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手間取る 小規模企業共済の解約手続き

経営者自身の退職金制度として存在している「小規模企業共済」。

こんにちは。ようやく共済金が振り込まれた岩崎です。

個人事業主として仕事をしていた時に加入した「小規模企業共済」。退職金的な扱いで加入を薦められた共済でしたが、なかなか解約できずに苦しんでいました。小規模企業共済制度について

国がからんでいるせいか、手続きが非常に面倒。とにかく必要書類が多すぎますし、なかなか時間が取れない自分にとっては非常にストレスでした。今日の日記では、その手続き内容をまとめておきました。今後、同じように共済金の請求を考えている人の参考になれば幸いです。

見事、引越貧乏に陥ってしまい、旧居の家賃は絶好調で滞納中。頼みのキャッシングも、とうの昔に限度額へ達していました。そんな救世主として思い出したのが、個人の時に申し込んでいた「小規模企業共済」

経営者自身の退職金制度として存在している共済制度。
個人事業主は退職金が存在しないので、その代わりとして月々積み立てていく制度です。自分の場合、月々5,000円ほどしか積み立てていませんでしたが、気がつけば 10万円ほど貯まっている様子。さっそく解約(共済金の請求)の手続きをするコトにしました。


効率の悪さがアダとなる

できれば駅の近くに欲しい豊島青色申告会。

解約しようと、最初の手続きをしたのが 2月の頃。

しかし、印鑑登録証明書や 事業廃止届出書など、予想よりも必要書類が多く、最初の手続きにも至りませんでした。印鑑登録証明書さえも持っていなかった自分は、印鑑登録からのスタート。区役所に足を運ばなくてはなりません。

また、小規模企業共済を取り扱っている委託団体を通す必要があるらしく、その確認印も必要となります。
自分の場合は、豊島区の青色申告会から確認印を戴く必要がありました。よりによって引っ越してしまったので、この確認印をもらうために わざわざ池袋に戻ってくる必要があります。駅から遠いし、平日しかやってないし、確認印をもらうのも容易ではありません。

さらには、銀行にも足を運ぶ必要があります。
積立金の受取を行う口座が実際に存在しているコトを証明するために、銀行に口座番号の確認印を押してもらわないとイケないのです。

こうして全ての書類が完成し、手続きできたのは先月のコト。区役所に行ったり、銀行に行ったり、非常に大変。なかなか時間が取れなかったコトもありますが、共済金を受け取るまで 5ヶ月もの月日が経過していました。


処理手続きのまとめ

面倒な処理手続きと、多すぎる必要書類。

なかなか手間のかかる小規模企業共済の解約(共済金の請求)。
同じように解約をしようと考えている人は、以下の手順で処理を進めるとスムーズです(個人事業廃止の場合)。

ただ、青色申告会に加入していて 仲が良い人が居る場合は、直接相談した方が早いカモ知れません。必ず青色申告会を通す必要がありますし、用紙などが揃っている場合が多いので、スムーズに手続きが済みます。

あまり仲が良くない場合は、面倒くさがられて 結局 中小機構とやり取りする必要が出てくるので、以下で手順を整理して進めていくのがベターです。

  • まずは手元に資料が残っているかを確認してください。共済契約締結証書などが揃っていないと手間取ります。少なくとも契約者番号(7+2桁の数字)が確認できる書類くらいは揃えてから進めて下さい。分からない場合は、共済相談室(050-5541-7171)に連絡です。
  • 共済相談室(050-5541-7171)に連絡し、共済金等請求書を郵送してもらいます。「小規模企業共済を解約したいのですが」と伝えれば、必要な書類を郵送してくれます。青色申告会などにも置いてある場合があるようです。
  • 事業廃止届出書を用意(写しでOK)。個人事業主を辞める際に、税務署に提出した用紙です。届出書は受理されたモノに限られます。
  • 印鑑登録証明書の用意。区役所から交付してもらってください。必ず必要なので、登録していない人は新たに登録する必要があります。
  • 郵送してもらった共済金等請求書に必要事項の記載。可能であれば共済を加入した場所などで教えてもらったり、必要書類を再確認してもらうのが確実です。
  • 退職金(共済金)を受け取る銀行に共済金等請求書を持って行きます。口座が存在してると捺印してもらえます。同じ銀行なら、必ずしも対象の支店に向かう必要はなさそうです。
  • 共済に加入した委託団体に共済金等請求書と必要書類を全て持って行き、確認印を押してもらいます。これで全てが完了。お疲れさまでした。ここからの手続きは委託団体が処理してくれるので、あとは振り込まれるのを待つだけです。

書類の記載方法の相談をする必要がなければ、書類を揃えて委託団体に行くだけで大丈夫ですが、心配であれば 5.の段階で記載方法などを相談しておくコトをオススメ致します。金融機関の印などをもらったあとに記載ミスなどがあると痛いですし、状況によっては用意する書類も増えるみたいです。

請求後、特に問題がなければ 3週間程度で振り込まれるようです。自分の場合は、青色申告会に提出してから 2週間後に振り込まれました。


ようやく全てが揃った書類たち。

こうして、ようやく受け取るコトができた共済金。人によっては高額な金額となるので、当然と言えば当然ですが。必要書類が把握できていなかったので、市役所や銀行、青色申告会と、アチコチ足を運ぶハメになってしまい無駄足ばかりでした。

ただ、スグに貯金に手を出してしまう人などは、この面倒さが 逆にブレーキになって良いカモ知れません。お金があればスグに使ってしまう自分でさえも、あっという間に 10万以上の積立ができました。

また、所得税が安くなったりと節税効果もあるので、貯蓄以上のメリットがあるのも大きなポイント。掛金も 500円単位で設定できますし、確かに解約は面倒ですが 加入して損はない共済だとは思います。

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