃に歩くのは、妙に心細いです。
ココで事故にあっても不思議じゃない。そんな感じ。
しかし、だからといって広い道路にそれるのも面倒ですし、街灯もないような道を、もくもくと歩いていました。
新大久保や高田馬場など、現在歩いている場所の横に見える駅の数々。
しかし、あまり山手線の駅を覚えていないので、どこまで池袋に近づいているかは不明でした。
地図の尺度を変更して現在の位置を確認する…そんなコトも惜しいくらい、電池の残りは少なくなっていました。
次はドコまで歩きドコを曲がるのか、現在の進み具合よりも、次の分かれ道の方が重要でした。
歩き始めてから、約１時間が経過。
目白駅が見えてきた頃、そろそろ疲れが見えてきました。
お金もないので、飲み物も買えず、こういう時に限ってオーディオプレーヤーも忘れるという状態。
目白の次が池袋というコトも判らない状態だったので、そろそろタクシーの出番かと思っていました。
ところが、目白駅の北にある橋を渡った時に、嬉しい光景が見えてきました。
池袋を象徴する大きな煙突が、うっすらと見えたのです。
“池袋が近い”…そう確信しました。
地図で目白の北を確認したところ、「西池袋２」という文字もあり、タクシーに乗るなんていう甘い考えは捨てました。
こうして、さらに北へ進み、細い路地を抜けた時、目の前には見たコトのあるセブンイレブンがありました。
もしかして、ココは？そう思いながら、さらに北へ進むと、ついに池袋の西口に到着！！(>_<)
予定よりも２０分程度早い、２時４０分に池袋に到着しました。
５,２５３ｍは、結構歩けますね。
もちろん、世の中には４２.１９５ｋｍを走る人も居るワケですから、５ｋｍ弱なんて、余裕で歩けるワケですが、運動不足の自分にしては、結構歩いた感じです。
夜中に１人で歩くってのも心細いですし、体感的にはもっと歩いた感じです。
そして、ようやくいつものマンションに帰ってきたワケですが、まるで別な場所に同じ環境が整っているような不思議な感覚です。
今までは駅から出て、スグにマンションがあるワケですが、今日は遠くから歩いてやってきました。
気分的には、帰ってきたというよりも、遠出してやってきたという感じ。
その為、全く別な世界に、全く同じ環境があるようで、自分の部屋が、自分の部屋じゃないような、そんな不思議な気持ちです。
部屋の中は、まったく同じですが、微妙に小物の位置が違っていた…。
いつものコンビニの、いつもの店員さんは、同じ顔だケド、全然別人だった…。
今にも、そんなコトが起きてしまう勢いです。
…と言うコトで、今日は久々に疲れた１日だったので、この辺で失礼致します。^-^/~
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岩崎 仁(FZK11464@nifty.com) ２００４年 ５月 ２１日 金曜日
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