2006年の日記
こんにちは。 仕事の環境が改善しつつある岩崎です。
今日は打ち合わせも多く、先輩や上司と話す機会があり、少しずつですが、コミュニケーションの幅が広がった気がします。
相変わらず、女性が1人もいないフロアには夢も希望もないですが、それ以前に、まずは環境が悪いので、少しずつ改善していきたいとことです。
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11月までに開始されると予定されている、ナンバーポータビリティ。
その詳細が、ついに決定したようです。
“MNP”と省略されるコトが多い、ナンバーポータビリティ。
auやドコモなどのキャリアに関係なく、同じ番号で機種変更ができるというサービスです。
携帯販売の仕事に係わっているコトもあり、仕事中はポータビリティに関する質問を受けるコトが多いです。
認知度も高まっており、その頻度は日に日に増している感じです。
ただ、個人的には、(サービスとしては面白いが)あまり興味はなく、一般の方々が、異常に期待しすぎている気がします。
実際、ポータビリティが開始されるまで、機種変更を控えるという動きも出ているようですし、過度に期待している様子が伺えます。
しかし、このポータビリティ。
11月に開始するというアナウンスは出ているものの、その具体的な日程や料金などは、一切不明のままでした。
総務省からも、MNP用のホームページが開設されていますが、
|番号ポータビリティに必要な手数料はいくらですか?」
…という質問に対して、
|詳細は各携帯電話会社が検討中です。
|具体的な手数料については開始までに各社個別に発表されます。
…という回答がなされています。
《番号ポータビリティ》http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/mnp/
その他にも、詳細が決まっていない部分が多く、未知数な部分が多かったのですが、ついに、その詳細が明らかになったという感じです。
期待の、開始日は10月24日(金)。
ドコモ、au、ボーダフォン、すべてのキャリアが、同じ日程で開始されます。
手続きは、以前発表されたとおりで、転出予約を行なってから、機種変更という形になります。
まず、今まで使っていたドコモなどのキャリアに、「これからauに乗り換えます」と、転出予約を行ないます。
その後、乗り換え先の会社でポータビリティの手続きを行なうという流れ。
この部分の詳細は、まだ不透明な部分も多いのですが、auだけ、その詳細も発表しています。
《詳細》http://www.kddi.com/corporate/news_release/2006/0809a/
auに乗り換えたい人は、以下の手続きを踏むコトになります。
・auのWebサイト、もしくはau取扱店にて、 「新規加入仮予約」を行なう。
↓
・専用の申込書が送られてくる。
↓
・その申込書を持って、au取扱店へ行けばOK。
…という流れです。
これで、ドコモからauに、同じ番号で乗り換えるコトが可能となります。
ポータビリティに対する、事務手数料も無料。
通常の機種変更同様に、機種変更の手数料(2,700円)のみで行なえます。
逆に、auから離れてしまう場合は、通常の解約料に加えて、+2,000円が必要となります。
恐らく、他のキャリアも同じようにしてくると思うので、ポータビリティで機種変更する場合には、手数料だけで1万円くらい余計にかかるコトとなります。
辞めるキャリアの解約料 … 場合によっては1万円とか
ポータビリティ用の手数料 … 2,000円~5,000円程度
機種変更の事務手数料 … 2,000円程度
おまけに手続きがヤヤコシイ。
これでも簡略化された方ですが、事前に手続きが必要なのは確かです。
店員的にも、ノリで携帯を売りにくくなる気がします。
これまでなら「じゃー今日買ってこうかな?」となるところが、「番号そのままにしたいから、やっぱり今日は辞めて、今度手続きしまーす」
…とかになりそうです。
そもそも、高価だし、手続きも面倒な上に、これまでの長期割引も帳消し。
メールアドレスも変更になって、結局 残るのは番号のみ…。
そこまでして、キャリアを乗り換える人なんているのかな?と思います。
+1万円で、番号そのままなら、+1万円で、もっと良い携帯買った方がいいや!ってなると思うんですよね。
長期割引がリセットされるコトを考えるなら、その差は1万円以上でしょう。
個人的には、1割機種変更すれば良いほう。
中にはauとドコモが逆転するなんて人もいますが、そこまで大きなシェアの動きはないと思っています。
もちろん、もっと手軽に変更できるようになれば、シェアの動きは十二分にありますが…。
それは世界のポータビリティの状況をみても明らかでしょう。
手続きに数日かかるようなところでは、1割もありませんが、逆にポータビリティが基本という国もあります。
それは、手続きが非常に簡単だからに他ならないです。
ポータビリティが本当の脅威となるとは、この手続きが改善された時ですね。
ただ、手続きを簡単にするには、ユーザーを手放す方の手続きを改善する必要があり、そんな部分の改善なんて、自ら客を逃すようなモンですから、誰もやろうとは思いません。
ポータビリティまであと2ヶ月と迫っているのに、未だに詳細が決定しない辺りをみると、そもそも、ポータビリティ自体に乗り気じゃないのかな?と感じます。
国に言われてやってるようなモンですしね。
もし色々と期待している方がいらっしゃったら、ポータビリティは、キャリアを超えて機種変更ができるサービスではなく、お金と手間をかけてでても、今の番号だけでも引き継いで欲しいという方へのサービスという辺りを、理解していただければな?と思います。
それでは今日はこの辺で…。^-^/~
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岩崎 仁(FZK11464@nifty.com) 2006年 8月 9日 水曜日
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