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ポメラの購入を諦めた 3つの理由イチ押し日記のマーク

使い方そのものを勘違いしていた「ポメラ」。

文庫本サイズの携帯性ながら、折りたたみ式のキーボードを搭載する デジタルメモツール。“あったら良いな”が製品化された商品だと、発表当時から期待していたアイテムでもありました。

月曜日に発売されたというコトで さっそく店頭で確認してきたのですが、残念ながら購入に至るコトはありませんでした。
どうやら使い方そのものを勘違いしていた模様。ポメラ本来の使い方を検討した結果、ケータイの方が便利であるコトに気がつきました。

Blogの更新時間が削られつつある状況なので、こうしたメモツールを欲しています。
2秒で起動する高速性、ATOK搭載、単4電池で長時間駆動、見やすいモノクロ液晶…等など 魅力的な機能が多いポメラ。まさに待ち望んでいた製品でした。

しかし、色々と検討した結果 購入は断念するコトとなりました。
どうやら使い方そのものを勘違いしていたようで、本来の目的を考えてみるとケータイの方が便利なように思えてきたからです。少なくとも自分の生活ではポメラを必要とするシーンが思い浮かびませんでした。


1. 入力ツールとしての機能不足

限られた項目のみが並ぶ 設定メニュー。

1番の理由は、文字入力に関する機能不足を感じたため。
文章を入力する専用ツールにもかかわらず、入力に関する機能が不足しています。設定項目があまりにも少ない。

予測変換は行えないし 追加辞書も存在しないのでは、ケータイの方が高機能です。せっかくのキーボードですが、ソフトウェアとしてのサポートが手薄。

扱える最大文字数も少ないですし、画面に表示できる文字数も 最大400文字程度。ケータイの方が快適に入力できるような気がします。

スペースや改行などの記号を表示するなどの設定もなく、全体的にカスタムできる部分は少なめ。全体的に “遊び”がなく、操作性は非常に限られてしまいます。


2. 限られる利用場所

様々な利用シーンを紹介する ポメラの紹介ページ。

手軽に持ち運べるデジタルメモとして登場したポメラですが、意外にも利用場所は限られているように思います。

KING JIM としては、会議などのビジネスシーンを想定しているようですが、サーバの資料は読めないし、Office文章も開けません。素直にパソコンを持って行った方が早そうです。
見かけがパソコンなので、管理がキビしいところでは そもそも社内に持ち込めるのかも怪しいところ。無申請にもかかわらず、突然 会議で取り出す勇気はありません。

セミナーでの活用はできそうですが、カチャカチャというキーボードの音が迷惑にならないかが不安。キーボード自体は そんなに音はしませんでしたが、安定性が悪いので テーブルにぶつかる音がします。

カフェで利用するなら、素直に Netbookの方が便利です。

かといって、外出先でも利用場所も見つかりません。
スマートなシルエットでもないので、電車の中で広げるのには抵抗があります。新幹線などは、素直にノートパソコンの方がスマートでしょう。

カフェなどでの利用も考えられますが、Netbookを持っているので、わざわざポメラを利用する必要はありません。

特に調べ物をしながら書くコトが多いので、スタンドアロンでの文字入力には限界があります。
結局、インターネットに接続していないと Blogの更新さえも行えません。他にも利用できる箇所を検討してみたのですが、具体的な利用場所を見つけるコトはできませんでした。


3. データの連係方法に不満

データの連係は、USBと SDカードのみ。

パソコンとの連携方法が、USBか SDカードのみという点も残念なところ。

面倒なケーブル接続などをしなくても、ワイヤレスでメモを転送できるのが理想的。手軽に書いたメモなのだから、もっと手軽に連携できれば良かったです。

常に新規からデータを書き起こしていれば問題はありませんが、実際は同じ文章を手直ししていく機会も多いです。
この日記も例外ではありません。長い日記などは 数日間かけるコトも多いため、何度も見直して修正していくコトが多いです。日記の下書きはネットワーク上に保存されているので、時には自宅のパソコンから、時には Netbookからなど、様々な場所で修正できる環境が整っています。

しかし、通信環境が限られているポメラでは、そのサイクルに加わるコトはできません。編集の度に SDカードを経由しているのでは、手間ばかりがかかってしまいます。せめて Bluetoothくらい搭載してくれれば便利だったのですが。


使い方そのもの勘違いしていたポメラ

ポメラは 純粋にメモをするというのが目的。長文を考えるような使い方ではありません。

上記の理由から、購入を断念するコトとなったポメラですが、どうやら 使い方そのものを勘違いしていたようです。

あくまでも “メモを取るツール”であり、“文章を考えるツール”ではないのです。
テキスト専用のデバイスというコトで、ついつい文章を考えるツールとして考えてしまいましたが、それは大きな勘違いでした。Blogの本文を考えるのではなく、書きたい概要などをメモする。そういった使い方がメインなのです。

そう考えれば、上記の欠点も納得がいきます。
メモするコトが目的なので、入力機能は最低限で十分です。ちょっとメモするコトが目的なので、データの連係も不必要。最大文字数が 8,000文字というのも、こういった用途から考えられた結果でしょう。ちょっとメモするコトを考えれば十分なサイズです。


ちょっとしたメモという用途なら、ケータイの方が便利そう。

…と言うコトで、使い方そのものを勘違いしていた ポメラの本質。
今のところ、その手のメモはケータイにて行っているので、高価なポメラを購入する必要は無さそうです。

確かに、キーボードよりは入力が難しいのですが、予測機能が充実しているので ちょっとメモをするには十分です。
少し混んでいる電車でも利用できるのは、ポメラにない魅力。ケータイは片手で入力できるので、電車の中でもスマートにメモするコトができます。

大事なメモはそのままメールで送信できますし、逆にパソコンからの受信も可能。常に持ち歩いているので メモを忘れるコトがありません。ちょっとしたメモならケータイの方が便利だと感じています。こうした利点から、ポメラの購入は諦める結果となりました。

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