今日は、最先端IT&エレクトロニクスの総合展「CEATEC JAPAN 2007」に参加してきました。CEATEC JAPAN 公式サイト
主な目的は、ウワサの薄型有機ELテレビ「XEL-1」。
そして、4年ぶりに登場した金魚ケータイ「INFOBAR 2」。
以前から気になるイベントだったのですが、ちょうど仕事も一段落の時期だったコトもあり、会社を休んで行ってきました。
大規模な展示を行う「XEL-1」。
今年4月に年内に発売されるコトが告知され、先日ようやく発表された、有機ELテレビ「XEL-1」。プレスリリース
ついに一般初公開されたというコトで、Sonyブースはかなりの盛り上がり。30台近くのXEL-1が展示され、有機ELの特徴をアピールしたセッションが行われていました。
なにがともあれ、まずは自分の目で確認でしょう!というコトで、さっそく近くで見てきました。
映し出されている映像は、予想以上に良さげな画質。
完全な黒を表現できる有機ELなので、夜景などの表現力は液晶とは大違い。コントラストも非常に高く、動きの速い映像も滑らかでした。
比較するのも悪いのですが、MEDIA SKINなどに搭載されている有機ELとは大違いです。
また、解像度も心配するほどではありませんでした。
フルハイビジョンと呼ばれる解像度の 1/4 QHD(960×540)というコトだったので心配していたのですが、そもそもの画面が小さいので、結果的に解像度は増しているように思えます。
もともと、このテレビの前進が出展されたのは 2007年1月に行われた「2007 International CES」でのコト。当時 その薄さは驚異的で、写真を見た瞬間に魅了されてしまいました。
ただ、その時は完全に参考出展状態。発売される予定もありませんでした。
ところが、それから数ヵ月後に年内に発売するコトを告知!
そういった流れもあり、個人的には かなり気になっているアイテムなのです。
実際に確認してきた 3mmという薄さは、やはり魅力的。
かなり欲しいところなのですが、11V型(251×141mm)という小型ぶりが気になるところ。もぅ少し大きければ間違いなく GETなのですが。
ただ、20万円と予想以上に安い価格で仕掛けてきたので、今月いっぱい悩んでみようと思います。
各社も薄型テレビをアピール。
SonyのXEL-1の影響もあってか、各社でも薄型テレビの展示が目立ちます。
HITACHIでは“次世代薄型TV”として、1.9cmの薄型液晶テレビを展示。
特別ブースは外からは見れないようになっていて、行列に並んで見てきました。
プラズマテレビを発売しているHITACHIですが、薄型競争のために液晶テレビを発売するのでしょうか?
ちなみに、2010年をメドに 5cm程度の薄型プラズマテレビの発売予定もあるそうです。
液晶のSHARPも、当然追撃。
52V型の大画面にもかかわらず、わずか 29mmの液晶を展示(最薄部は20mm)。画面が大きいので、ますます薄さが目立ちます。
ちょっとした説明にも液晶を利用するなど、様々なところで “液晶のSHARP”を感じさせる展示内容。
さらに、Sony対抗とも言えるのが 12.1型の液晶パネル。2.88mmと、明らかに意識したパネルが展示されています。
ただ、これらの展示は あくまでも参考出展。
実際に量産するとなると話は異なるので、商品化されるXEL-1と単純に比べるコトはできなさそうです。
期待のデザインケータイ「INFOBAR 2」。
広い会場内を移動して、今度はKDDIのブースへ移動。
7つめとなるデザインケータイ「INFOBAR 2」を確認してきました。
かなりの人だかりが出来ていたのですが、なんとか割り込んで手にするコトができました。
気になっていた操作性は、意外にスムーズ。
全体的に丸いうえにボタンが端まであってフィット感が心配でしたが、思っていたよりもシックリ。レスポンスによるストレスも少なめで、スムーズな操作を行うコトができました。
中央が山となる丸みを帯びたデザインが、逆に打ちやすさへと繋がるみたいです。
有機ELを採用した画面も、コントラストが高く非常にキレイ。
またも比べてしまいますが、MEDIA SKINよりも確実に進化しています。
曲面による写りこみも そこまで気にならず、色々と考えられている様子。auの気合も感じられました。
コンパニオンのお姉さんは、しきりに MIDORIの質感が異なるコトをアピール。実際に手に取るように勧められます。
個人的にも “マットな手触りが新鮮”というコトで期待していたのですが、思っていたよりも普通。MEDIA SKINのような質感を期待していたのですが、細かいボコボコがついたプラスチックでした。
ただ、全体的な印象としては、なかなかの好印象。
機能的にも優れているし、ワンセグもアンテナなしでキレイに見るコトができました。
操作性もスムーズですし、待っていた人には期待どおりの端末となりそうです。
実際、以前のINFOBARを利用している人が何人かいて、発売を楽しみにしているようでした。
多数の試作機を展示する DoCoMoブース。
au並の盛り上がりを見せるのは、近くにある DoCoMoブース。
次世代端末で搭載予定のメガゲームをはじめ、高速通信のデモや 脈拍計などを搭載するウェルネス携帯などを展示していました。
なかでも気になったのは、電子ペーパーを搭載した試作機「キーパッドディスプレイケータイ」。
既に、キー部分にタッチパネルを搭載した「D800iDS」が発売されていますが、これはその発展形。
状況に合わせてキー部分が変化する…という発想は良かったのですが、液晶パネルでは限界がありました。見難い上に、電池の消耗も激しく、機種の厚みも増してしまいます。
しかし、電子ペーパーを搭載するコトで、それらの問題が解決する可能性があります。
広い電子ペーパーなら視野角も広いですし、電池の消耗、厚みなども最小限に抑えられます。
実際表示されるボタンは非常に繊細で、小さな文字もクッキリ表示されています。まるで印刷されているかのよう。
試作機にはボタン状のクリアパネルもついていて、これまでの端末と違和感がないような作りになっています。電子ペーパー自体の厚みも 1mm以下なんだとか。
ただ、表示に切り替わりに 1~2秒程度を要するようで、バックライトをどうするか?などの課題も残っている様子。まだ製品化も未定のようですが、実用性は高そうです。
ちょっと面白かったのは、GPSに連動した「事故防止システム」。
GPSケータイから定期的に現在位置を取得し、接近する車に歩行者がいるコトを通知するというサービスです。
そんなにリアルタイムで位置情報伝送できるのか?と思ったのですが、試作機では 1秒間隔で位置情報の送信が実現できているのだとか。
ただ、そんなに送信しているとバッテリーが持たないようで、その辺を調整している段階。
もしも全ての問題点が解決したとなれば、運転席から接近する歩行者を把握するコトができるので、なかなか画期的なモノとなりそうです。
…というコトで、気がついたら久々の長文になってしまいました。2部に分けた方が良かっただろうか?
まだまだ書きたいコトはあったのですが、とりあえず大まかな部分を書くコトができたので、今日のところは終わりにしたいと思います。
今回、初めて参加してみた CEATEC JAPANでしたが、なかなか楽しかったです。
また来年も行くかは微妙なところですが、新製品をイチ早く確認できるメリットは大きいですね。また魅力的な新製品が発表された時に参加してみたいと思います。
…というコトで、今日はこの辺で失礼致します。^-^/~
この日記には、まだコメントがありません。お気軽にどうぞ。