こんにちは。FUJIFILM X-T4の発売が楽しみな岩崎です。
X-T3が大いにお気に入りの岩崎としては、さっそくヨドバシカメラにて予約済み。
あとは 4月の発売を待つのみですが、FUJIFILM Imaging Plazaがコロナウイルスの影響で臨時休館中。実際に手に取ることもできないため、いたたまれなくなって この記事を書いています。
内容としては特に新しいことはなく、ただ「X-T4楽しみだなぁ!」というだけの記事となります。
愛機 X-T3との比較
まずは、愛用している X-T3とのスペック比較から。
既に様々なメディアにて比較表が掲載されているので、岩崎が気になっている部分だけをピックアップしています。
型番 | FUJIFILM X-T3 | FUJIFILM X-T4 |
---|---|---|
画像センサー | X-Trans CMOS 4 | X-Trans CMOS 4 |
画像処理エンジン | X-Processor 4 | X-Processor 4 |
手ブレ補正 | × 手ブレ補正機能付きレンズで対応 | ○ センサーシフト方式 5軸補正(最大6.5段) |
ファインダー | 有機EL 0.5 型 約 369万ドット 倍率 0.75 倍 | 有機EL 0.5 型 約 369万ドット 倍率 0.75 倍 |
液晶モニター | TFT 3.0 型 約 104万ドット 3方向チルト式 | TFT 3.0 型 約 162万ドット バリアングル式 |
起動時間 | 約 0.3 秒 | 約 0.39 秒 |
AF最速 | 約 0.06 秒 | 約 0.02 秒 |
レリーズタイムラグ | 約 0.045 秒 | 約 0.035 秒 |
トラッキングAF | 色情報 | 色 & 形情報 |
低輝度性能 | コントラスト:-3.0EV 位相差:-3.0EV | コントラスト:-3.0EV 位相差:-6.0EV |
連写(メカニカルシャッター) | 最大 約 11コマ /秒 | 最大 約 15コマ /秒 |
シャッター耐久性 | 約 15 万回 | 約 30 万回 |
ブーストモード | ノーマル ブースト | エコノミー ノーマル ブースト(低輝度 / 解像度 / フレームレート) |
ホワイトバランス | オート(AUTO) | オート(ホワイト優先 / AUTO / 雰囲気優先) |
フィルムシミュレーション | 16モード | 18モード(クラシックネガ / ETERNAブリーチバイパス) |
HDR合成 | × | ○ AUTO / 200% / 400% / 800% / 800% + |
記録方式 RAW | 非圧縮 RAW ロスレス圧縮 RAW | 非圧縮 RAW ロスレス圧縮 RAW 圧縮 RAW |
デジタル入出力 | USB Type-C(USB3.1 Gen1) | USB Type-C(USB3.2 Gen1) |
充電式バッテリー | NP-W126S | NP-W235 |
寸法(幅×高さ×奥行き) | 約 132.5 × 92.8 × 35.4 - 58.8 mm | 約 134.6 × 92.8 × 37.9 - 63.8 mm |
質量(撮影時) | 約 539 g | 約 607 g |
その他(X-T3比) | ・アイカップ強度向上 ・シャッター音 約30% 低減 ・深くなったグリップ |
待望の手ブレ補正、新しい大容量バッテリー、新開発のフォーカルプレーンシャッターなど、大進化の X-T4。
こうしてみると X-T3はなんだったんだと思えてしまいますが、X-T3も充分なくらいの進化でした。
高精細化した 大型EVF、AF性能の大幅な向上、AF-Cでの 瞳AF…等など、これでもか!という機能が盛り込まれていました。
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新センサーだけではない 撮影の心地よさが魅力の X-T3
これまでの進化は、主に画像センサーと画像処理エンジンの刷新が中心でしたが、X-T4は X-T3と同じセンサーを採用。
センサーやエンジン以外を大幅に刷新することで、X-T3という名機を超える進化を実現できたことは、本当に素晴らしい。発売価格も含め、FUJIFILMの頑張りが感じられます。
買い換えたいポイント
個人的に、魅力的なポイントは下記の通り。
- 大容量バッテリー
- 改善されたアイカップ
- 深くなったグリップ
そこかよ!って感じですが、20万円と価格も手頃ですし、この辺りが買い換えの動機です。
現在、バッテリーは 3つ所有していて、1日中の撮影でも余裕を持って対応できるのですが、やはり取り回しが面倒です。バッテリーが少ないに越したことはないですし、充電の手間も減りそうでなにより。
グリップが深く改善されているのは興味深いですね。
(Leicaを意識してなのか)グリップが浅いモデルが多かった FUJIFILMでしたが、X-T200などグリップが深いモデルが登場してきました。
今はハンドグリップを利用していますが、それが 100gほどあるので、結果として軽量になりそう(誤差の範囲ですが)。なにより不要なアクセサリが廃止できるので、見た目がスッキリして望ましいです。
気になるポイント
次に、気になっているポイントは下記の通り。
X-T3も同じエンジンなので、ファームウェアのアップデートで対応されそうな点が多いです。
- AFヒット率や 顔瞳AFの追従性向上
- 3種類のオートホワイトバランス
- 非可逆圧縮の 圧縮RAW?
ポートレート撮影が多い身としては、AFヒット率や 顔瞳AFの追従性向上などは気になる限り。
また、AWB(オートホワイトバランス)の拡張も便利そう。
FUJIFILMの AWBは非常に優秀だと感じてますが、それでも光源によっては悩みが出ている部分もありました。
X-T4では、白色を優先する「ホワイト優先」と、より温かみのある雰囲気が出る「雰囲気優先」を選べるようになりました。
撮影に応じてどちらに振り切りたいかは明確なので、カメラ側に的確に AWBの指示が出せるようになったのは、めちゃんこ便利です。
そして、地味に気になっているのが「圧縮RAW」という新たな形式。
これまでも「ロスレス圧縮」という RAW形式を選択できたのですが、非可逆圧縮の形式になるそうなので、さらにファイルサイズが小さい RAWになるのではないかと予想。
具体的にどのように圧縮されるのかが未知数ですが、Adobeの クラウドストレージがヤバいことになっているので(現在 5TBを契約中)、撮影によっては圧縮RAWの選択も有効な手段になるかも知れません。
レンズキット vs レッドバッジ
X-T4を購入するとしても、悩ましいのはレンズキットを購入するか否か。
Amazonによると、ボディ単体との価格差は ¥60,000。
現在、XF16-80mmF4 R OIS WRの価格は ¥90,200なので、なんと 33% OFF!
あの待望の万能レンズが、かなりのお得価格で入手できることになります。
製品名 | Amazon 価格 |
---|---|
X-T4 シルバー 単体 | ¥204,500 |
X-T4 シルバー レンズキット | ¥264,500 |
XF16-80mmF4 R OIS WR | ¥90,200 |
XF16-55mmF2.8 R LM WR | ¥120,535 |
ところが、X-T4発売記念キャンペーンとやらが実施されており、レッドバッジの XF16-55mmF2.8 R LM WRが 30,000円のキャッシュバック中!
関連記事:
XF16-80mmF4 よりも XF16-55mmF2.8 の方が向いているのではないか
実は去年に XF16-80mmF4よりも XF16-55mmF2.8のほうが向いているのでは?という記事を出しており、購入するならレッドバッジじゃないかという悩ましさ。
ただ、安くなるとはいえ、支払い総額は 30万円以上。
冷静に考えたら安くはない額ですし、無理にズームを購入する必要があるのかという意見もあります。
実際、去年の記事でもズームレンズは不要だなという結論に達していました。
ただ、そんなサブレンズなだけに割引で購入したいというワガママ。
しかも、ヨドバシ・プレミアム会員なら 20%ポイント還元中なんですよね。どうせ買うなら今じゃないのかなって。
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Xマウントレンズの ロードマップに 発売日と価格を追記しました(2020年版)
X-T3との 2台体制で安心
手ブレ補正が大注目の X-T4ですが、個人的には そこまで必要としていません。
ポートレートの場合は 被写体ブレの影響が大きいですし、躍動感を出す際にもブレが独特になるので、この辺りは実際に利用しながら癖を掴んだ方が良さそうです。
上記のためだけに買い換える価値があるかは悩ましいところですが、サブカメラも欲しいと考えていたので、ちょうど良い時期でした。
大事な撮影の際にカメラが故障した場合、今だと対応が難しい状態だったので、控えがあるだけで だいぶ安心感が違います。
それに、X-T3の撮影枚数をみたところ 10万枚近い数字だったので、既に耐久枚数の 60%を超えていました。
特に連写を多用した撮影はしていないのですが、思っていたよりもあっという間。そう考えても新しい 1台は押さえておきたいなと考えています。
それぞれに標準レンズと望遠レンズをつけて撮影に臨むといったこともできるようになりますし、ちょうど X-Trans CMOS 4で同じセンサーですし、2台体制としても使いやすいのではないかと目論んでいます。
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