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Aspire one に SHD-NSUM30G を換装するイチ押し日記のマーク

既存で内蔵されていた HDD と、換装する SSD (SHD-NSUM30G)。

こんにちは。 ついに Aspire one の SSD化が実現した岩崎です。

採用した SSDは、BUFFALO の SHD-NSUMシリーズ。先日の日記で検討していたモデルです。他の Netbookに比べて、ディスクの交換が面倒な Aspire one ですが、無事に SSD化が完了しました。
予想を大きく上回る静音性とパフォーマンス。SSD化は大正解。より理想のモデルに近づくコトができました。

購入したのは 30GBモデルの SHD-NSUM30G
メールや資料なども、すべてネット上に置いてあるし、動画や音楽を持ち歩く予定もありません。現在、利用している容量が 10GBにも満たない状態だったので、30GBでも十分でした。

分解による作業 SSD化も、無事に終了。
わずかにサイズが合いませんが、Aspire one に SHD-NSUM30G を搭載させるコトは可能です。


簡単に行える移行作業

データの引っ越しはウィザード形式で簡単に行える。

付属のソフトウェア等で、データの引っ越しは簡単に行えます。

SHD-NSUMシリーズは、Serial ATA ポートに加えて USBポートも備えているのが特徴。USBケーブルで接続するコトで、外付け HDDとして認識させるコトが可能です。

あとは付属の「Acronis Migrate Easy」を利用すれば、内蔵されている HDDから、すべてのデータや環境を引き継げます。
インストール形式でも利用できるので、外付けの CDドライブが手元になくても大丈夫。USBメモリなどに CDのデータを抜き出してセットアップしてしまえば利用できます。

今回は 合計 11GBのデータを移行しましたが、15分程度でコピーが完了。
コピー処理は Windowsが起動する前に行われるので、boot.iniに /NOGUIBOOTを加えている人は注意。元に戻しておかないと進捗情報が表示されません。


意外と簡単だった分解作業

無事に SSDが換装が完了した様子。中央のグレーのモノが SSD。

移行作業が完了すれば、あとはディスクを交換するだけです。
Aspire one の分解レビューが アチコチ掲載されているので、インターネットの情報を確認しながら進めるコトをオススメ致します。私は、たぁさんの Blogを参考にさせて頂きました。

20本以上のネジを外す必要があります。他の Netbookから比べると大変な作業ですが、自作パソコンを作成した経験があれば大丈夫だと思います。

わずかにサイズが合わない冷却用の金属カバー。

マザーボードも取り外すコトで、ようやくHDDにアクセスできます。

HDDは 冷却用の金属カバーにて固定されているのですが、微妙にサイズが合いません。SHD-NSUM30Gが、0.数mm わずかに大きいです。
ただ、柔らかい金属なので、ムリヤリ装着すれば大丈夫。ギュッと押し込んでしまえば すべてのネジ穴が合うハズです。

分解をするまでは とても心配でしたが、1度分解してしまえば なんてコトはないですね。
手違いで 2回分解するハメになったのですが、2回目はサクサク進めるコトができました。後半は部品を固定せずに起動する度胸もついてきます。

分解作業の工程で、本体にキズがついたらイヤだなぁ…とも思っていたのですが、慎重に進めればキズがつくコトはなさそうです。カバーやキーボードを外す際も、こじあけるといった半強制的な作業はありませんでした。


予想以上のパフォーマンス

起動&終了時間の計測結果。起動時間が大幅に改善されています。

起動した時に まず驚いたのが、その静音性。
これまでファンだと思っていた音が、実は HDDでした。特に動作音が大きいと言われている Western Digital のモノだったので、その差は歴然。動いているのが心配になるくらいの静かさです。

パフォーマンスの低下も、心配ありませんでした。
MLCタイプの SSDの場合、書き込み速度が遅いために 全体的なパフォーマンスが低下すると聞いていたのですが、特に問題なく利用できています。

CrystalDiskMark 2.2 による測定結果。既存の速度を全て上回っている。

さっそくベンチマークを測定してみると、驚きの結果。
比較的 高速な SSDが採用されているようで、既存の HDDを大幅に超える結果となりました。
遅いと思っていた書き込み速度も すべて既存を超えていますし、ランダム転送(4K)に関しては 30倍以上の転送速度を実現しています。

その結果、起動時間も大幅に改善。*1
なんと 40%以上も改善。約30% 短縮されるというウタい文句を 大幅に超える結果となりました。

*1
起動時間は、電源を押してから スタートアップに登録しているタスクマネージャが表示されるまで。終了時間は、何も起動していない状態から終了し 電源ランプが消えるまでを、ストップウォッチにて計測。


魅力的な SHD-NSUMシリーズ

CrystalDiskInfoの結果。多くの情報が取得できないようです。

こうして、無事に換装できた SHD-NSUM30G。
もともとは耐震性を強化するコトを目的としていた為、多少のパフォーマンス低下は仕方ないと考えていました。しかし、予想を上回る転送速度。耐震性どころか、全体的なパフォーマンスも向上しました。

実際に使用してみると、安定したアクセス速度を体感できます。
HDDの場合、普段アクセスしていないフォルダなどを開くと クッと引っかかりを感じるコトがありますが、SSDの場合は そういったコトがありません。YouTubeなども安定して再生しています。

USB接続×付属のソフトウェアで、データの移行は簡単。USBケーブルも付属しています。

今回購入した SHD-NSUM30G は、ヨドバシカメラで 14,800円。15%ポイント還元なので、実質 12,580円です。

秋葉原などで発売されている SSDなどに比べると 少し割高ですが、BUFFALOから発売されているという安心感と 付属ソフトの充実ぶり、そして高速な転送速度を考えると、かなりお手頃価格です。

特に、USB接続×付属ソフトの充実ぶりは見逃せないポイント。
おかげで 簡単にデータを移行するコトができましたし、他にもバックアップや パーティションを操作するソフトなども付属しています。

予算があるのなら大容量モデルもオススメ。
容量が大きい方が 1セルあたりの書き込み頻度が下がり、長く利用できるというメリットがあります。


大正解だった SSD化

SSD化で、より理想のモデルに近づいた Aspire one。

今回の SSD化で、Aspire oneは 理想のモデルに近づくコトができました。
現状、国内で選択できるベストモデルだと感じています。

もともと Aspire one は、バランスの良いモデルだと思います。
値段も 5万円前後と安いですし、デザインや キー配置にも不満はありません。飛び抜けた長所がない代わりに、目立った欠点もないというのが最大の魅力だと思います。

ただ、内蔵ドライブに HDDを採用しているという点だけが、個人的に気になっていました。その唯一の欠点が克服され ますます手放せないモデルになったと感じています。

なにより、当初の目的だった「移動中に起動」を 遂に実現するコトができたのが嬉しい限り。

お昼のチャイムが鳴り、移動している間に起動できるので、カフェに着く時には Blogの更新を即座に行えます。様々な情報を保存しているだろう終了時でも、障害を恐れず持ち歩けます。
動作中、ちょっと席を移動したいときも ためらう必要はありません。モバイルPCとして、この安心感は見逃せないポイント。SSDの選択は大正解でした。

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コメント

名無し (2008/10/06 02:52)

私もBUFFALOのSSDに交換できるかなー、と考えていたのでとても参考となりました。
願わくば、SSDへの交換後バッテリ稼働時間にどのくらい変化があるのか、
レポートしていただけると小躍りして喜びます。
期待しております。

岩崎 仁 (2008/10/06 02:55)

コメントありがとうございます!
サイズ的にギリギリですが、無事に交換するコトができました。
バッテリーは意外とリクエストが多いですね。さっそく確認してみたいと思います。

流れ者 (2008/10/07 00:51)

換装完了ご苦労様でした。性能アップ、非常に参考になります。それにしても30倍とは驚きの数字です。

バッテリーも20%くらいアップしてくれればいいですが、期待しすぎでしょうか。(笑)

岩崎 仁 (2008/10/07 01:43)

>流れ者さん
前回はコメントありがとうございました!
流れ者さんの応援があったからこそ、SSD換装が実現できたといっても過言ではありません。非常に感謝しています。

そもそも HDDがそこまで電力を消費していないというコトもあり、20%も向上するかは微妙なところです。まだ完全に計測はしていませんが、そこまで大幅な向上はなさそうですね。

サターン (2008/10/10 12:07)

換装成功オメデトウ。

良い結果が出て良かったですね。

岩崎 仁 (2008/10/11 03:05)

>サターンさん
意外に分解も簡単でしたし、ホント良い結果が出て良かったです。
既に SSDに換装している記事は出ていたので、ある程度の安心感はありましたが、パフォーマンスが悪くなるといった記事も見かけていたので心配していました。

岩崎 仁 (2008/10/11 04:55)

SSD化による駆動時間の影響ですが、やはり大差ないようですね。
Youtubeの動画を次々と大画面で再生していましたが、約100分で電源が落ちました。

稼働環境は下記の通りです。
・ボリューム: OFF
・液晶の明るさ: 初期値
・無線LAN: OFF
・インターネット: 有線LAN
・常駐ソフト: ウイルスバスター2008, ATOK2008

サターン (2008/10/13 10:27)

駆動時間は関係ないんですね。

岩崎 仁 (2008/10/13 21:15)

バッテリーでの稼働時間は、HDDがボトルネックになっているワケでは無さそうですね。
頻繁にアクセスしていない限り、そこまで大差は出ないかと思います。

稼働時間を増やすという意味では、HDDを SSDに換装するより、液晶の明るさを下げた方が効果的のようです。

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