こんにちは。Xperia X10 mini が欲しい岩崎です。
Googleが無償で提供するAndroid。iPhoneの対抗馬として、様々なスマートフォンに搭載されつつありますが、最終的な勝ち組は Androidではないように思えてきました。“勝ち組”の指標は人それぞれだとは思いますが、それは iPhoneでも Androidでもなく、もっと別な OSのように感じられます。
この手の日記は 書くだけ書いて封印してしまうのですが、最近まともな日記が書けていないので “個人的な意見”として展開しておくコトにします。どうか温かい目で見守って下さい。
「Xperia」は 本当に盛り上がっているのか
Androidを搭載する Sony Ericssonの 「Xperia」。
先日発表された docomoの投資家情報によると、発売 20日で 10万台もの売れ行きなのだそうです。個人的には予想以上の売れ行きですが、大半はメディア関係者のような予感。本当の意味で売れている台数はどれくらいなのかが気になります。
物珍しさで購入してしまった知り合いも、従来の機種とのギャップに苦労している様子。使い方やサービス自体も、現行の iモード端末とは全く違いますから、予備知識ナシで手を出してしまうのはオススメできません。
自分も店頭で操作してみますが、そこまで飛びついてしまう魅力がどこにあるのかが分かりません。iPhoneが買えずに購入した人も多いでしょうし、目新しさだけで売れているのではないかと疑ってしまいます。
対してデメリットも告知しないまま 勢いで売りさばいてしまう、現在の販売方法にも疑問。とにかく「Xperiaは売れました!」という既成事実を作りたいのか、ムリヤリ盛り上げているような感じが否めません。
実用性が高い 最新バージョン
SoftBankからも 「HTC Desire」という Android端末が発売されています。
Xperiaよりも新しいバージョンの Androidが搭載されているのがポイント。マルチタッチや マルチアカウント、ブラウザ機能の強化などが行われています。
ベースとなる基本機能は HTC Desireの方が使いやすそう。
Timescapeといった独自UIに誤魔化されている Xperiaよりも、実用性は高そうです。一応、Xperiaも 2.1へのバージョンアップが予告されていますが、もう少し時間がかかるでしょう。
現行のようなユーザー体験を 2.1で実現するのは、そう簡単ではないと予想しています。
現行の UI設計も かなりギリギリな時期でのリリースだったと聞きますし、さらに 2.1への対応となると負荷が高そうです。
今後も様々な改修が求められるでしょうし、それらの要望や不具合に対応しながらも最新バージョンへの対応となると、なにかが犠牲になるのは必至。速度、完成度、リリース時期。すべてを満足する形でリリースするのは、なかなか難しいのではないかと思います。
そもそも、2.1になったところで根本的な使いやすさは改善されないままです。
Android自体が まだまだ発展途上であるコトは間違いなく、“玄人のオモチャ”であるコトは否めません。
iPhoneは Appleの集大成
やはり iPhoneの操作性は秀逸だと感じます。
iPhoneが発売されて以来、各社から似たようなフルタッチモデルが発売されていますが、これは良い!と思えたモノがありません。改めて操作してみても iPhoneの操作性は一線を越えており、どう頑張っても超えられない壁さえも感じます。
ハードウェアとソフトウェアを一括して開発する垂直統合型であるコトも、iPhoneの完成度の高さに繋がっているようです。垂直統合型が良いか悪いかは別としても、現状で魅力的な商品が完成しているコトは確かです。
言わば Appleの集大成。Appleの得意分野が詰め込まれた作品であり、Appleの強みを活かせる製品作りをしています。それを他社が似せようと思っても、同じようには行かないのは当然です。
つまり、iPhoneの真似事ではダメだというコトです。
現行の iPhoneなんて意識せず、もっと自社の強みに特化すれば、もっと奇抜なスマートフォンが登場するカモ知れません。そして、そういった機種こそが iPhoneを超えられると思うのです。
そんな素晴らしいスマートフォンが Androidによって実現する。そんな未来を信じていましたが、本当の勝ち組は Androidではないように感じてきました。
iPhone化する Androidに未来はあるか
常に「iPhoneの場合は…」と比較される。
スマートフォンを開発すると、どうしても iPhoneのような操作性を求められてしまい、開発メーカーも意識せざるを得ない状況です。
Androidが勝ち組になれない理由は、iPhoneの対抗馬として 最も近い存在にいるからです。
フルタッチ市場は Appleが基盤を作ったようなモノであり、iPhoneの操作性がデファクトスタンダードになりつつあります。その結果、各社の独自性が受け入れられず、どんどんと iPhoneの真似事のようになってしまう気がします。実際、Androidにも iPhoneを真似たような機能が 数多く取り入れられました。
様々なメーカーやユーザーの要望に応えながらも、iPhoneの操作性も取り入れなければイケない。その結果で、操作性が良くなるとは とても考えられません。むしろ、中途半端な OSになってしまうのではないかと心配してしまいます。
確かに、iPhoneの対抗馬として躍り出たコトは特筆すべき点ですが、このまま勝ち残るのは難しいでしょう。
(期待される反動から) 現在の Androidは 非常に多岐にわたって機能改善が求められています。それだけでも混乱しそうな状況で、このまま iPhoneと競り合っていくのは困難なように感じます。
そもそも iPhoneと Androidは、根本的な設計思想が異なる為、純粋に比べられるモノではありません。しかし、どうしても比べられてしまう状況になってしまう。iPhoneに近いからこその もどかしさ。比較しない方が不思議なくらいの状況です。
まだまだ発展途上の スマートフォン市場。
Nokiaの「MeeGo」、Samsungの「bada」、そして HPの「Palm」買収。Androidが場を盛り上げている合間に、独自のプラットフォームが開花する時代がやってくるのではないでしょうか。その時こそ、本当の勝ち組が見えてくるように感じられます。
mini pro じゃなくて?
mini pro欲しい。
SH-03Bの方が使えるような気がする・・・。
>はまーさん
mini pro でも良さそうですが、miniも可愛くて良いかなぁ…と感じています。
文字入力は諦めるしかなさそうですがw
> <う>さん
iアプリを利用したり、おサイフケータイを利用したりと、国内専用のサービスを利用するなら、断然 iモード端末の方がメリットが高いでしょうね。
完成度も高いですし、全体的なバランスを見ても SH-03Bの方が実用的な端末になると思います。
ただ、それでもキャリアがスマートフォンに力を入れるのは、スマートフォンの世界的シェアの拡大だと感じます。
ある程度の市場に拡大したスマートフォンが、近い将来 国内に流れてくることは必至でしょうし、あっという間に市場が食われてしまう可能性もあります。そんな後れを取らないように、キャリアは事前に対策を打っているのだと感じます。