こんにちは。 Eee PC S101 の実機を確認してきた岩崎です。
ついに国内での発売日が決定した Eee PC S101。新宿にてイベントを行っているとの情報を聞きつけ、さっそく遊びに行ってみました。Eee PC Anniversary & Eee PC S101 Launch Event
場所は新宿駅構内の「アルプス広場」。今日と明日の 2日間イベントを行っているそうです。さっそく Eee PC S101 に触れてきたのですが、これまでの Netbookとは、明らかにコンセプトが異なるモデルのようです。
激薄ではないが 高級感は増している
第一印象としては、思ったよりも“激薄”ではないコト。
薄型化されたといっても AirMacほどのインパクトはなく、そこまでの薄さは感じませんでした。薄さよりも、全体的な大きさが気になるところ。B5サイズを超えており、コンパクトな印象は薄れています。
その反面、キーボードが大きくなり、打鍵はしやすくなっています。
Eee PC 900-X では、半角/全角キーの位置が気になっていましたが、Eee PC S101 では改善されています。少し文章を書いてみましたが 戸惑うことなく入力できました。
背面もスッキリしていて好印象。薄型のバッテリーが採用されているので、バッテリーの部分が盛り上がるといったコトもありません。
高級感は、確かに増しています。
これまでの Eee PC はチープ感が目立っていただけに、その差は歴然。VAIO などと比べると、さすがに劣ってしまいますが、69,800円としては十分な質感です。
ただ、付属のマウスが安っぽいのは残念。手に持ってみると非常に軽く、安っぽさが伝わります。
ちなみに、展示されていたモデルの SSDは 14.9GBを認識しており、3.8GBが使用されていました。
従来の Netbookとは異なるコンセプト
Eee PC S101 がターゲットとしているのは、あくまでも女性ユーザー。
これまで 2台目として訴求されていた Netbookとは 大きくコンセプトが異なっているようで、その違いをとても感じるコトができたイベントでした。
どちらかと言うと、女性が 1台目として購入しても問題のないモデルに仕上がっているように思えます。
インターネットが普及すると共に パソコンを購入する女性も増えていますが、まだまだ高価なモデルが多いです。しかし、Eee PC S101 なら、69,800円で購入できる。インターネットやメールをするだけなら十分に利用できるスペックです。一般的な利用なら、16GBの SSDでも問題は無いでしょう。
そう考えれば、10.2型という大型液晶が搭載されている点や、マウスなどが付属している点も納得です。
よくよく見てみると キーボードにもラメ加工がされているようで、カラーリングも女性を意識したバリエーション。余計と思われたヒンジのクリスタルも、女性ユーザーを意識すれば必要なアクセントです。
これまでの Netbookから比較すると、あまり魅力が感じられない Eee PC S101。同じようなスペックで より安い Eee PC が発売されている点を考えると、ますます魅力を見いだすコトは難しいです。
ですが、これからインターネットを始めたい女性が 店頭で安いパソコンを検討した時、Eee PC S101 が 魅力的な候補になる可能性は高いです。
Netbookと呼ばれる製品達は、様々な制約が多く似たようなスペックが多いです。
その為に差別化が難しい製品だとは思っていたのですが、その中でも こんなにもコンセプトが明確なモデルは珍しい。さすが ASUSというところでしょうか。
Netbookの草分け的な存在だからこそ、発売できた製品だと思います。
まだまだ発展する Netbook
2台目の候補として挙げていた Eee PC S101 ですが、コンセプトの違いから購入を見送る方向としました。高級感もあり 確かに魅力的な製品ですが、求めるコンセプトではないモデルを購入する必要はないと判断しました。
この選択は、決して Eee PC S101 が悪いというワケではありません。
既に Aspire one を持っているならば、より良い製品を待つという選択ができるという経緯での選択です。
現在、Netbook市場は発展途上の段階にあり、激しい競争を続けています。
国産モデルが登場するなど、様々なメーカーから多くの Netbookが発売されています。Netbook市場は安定しつつあるという意見もあるようですが、定番の製品が出揃った今だからこそ、Eee PC S101 といった 変わったモデルが登場する時期だと考えています。
さらに Inspiron Mini 12 など、Atomプロセッサを搭載しながらも WXGAの液晶を搭載するモデルも登場しており、ライセンス制約が見直されつつあります。
ライセンス制約の緩和により、より高スペックな Netbookが発売される可能性があるコトから、ますます Netbook市場は発展していくコトも予想されます。デュアルコアの Atomも予定されていますし、急いで選択する必要はありません。
なにより、Aspire one が実に良い製品なので、現状に不満がないコトも理由の 1つ。より良い 2台目を検討すべく、もう少し様々な製品が発売されるのを待ってみても良さそうです。
…と言うコトで、より魅力的な Netbookが発売されるコトを祈りつつ、今日はこの辺で失礼致します。^-^/~
- at 23:30
- Cat 家電
- Tag Aspire one, Netbook
- コメント [2]
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1台持っているなら待つのも一つの手ですね。
既に持っているので、焦って購入する必要はないですからね。
それに、Aspire one で落ち着いてしまったので、ますます待ち状態になっています。
もともと Aspire one も、Lenovoの Netbookが発売されるまでの繋ぎだったのですが、なかなか発売されないですし、このままだと Sonyの Netbook登場まで待てそうな気がします。
(発売されるか不明ですが)