やりたい業種を目指し、会社を辞めるコトを決意。

2004年の日記

こんにちは。 ついに会社を辞めるコトを決意した岩崎です。

突然、衝撃の告白で申し訳ないのですが、冗談抜きで、本気で会社を辞めさせていただきます。

先週辺りから呼び出されるコトが多いのも、定時で帰るコトが多いのも、テンションが低いコトがあるのも、すべては辞めるコトが原因です。

日記を読んでくださっている方々から、「最近おかしいんじゃない?」と連絡をもらうコトが多かったのですが、このところ色々と考えていたので、それが文章に出ていたのカモ知れません。

書いていないのに伝わってしまう。やはり文章の力は素晴らしいですね。


そもそも会社を辞めようと考え始めたのは1年ほど前のコト。
プログラマという業種に向いてないのでは?と考え始めました。

以前から、日記でもプログラマには不向きとは言っていたのですが、その頃は、まだまだ本格的には考えていませんでした。

本格的に考え始めたのは、就職してから1年が過ぎようとしていた頃。

2年目…3年目…になり、このまま30歳になるコトを考えた時、本当にこの業種で良いのか?と考え始めました。

30歳ともなれば、当然プログラマ(PG)は卒業し、SE(システムエンジニア)として働く必要があります。

しかし、現在の自分ではSEとして仕事ができないコトは明らかです。
そもそも、自分でもSEをやりたいとは思いません。

実際にSEの方々を見て、将来的に目指すモノがアレだとすれば、間違いなく自分には向いていない業種でしょう。


しかし、だからと言ってプログラマを続けるワケにはいきません。
30歳を過ぎてもプログラマを続けているというコトは、かなりの技術力がないとやっていけないと思います。

プログラムでお金をとるという行為がどれほど難しいコトかも、オンラインソフトを作っている以上は、少なからず理解しているつもりです。

そして、お金を取れるほどの技術が自分にあるかと問われれば、答えは間違いなく「No」でしょう。

そもそも、プログラムという仕事が そこまで良いとは思えません。
そこまでしてもプログラマという業種にしがみつく必要性もありません。


もちろん、大した経験もしていないのに、“向いていない”という判断をするのは、非常に難しいと思います。

特に自分の場合は1つのプロジェクトしか知らない為、向いているかどうかの判断は、他の同期以上に難しいカモ知れません。

しかし、その判断が出来るようになるのはかなりの月日を必要としますし、その頃には、ますます転職が難しい状態になっていると思います。

それに、少しくらい向いている職業なら、仕事の一部だけでも楽しさが見出せると思っています。

ですが、これまでに1度も楽しさを見出せたコトはなく、向いていると思ったコトは1度もありませんでした。


そう考えている時、仕事に対しての「やる気」について問われるようになりました。

1ヶ月ほど前から、何度も「やる気を出せ」と怒られていたのですが、どう頑張ってもやる気が出ませんでした。

一時期、本当にやる気について考えていたコトもあり、仕事の取り組み方についても自分なりに考えていたのですが、なかなか成果が出ませんでした。

やっているコトは単純なのに、どうしても結果が出ない。
失敗しても本気で悔しいと思えない。そんな状態が続いていました。

そして、日に日に辞めるコトについて考えるコトが多くなってきました。

この仕事を続けていこうと思っていないので、それがやる気に繋がっているのではないかと感じるようになりました。

別にクビになっても良いや。…そんな考えがあったのではないかと思います。


また、話せないというコトも、この仕事に対しての不満でもありました。

「話すコトで呼吸をしている」と言われるくらい、常に話している状態だし、話すコトが非常に好きなので、黙ってデスクワークをするのが困難です。

黙れ!動くな!…と、毎日のように言われ続けた結果、妙なストレスを抱え始めているコトに、最近気が付きました。

そして、そのストレスは、性格が変わりそうなくらい重要な問題になりつつあります。

最近、お昼休みは楽しく話せる人たちと行っているのですが、その事で、改めて話せる大切さを知りました。

話せないコト。それは、自分にとって死に等しいくらい大きな問題です。


そもそも、自分はプログラマになりたくて、この会社に入社したワケではありません。

以前から日記を読んでいる方なら知っていると思いますが、学校の先生に進められるままこの会社の面接を受け、気が付いたら入社していました。

東京に行ければ何でも良いやという感じで、特に就職に苦労するコトもなく入社しました。

そのコトもあって、この業種へのこだわりは全くありませんでした。


また、昔から「営業がしたい」という1つの夢がありました。
2年ほど前の日記では、店員が天職ではないか?とまで言っています。

しかし、母親が営業を拒否。
“頭を下げる”という業種を嫌っていました。

そんなコトもあり、結局今の業種になってしまったワケですが、ずっとこの思いは捨てきれずに居ました。

おそらく、この思いは一生捨てるコトはできないと思います。

例え今の仕事が楽しかったとしても、ずっと「あの仕事をしてみたかったな…」と思いながら、仕事をしていくのではないかと思います。

ただ、自分の場合、そういった思いを抱えたままでは、今の仕事に打ち込むコトもできません。

やってみたいのならやってみる。
それでダメなら諦めもつくと思うんですよね。


これを実現する方法の1つに、部署を移動するという方法もありました。

うちの会社では、営業も行なっているらしいので、別な部署に移動するコトで営業を行なうコトもできます。

しかし、お店の店員などとは違うので、同じ営業でも微妙に違いますし、正直な所、そこまでして今の会社に残る意味もありませんでした。

さっきも言っていた通り、薦められるがままに入社した会社なので、特にこの会社に思い入れがあったワケでもありません。

その為、部署を移動してでもしがみつく必要もありませんでした。


また、移動するコトで解決するというラクさに甘えるのもイヤでした。

もし、これで移動してしまったら、またイヤになったら移動を希望すると思いますし、どうしても甘い考えが捨てられません。

もっと苦労してでも、自分のやってみたい仕事をしようと思っているんですよね。

それをやってみた結果、失うモノも多いのですが、入手できるモノはもっと多いと信じています。

そして、それは早ければ早いほど価値があると思っています。


何事も3年。親からもウルさく言われていたので、とりあえず3年やってから決断するべきだと思っていたのですが、もはや3年の月日も惜しくなってきました。

この調子で、あと1年以上も続ける価値があるとは思えません。

やる気が出てこない…こんな好い加減な状態で あと1年間仕事をしても、なにも見出せないと感じました。
それよりは、1年間バイトなどをして色々と経験を積んだ方が、身の為になるのでは?と思いました。

自分は高校の時はパソコンを教えたりと、妙なバイトばかりをしていたので、レジを打ったり、ピザを運んだりといった、一般的なバイトの経験が少ないです。

なので、ちょっと色々なバイトもしたくなってきた…というのも、会社を辞める理由の1つです。

経験が豊富なコトは、様々な面でもプラスになるコトが多いので、色々とバイトをするのも決して悪いコトではないと思います。

23歳になってフリーターというのも難しい選択ですが、“3年”という妙な言葉に惑わされ、無駄に会社で過ごして退職するなら、今のうちに退職して、経験を積むのも良い選択だと信じています。

これまで世話してくださった方々の期待を、大きく裏切るコトになりますが、より大きく成長する為にも、理解していただければと思っています。


また、誤解してほしくないのは、決して今の仕事がイヤだとか、人間関係が崩れたからというワケではないというコト。

グループ会社も含めれば、それなりに人数のいる会社ですから、その1部で問題があったら、場所を変えれば良いだけの話です。

会社も決して悪いところではありません。
多少甘い部分があるのも事実ですが、それは欠点でもあり長所でしょう。

1番の大きな原因は、今の業界を続ける必要性がないというコト。
冒頭でも述べたとおり、30歳になってSEをやる自身はありません。

自分は、もっと向いている仕事があり、もっと大きくなれる。
そう信じています。そして、その可能性を試す退職でもあります。


こうして、ついに退職を決意したワケですが、これらの考えについて、まだまだ甘いという方も当然いると思います。

しかし、もし本当に甘いのであれば、その分のダメージはやってくると思いますし、そのダメージは経験となって、自分をより大きくしてくれると信じています。

失敗を恐れ、なんのダメージも受けずに過ごすなら、ダメージを踏み台にして、上に進む方が良いでしょう。

経験こそが最大の武器。

それが甘いんだよと笑うなら、笑えば良いです。
まだまだ子供だと思うなら、子ども扱いをすれば良いでしょう。

ただ、会社を辞めるコトで、少なくとも今の自分は変えられると思います。

会社の甘さに甘え、このまま適当にやっていけば、自分は、どんどんダメになっていく一方です。

それだけでも随分と違うのではないかと思います。

しかし、遠い将来。大きな成功を掴んでみせる自信があります。
その成功を掴む為の大きな前進。それが、今の会社を退社するコトなのです。

これらのコトに気が付いただけでも、今の会社で働いた意味はあると思います。


ちなみに、会社を辞めても福島には帰らず、東京での生活を続ける予定。
同期の中で、1番家賃が高い今のマンションも維持していく予定です。

…と言うコトで、いつになくシリアスな日記になってしまいましたが、今日はこの辺で失礼致します。^-^/~

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 岩崎 仁(FZK11464@nifty.com)   2004年 8月 28日 土曜日
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※ 本ページは、テキスト形式で配信されていた時代の過去記事を一括で変換しています。一部、読みにくい部分があるかと思いますが、ご容赦ください。

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