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CASIOを取り込む NEC

ついに CASIOと NECが手を組み合う。

こんにちは。いよいよ CASIOと NECが統合されてしまうようです。

NECが 66%の出資を行う、NEC主導の統合。「CAが消えた」と嘆くコメントも見受けられますが、もはや潰し合いにもならない冷え込んだ国内市場では有効な手段。特に海外進出を視野に入れるのであれば、NECと CASIOの合併は前向きな選択だと感じます。

三菱撤退の日記を書いてから 1年半。ケータイ市場に新しい風が吹いてくれるコトを祈っていましたが、同じようなケータイばかりが発売されて、マンネリ化が進むばかり。思った以上に国内のケータイ市場は病んでいたようです。

NECと言えばオーソドックスな印象ですが、G'z OneEXILIMなど 特徴的な端末が多い CASIOと一緒になるコトで、新しい「N」が登場してくれるコトに期待しています。

特徴的なモデルが多い CASIO端末。

当分は それぞれのモデルを発売していくようですが、段階的に総合されていくそうです。少なくとも通信方式が別々の auで、NECの端末が出てくるなんてコトはなさそうな予感。次フェーズで通信方式が統一化されていく頃(LTE世代)に本領発揮といった感じではないでしょうか。

記者会見では、NECの大武氏から「国内8社で年間3000万台では、ノキアやサムスン電子などにはなかなか勝てない。国内で8社も生きられるスペースはもはやない。今回の合併は今後チャンスを得るために先手を打った形。」…といった発言があったようです。そういった発言があったからこそ、今回の統合は前向きに検討できるのではないのかなぁ…と感じます。


トラブルが絶えない SoftBankですが、改善された環境があるのも事実です。

結局、独自路線を突き進んでしまった国内市場を、今さら変更するのは難しいのカモ知れません。SoftBankの参入で少しずつ改善されつつあるとは思うのですが、一度決まってしまったコトを覆すのは非常に困難なようです。

現状を見る限りでは、海外と同じビジネスモデルを取るコトは現実的ではありません。キャリアが提供するサービスが充実しているだけに、キャリアと端末を切り離せそうにありません。ガラパゴス市場と問題視されていますが、多くのユーザーが問題を感じていない以上、キャリアにぶら下がるしかありません。

結局、日本は独自路線を継続していくしかないようで、その中での生き残りを見つけていくしかないようです。ただ、トップシェアの SHARPでさえも利益率は薄いですし、もう少しキャリアの自由化は進めてもらいたいところ。天才的な発想の転換に期待しています。

それにしても、この日記を載せるだけで 3日もかかってしまうとは“予想外”。仕事に夢中になってしまって、なかなか時間が作りにくいです。

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Last Update 2021/03/26


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