意外に面倒なBluetooth。

2007年の日記

こんにちは。 今日もヨドバシカメラに行ってきた岩崎です。

目的はもちろん、SonyのBluetoothヘッドセット「DR-BT21G」です。

快適なワイヤレスライフを実現する為、今日もヨドバシカメラで関連商品をチェックしてきました。


そもそも自分は、以前からワイヤードに不満がありました。

頭からコードが延びているのは邪魔でしょうがないし、ダラダラとコードが伸びている姿は、あまりスマートではありません。

カジュアルならまだしも、スーツ姿のオジサンとかが、ダラダラとコードをたらしているとガッカリします。

特に最近は、白いコードを利用している人が多いので、ますますコードが強調されて、ダサしなさが目立ちます。

CMを意識したか、小さいiPodシャッフルをラペルにつけて、スマートに持ち歩いているつもりでしょうが、見せびらかしているようにしか見えないし、その長すぎるコードでは笑いすら出てきます。
iPod付属のイヤホンは、無駄にコードが長いですからね。


そのおかげか、ワイヤレスでヘッドホンが接続できないか?という構想は、意外と昔から持ち続けていました。

それは、8年前の1999年から始まっていて、当時の日記からワイヤレスヘッドホンの実用性に触れています。

そして、そのスタートとなるのが、Sonyの「SHR-M1」。

ヘッドホンラジオとして発売されたSHR-M1は、ラジオ機能を内蔵しているヘッドホン。

ラジオだけなら実用性は薄いのですが、ウォークマンにはFMトランスミッターを繋げて、ワイヤレスを実現しよう!と考えたワケです!


ですが、実際はそうウマくは行きませんでした。

まず、ヘッドホンに重みがあるので疲れてしまうし、電源管理が面倒なのです。

ヘッドホン、FMトランスミッター、ウォークマンと、それぞれの電池を確認しなければならず、スマートにワイヤレスを実現するコトができませんでした。


それから随分と時が経ち、少し前からBluetoothの時代がやってきました。

ワイヤレスのヘッドホンも発売されるようになり、いよいよワイヤレスの時代か!?と期待していたのですが、日本での普及はイマイチで、対応製品の少なさが問題でした。

当時は海外メーカーの製品が多かったため、受け入れられるデザインがなく、やたら青いLEDが目立つ商品が主流でした。

青いLEDはBluetoothの象徴だ!と言わんばかりに、チカチカと無駄に光るLED。格好悪くてたまらないです。

その為、Bluetoothに期待している半面、まだまだ快適なワイヤレス生活は難しいと考えていました。


…が、そこに登場したのが今回の「DR-BT21G」でした。

まだまだカンペキとは言えないものの、随分と実用的なサイズに収まり、デザインもシンプルです。LEDもチカチカと光らず好印象。

Bluetoothへの冷めていた気持ちが、一気に盛り上がってきたのです。


…と言うコトで、おかねも無いのにヨドバシカメラで現物確認。

実際に製品が置いてあるので、手にとって確認してきました。
ワイヤレスの夢は膨らむなぁ~。

あとは、昨日の夜にネットで見つけた、モバイルキャストのトランスミッターを購入すればカンペキです!

…と思ったら、店頭のポップに衝撃の事実が!?(=д=;

 |モバイルキャスト製品と他社製品は送受信できません

…ガーン!マジで言ってんの!?
もともと、他社の製品と送受信を保証しているアイテムなんて少ないけれど、こうしてハッキリと書かれると、その原因が知りたくなります。

…と言うコトで、さっそく店員さんに確認。

 「メーカーが違うので、微妙にタイプが違うんですよね」

Bluetoothという規格に準じているのに、そんなバカな。
それっぽい返答だケド、それで送受信できないと言い切るには弱い。
返答の仕方も怪しいので、改めて別な店員に。

 「Sonyさんはバージョン2.0、  モバイルキャストさんはバージョン1.2の規格を利用していますので、  送受信は行なえません。」

えー?マジで?最近のBluetoothって下位互換じゃないの?
そもそも、それを言ったら他社でバージョン1.2を採用しているモノは、どう説明するワケよ?

しかたなく3人目。

 「それぞれ干渉しないように、  各メーカーで扱っている周波数が異なるんですよね。」

…えーと、そもそも店員さんに聞いた自分がバカでした。


…と言うコトで、PCサイトビューアーでコネコネと調べた結果、ようやく原因が判明。
どうやら“パスキー”というモノがポイントらしいです。

パスキーとは認証鍵のようなモノで、製品によってはPINコードともいうみたい。

Bluetoothは無線の規格なので、第3者にデータを傍受されないように、パスワードが必要です。
それが、このパスキーというワケなんですよね。

通信するお互いの機器で、同一のパスキーを設定するコトで、セキュアな通信が可能になるというワケです。

ですが、今回のヘッドセットのようなアイテムは、パスキーを設定する方法が無いので、基本は固定値となっています。

そのパスキーが、Sonyとモバイルキャストとでは異なるので、通信が行なえないというコトみたいです。

Sonyは「0000」、モバイルキャストは「1234」とのコト。

つまり、SonyのDR-BT21Gを利用するには、A2DPやAVRCPのプロファイルに対応しているコトに加えて、パスキーが「0000」になっているトランスミッターが必要のようです。
ちゃんと説明してくれよ。ヨドバシさん。


そして、さらにPCサイトビューアーで検索をかけた結果、プリンストンの製品が利用できる(らしい)コトが判明しました。

「PTM-BAHID」という、モバイルキャストと同じようなトランスミッター。

店員さんにお願いして説明書を出してもらったところ、バッチリ書いてありました。

 |対応ヘッドフォン
 |Bluetooth Ver1.2以降のA2DP、AVRCP搭載
 |のヘッドフォンでPin番号が「0000」もしくは「1234」の
 |機種。※弊社以外のヘッドフォンの動作保証は行なっておりません。

弊社以外のヘッドホンなので、動作の確認は取れていませんが、規格的にはOKなハズ。

メーカー Sony Princeton
型番 DR-BT21G PTM-BAHID
通信方式 Bluetooth Ver.2.0 Bluetooth Ver.1.2
使用周波数帯域 2.4GHz~2.4835GHz 2.4GHz~2.4835GHz
対応プロファイル A2DP,AVRCP,HFP,HSP A2DP,AVRCP
通信距離 約10m 約10m
パスキー 0000 0000,1234

…と、念のため2つの仕様を確認してみたものの、そんなに問題はなさそうな予感。恐らく通信は可能なハズです。

ただ、1つ気になる点は、PTM-BAHIDの電波があまり良くないというコト。
質もそんなに高めではないようです。
実際、店頭でみた感じでは、けっこーチープでした。

ですが、現状では唯一の選択肢のようです。
それに、これ以上のコトは実際に利用してみないとわかりません。

改めてヨドバシ価格を算出すると、9,980円+7,980円で、合計17,960円。

ココまで出しておいて、ペアリングできなかったコトを考えると痛いので、もう少しネットで情報を検索しつつ、購入を検討してみたいと思います。


そう言えば、昨日購入したイヤホンが意外に順調な感じです。

昨日の夜から、ずっとエージングをしてみた結果、シャカシャカ音が随分と低減され、低音も聞こえてくるようになりました。

さらに、自分の適当な順応能力のおかげで、普通に聴けるヘッドホンになりました(笑)。

なんか聴く度に音が良くなってくる感じ。

書き逃げ板には、ていうかさんからの書き込み。
エージングは100時間程度が基本なんだそうです。そうだったのか。

エージングなんて気休めかなーなんて思っていたのですが、こんなにも違うもんなんですね。
自分のダメ耳でも判断できるくらい明確に違ってくると、ちょっと感激。
今後はしっかりとエージングをしてみようと思います。

…と言うコトで、今夜もエージングをしながら、今日はこの辺で失礼致します。^-^/~

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 岩崎 仁(FZK11464@nifty.com)   2007年 4月 18日 水曜日
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※ 本ページは、テキスト形式で配信されていた時代の過去記事を一括で変換しています。一部、読みにくい部分があるかと思いますが、ご容赦ください。

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