こんにちは。 岩崎です。
年明けからプロトタイプを公開したりと、なにかと発売を匂わせていた WILLCOM。いよいよ「WILLCOM D4」として、正式に発表したみたいです。
予想していたよりも魅力的な端末となりそうですが、今のところ購入する予定がありません。
「Menlow」が囁かれるようになってから約1年。*1
来るか来るかと思っていましたが、ついに WILLCOMから発表されたようです。
このような小型なパソコンは、総称して 「UMPC」と呼ばれています。Sonyの VAIO type U が そこそこ売れているように、この手のモデルにはある程度のニーズがあるようです。
デザインもそこそこ良さそうですし、オモシロそうな商品。好きな人にはタラマン商品でしょう。恐らく、数年前の自分だったら飛びついていた商品だと思います。
- *1
- 「Menlow(メンロー)」は、Atom(アトム)を中心とした、UMPC次世代プラットフォーム「Intel Centrino Atom」の開発コード名。
選択肢は WILLCOM D4 だけではない
初代 W-ZERO 3の流れをくむ商品にも見えますが、W-ZERO 3と違う点があります。
それは、他社からも発売される可能性があるというコト。
W-ZERO 3は、ある意味 特殊な存在でした。
スマートフォンというくくりがあるモノの WILLCOMの色が強く、あくまでも WILLCOMの製品でした。
しかし、今回の WILLCOM D4は違います。
コチラは、Intelが推し進める「Intel Centrino Atom」の一環という色合いが強い。
その為、WILLCOMだけに留まりません。
恐らく、今後も似たような製品が発売される可能性があり、WILLCOM D4だけが選択肢ではありません。
既に 東芝なども開発を行っており、DoCoMoも発売を匂わせています。
Atomでモバイル業界を手中に収めたい Intelや、SP1で Vistaを波に乗せたい Microsoft、Blogの流行りにあわせて UMPCを流行らせたいパソコン業界などなど、メーカー側では UMPCが“流行り”なのです。
ポイントとなる選択肢
似たような端末が発売されるコトは間違いないのですが、通信インフラをどのように確保するかが、大きな鍵となると思います。
今回の WILLCOM D4は、「W-SIM」と呼ばれるコアモジュールに対応している為、WILLCOMの通信網を利用して通信するコトが可能になります。
もし DoCoMoブランドで発売される場合は、当然ながら W-SIMには対応していないでしょう。既に通信モジュールを内蔵するなどして、DoCoMoの通信網だけが利用できる端末になっていると思います。
インターネットに接続できない 「UMPC」などは、あまり意味がありません。国内の現状を考えると、発売するには どこかのキャリアと協力する必要があります。
どのキャリアを利用するかが、1つの決定打になると思います。
通信速度、安定性、料金など、まだまだ各社に差がある状態なので、用途にあった選択が必要でしょう。
今回の WILLCOMの場合は 3,880円で繋ぎ放題となる為、コストパフォーマンスには優れています。データ通信に関しては力を入れているキャリアなので、この手の製品は得意分野。全国的に利用できますが、都内であれば高速な通信も見込めると思います。
そもそも持ち歩く必要性があるのか?
…と言うコトで、なかなか気になる製品ではあるのですが、自分は購入する予定はありません。まだまだ似たような新製品が発売されるのが明確ですし、もう少し出揃ってからでも悪くないです。
できれば HDDの代わりに SSDを利用したモデルの発売に期待。持ち歩くモノなので、衝撃に強いゼロスピンモデルが理想的です。
32GBの SSDは、既に iPod touchで実績がありますし、その手の製品に強い東芝さんなどは、SSD搭載の UMPCを発売してくれる可能性が高いです。
ただ、そこまで待ち望んでいないのは、そもそもケータイで間に合ってしまっているというのが正直なところ。わざわざ別途でパソコンを持ち歩かなくても、ほとんどの作業がケータイで済んでしまいます。
推測変換が充実しているので、3,000文字くらいなら余裕で打ち込めます。
内蔵されているブラウザなどを駆使すれば、会社のグループウェアにログインし、メールを確認。添付されているパスワード付きの ZIPファイルを解凍し、解凍した Excelを確認するといった作業も、ケータイのみで行えてしまうのです。
ただ、Blogの更新までは行えないのが現実なところ。
中途半端な記事は載せたくないですし、画像の編集などとなると、やはりパソコンが必要です。Blogの更新のためだけに購入するのかは悩ましいところですが、とりあえずは UMPCの充実を待ってみようかと考えています。
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