こんにちは。MDR-EX38IPを購入した岩崎です。
Sonyのインナーイヤーヘッドホンですが、口元に iPod/iPhone対応のリモコンが搭載されているのが特徴。Appleの純正ヘッドホンのように、手元で iPodの操作が可能となります。
発売が発表されてから 2ヶ月も経過。普段から Sonyのヘッドホンを愛用している iPhoneユーザーとしては、待ちに待ったモデルではないでしょうか。
ただ、残念ながら あまりオススメできるアイテムではないようです。比較的 Sonyびいきの岩崎ですが、期待が大きすぎたのか 結局 Bluetoothヘッドセットに戻ってしまいました。
さっそく利用してみた MDR-EX38IPですが、やはり手元にリモコンがあるのは便利です。イチイチ iPhoneを出さなくても、スグにボリュームやスキップなどが行えるので 快適に音楽を楽しめます。
また、ペアリングや充電の手間がないのもラクチン。
Bluetoothヘッドセットの場合、接続の確立や 充電切れの問題があるのですが、そういった心配から解放されるという点も見逃せないポイントです。
Jabra CLIPPERなど USBから充電できるヘッドセットは良い方ですが、DR-BT21Gといった 専用の ACアダプタが必要なタイプは致命的。バッテリーが切れてしまうと音楽を聴くコトができず、長期的な移動には向いていませんでした。
…と、確かに便利そうな MDR-EX38IPですが、オススメできるかというと微妙なところ。
音質も良い方ではありません。ベースが MDR-EX35LPなので メリハリもなく、全体的にこもったような音質です。値段が安いので仕方ないのですが、全体的にチープな作りも気になります。
さらに残念なのが マイクの品質。Jabra CLIPPERに比べて、より口元にマイクがあるにもかかわらず、声が聞こえにくいと言われるコトが多くなりました。随分と周囲の雑音を拾ってしまうようです。
コード関連も不満が残ります。
L型プラグなので取り扱いが面倒ですし、分かれているコードも 異様に長い。分岐点からイヤホン部分まで、なんと 42cmもありました。
そもそも、Sonyのイヤホンなら ネックチェーン型を採用してもらいたいところでした。
コードが首の後ろに回ってしまうのでリモコンが取り付けにくいのカモ知れませんが、コードが分岐している下の部分に付ければ問題無さそうですし、不可能ではないと思います。
結局、1週間程度で使いにくくなってしまい Bluetoothヘッドセットに戻ってしまいました。
確かに ペアリングなどの手間からは解放されたのですが、それ以上に コードが長すぎて扱いにくいのが気になりました。iPhoneからダラ～んと伸びたコードは不格好ですし、ポケットの中で絡まってしまうと元に戻すのも面倒です。Bluetoothなら、画面やカメラに コードが重なる煩わしさからも解放されます。
また、(個人的な意見ですが) 改めて Y型コードは使いにくいと感じました。
耳から外しても首にかかっている ネックチェーン型に比べて、Y型はダラ～ンと落ちてしまい扱いにくい。Y型のコードも長いので、余計にダラ～ンとしてしまいます。コードの絡みを防ぐ コードスライダーが付いていますが、気休め程度にしかなりません。
あえて購入をオススメするならば、長いケーブルや Y型コードに慣れていて、そんなに音質を求めないユーザーが対象です。
ナゼ、ネックチェーン型ではなかったのか。似たような製品が多い上に 後発だからこそ、Sonyらしさを求めたいところでした。
これまで、Sonyのイヤホンはコストパフォーマンスが良い印象でしたが、今回に限っては 値段相応。これでは他のメーカーから発売されている類似品を購入した方が、随分と幸せになれるような気がします。
この日記には、まだコメントがありません。お気軽にどうぞ。