2005年の日記
こんにちは。 七福神めぐりをしてきた岩崎です。
以前から、友達と遊ぶ予定はあったのですが、なにをして遊ぶかは具体的に決まっていなかったんですよね。
先週から、具体的に「何をして遊ぶか?」を考えている状態でした。
そんな時、友達が持ち込んできたのが、この「七福神めぐり」。
東京都交通局のPR誌『ふれあいの窓』で、この「七福神めぐり」が紹介されていたようです。
《HP》http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/community/ensen/fureai/
七福神めぐりとは、簡単に言ってしまえば“お寺めぐり”。
それぞれのお寺に、大黒天様や恵比寿様などがまつられていて、それを巡っていこうというワケです。
PR誌によれば、室町時代に京都で始まり、それが江戸時代に全国に広がって、いつしかお正月の恒例行事となったそうです。
帰ってきてから、インターネットで調べてみたのですが、ココだけではなく、本当に全国規模で行なわれているようですね。
そんな中、今回巡った「谷中七福神めぐり」は、都内最古の七福神めぐりといわれているようです。
別なホームページの情報によると、享和年間(1801~1803年)頃に始まったんだとか。
“都内最古の七福神めぐり”と言われてしまったら、もはや行くしかないでしょう!迷わず行ってみるコトにしました。
PR誌には、簡単な情報だけではなく、地図や詳細なルートなども明記されているので、とりあえず無計画に飛び出しても、なんとかなりそうな感じですね。
場所は、田畑から上野辺り。
特に時間が指定されているワケでもないので、ゆっくり、まったり巡るコトができそうです。
こうして、朝の10時に集合し、いよいよ七福神巡りがスタート。
うっかり徹夜で挑むコトとなってしまったのですが、予想以上の快晴で眠気も飛んでいってしまいそうです。
田畑の駅に到着すると、「七福神めぐりの方は北口から」という案内を見つけました。
特に大きなイベントではなく、東京都交通局が勝手に考えた企画だと思っていた自分たちは、そんな案内が出ていて、ちょっとビックリ。
さらに、駅の出口には七福神めぐりのための地図が置いてありました。
意外とメジャーなコトに驚きます。
《 東覚寺・福禄寿(ふくろくじゅ)様 》
まずは東覚寺。人望を授かるらしいです。
詳細なように見えて、結構アバウトな地図をみながら、テクテクと歩いていきます。
特に迷うコトもなく、10分程度で到着したのは良いのですが、そこには、予想もしていなかった光景が待ち受けていました。
なんと、メチャクチャ人がいました。
こんな七福神めぐりをするのは、自分くらいかと思っていたのですが、思っていた以上に規模は大きくメジャーなようです。
冒頭でも言っていましたが、七福神めぐりというのは、本当にお正月の恒例行事みたいですね。
また、後から気がついた情報ですが、この七福神めぐりは15日までしか開催していないそうです。
その日を過ぎると、七福神たちは厨子(?)にしまわれてしまったり、非公開だったりして、実際に見るコトはできないんだそうです。
おまけに、今日は新年になって初めての日曜日。
色んな意味も込めて、今日は混み合っていたようです。
しかし、それにしても予想外の展開。
とりあえず、福禄寿を見ようと行列に並ぶコトにしました。
ところが、それ以上の事件が待ち受けていました。
ようやく福禄寿様にお目にかかれると思い、期待をしながら見てみたら、思っていたよりも全然小さいんですよね。
言い方は悪いですが、かなりちゃっちーです。
こんなに盛大になっているワケだし、よほど魅力的なモノが置いてあるのかと思いきや、かなり予想外の展開。
思わず笑ってしまいました。
今後の展開に、一気に不安を感じてしまいましたが、とりあえず次の場所を目指すコトにしました。
これだけの人がいるとなると、並ぶ時間も配慮する必要があるので、どんどん次を目指した方が良さそうです。
《 青雲寺・恵比須(えびす)様 》
テクテクと歩くコト、約15分。
今度は青雲寺にやってきたワケですが、人の数は、より一層増えていました。
余裕で100人以上は居るような勢い。
前を歩いていた老夫婦に「若い子も来るんだねぇ」などと話題にされながら、青雲寺をお参りします。
しかし、あまりの行列の長さに痺れをきかし、割り込んでいるオバちゃん達に紛れて、一気に割り込み。
並んでいる人に「並んでますよー」などとヤジを飛ばされながらも、扉ごしに恵比須様をカメラに収めました。
よりによって、正直を授かる神様。
新年早々、神様の前で罰当たりな行動です。
ちなみに、割り込み者が大量に発生していたのは、ナゼか、この青雲寺だけでした。
あの割り込みも、なにか恵比須様の作戦だったのでしょうか??
そう考えると、なんだか恐ろしいですね。
《 修性院・布袋尊(ほていそん)様 》
青雲寺からの距離は短く、あっと言う間に修性院到着。
とにかく人が増えてきて、道順には人が溢れているという状況。
地図をみなくても歩けてくる状態です。
到着した修性院にも、さらなる人数が集まっているのかと思いきや…。
タイミングが良かったのか、それほど混んではおらず、並び始めて10分もせずに布袋尊様に会うコトができました。
予想以上に大きくて驚き。
なんと高さは2m。重量は200kgもあるそうです。
東覚寺の福禄寿とは大違い。
どうやら、それぞれの神様に統一性は無く、それぞれが独自に作られているみたいですね。
なんだか撮影しちゃマズそうな雰囲気ですが、携帯電話を取り出し、迷わず撮影。
ピコ~ン♪という電子音をなびかせながら、即撤退です。
…と思いきや、スタンプがあるコトが判明。
どうやらスタンプラリーができるようです。
なんてコトでしょう。今頃になって気がついてしまいました。
とりあえず、駅でもらった地図の裏に修性院のスタンプを押すコトにします。
それにしても、この修性院のデザインはどうなんだろう??
お寺の周りの壁は、前面ピンクに染められ上げ、そこには怪しいアニメタッチで布袋尊様が描かれています。
ありがたいというよりは、なんだか怪しい雰囲気。
むしろ騙されてもおかしくないような感じです。
もっと信頼感がおけるようなデザインが好ましい気がしますが…。
《 天王寺・毘沙門天(びしやもんてん)様 》
気がつけば、JR西日暮里駅に到着。
既に山手線の1駅分を歩いてしまったようです。
西日暮里の道路は、電車の上を通っており、なかなか見晴らしが良いです。
その前に歩いた、大きな階段の通りも雰囲気がよく、ついつい都会のど真ん中というコトを忘れてしまう感じです。
思わず、写真を撮りまくってしまいました。
15分ほど歩き、天王寺に到着。
これまでとはお寺の雰囲気が違い、規模が大きく、かなり儲かっているような感じです。
大きいお寺なので、やはり参拝客も多く、先ほどの修性院とは違い、これまで最高の待ち人数です。
そろそろ全体的な時間配分が見えてきた自分たちは、特に焦るコトもなく、並ぶコトに決定。
参拝した人は長居するコトがないので、回転率も早く、10分弱で毘沙門天様に会うコトができました。
入り口の屋根の部分にあった飾りが、小さいながらも迫力があり、勇気と威厳の神様というコトを感じさせられます。
やはり撮影開始。
今回の目標は、七福神を写真に収めるコトです。
こうして、無事に天王寺も制覇するコトができました。
改めて今後のポイントを確認すると、既に後半に入っているコトが判明。
ちょうど近くに公園があったコトもあり、すこし休憩を取りました。
ハトと戯れたり、近くを通ったオバちゃんに道を教えたり、ぐーたらしているネコを撮影したり。まったりとした時間が流れていきます。
《 長安寺・寿老人(じゅろうじん)様 》
休憩を取りながらも、今度は長安寺に到着。
先ほどの天王寺とは違い、今度は、かなり小さなお寺って感じです。
中に入ってみると、かなり近いところに寿老人様がまつられていました。
人の行列に負けずに写真撮影。右や左からと、ココでも撮影しまくりました。
こうして、次のルートに旅立ったワケですが、東京都交通局のPR誌では、ココで一気にルートが外れるようになっています。
どうやら、次の場所は七福神ではなく、千代紙屋さんみたいですね。
せっかくパンフレットに載っているのですから、これは行くしかないでしょう!
…と言うコトで、かなり遠回りになると覚悟しつつも、140年も続く千代紙屋さん「いせ辰」に行くコトにしました。
その途中、6人並んだ地蔵さんを発見。
珍しがって、思わず撮影してしまったのですが、その後にも、同じタイプの6地蔵を発見。
あまりマイナーな地蔵ではなかったようです…。
しかし、さらに歩いていると、黄金に輝く巨大なお釈迦様らしきモノを発見します。
まったく七福神とは関係ありませんでしたが、思わずお寺の中に入って撮影してきてしまいました。
その後も、変わったデザインの小学校などを見ながら、ついに「いせ辰」に到着。
ただ、あまり千代紙文化に詳しくない人間なので、「火の用心」などと書いてあるお札を購入してきました。
親に送ろうかと「家内安全」を購入し、「千客万来」も購入。
「千客万来」は、ホームページのアクセス数UPに期待しています。
残る神様は、富を授かる「大黒天(だいこくてん)様」と、芸の才能を授かる「弁財天(べんざいてん)様」の2人のみ。
富と芸は、自分にとっては重要なスキル。
これまで以上に気合を入れて、参拝してきたワケですが、随分と長くなってしまったので、続きは、明日の日記に書こうと思います。
それでは、今日はこの辺で失礼致します。^-^/~
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岩崎 仁(FZK11464@nifty.com) 2005年 1月 9日 日曜日
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