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江戸六地蔵を巡ってきました (前編)

都内に存在する「江戸六地蔵」。

今年の初めに「とげぬき地蔵」を参拝したのですが、その途中に発見したのが、この「江戸六地蔵」。
高さは 2.67mと大きく、地蔵と言いながらも なかなかの迫力です。

一体コレはなんなんだ?と調べてみると、都内に同じような地蔵が 6体も存在しているのだとか!?
これは全て巡ってみるしかないでしょー!というコトで、江戸六地蔵参拝計画が企画されました。

地元(福島)の親友と東京を観光する「かっぺ東京探検隊」。
お互いに仕事が忙しくなり、なかなか活動ができない状態にありましたが、久々に活動を行うコトができました。

今回は、都内に複数存在するという「江戸六地蔵(銅像地蔵菩薩坐像)」の参拝。
江戸時代に旅人の安全を祈願して、江戸の出入口に建てられた代物で、3m近い大きさです。台座も含めると 5mを超えそう。こんな大仏が都内にあるとは、なかなかのミステリー。

今年の 1月から計画されていた企画。
ようやく隊員のスケジュールが一致したというコトで、ついに決行するコトとなりました。


11:53 真性寺 (巣鴨駅近辺)

真性寺の江戸六地蔵。この発見が全ての始まり。

まずは初心に戻って、初めて発見した真性寺の地蔵を確認。1714年造立。

本来なら 3番目に巡拝するところですが、あまり順番は調べずに向かいました。
とりあえず住所だけをメモって、ナビウォーク×路線図×乗換案内を駆使しながら移動。意外にノープランなのが かっぺ隊なのです。

さっそく 100円で線香を購入し、一礼。今日 1日の無事を祈りました。

改めて振り返ってみると、ココの地蔵様が 1番の人気モノだったように感じます。
他の地蔵様は線香などを焚かされている様子はなく、参拝客も見えなかった印象でした。きっと土地柄もあるのでしょう。


13:00 太宗寺 (新宿御苑前駅近辺)

太宗寺の江戸六地蔵。新宿にもこんな場所があったとは。

朝ごはんも食べずに出発してしまったので、巣鴨で朝ごはん。
次は新宿に移動して、太宗寺にやってきました。1712年造立。

新宿といえば高層ビルが立ち並ぶイメージですが、こんな大きな地蔵が存在するとは思ってもいませんでした。
写真を撮ると、バックに写りこむマンションが都心な感じです。

写真では伝わりにくいですが、かなりの巨像。

この太宗寺には、他にも様々な神々が祀られているようです。布袋尊像や三日月不動像…。なかでもインパクトがあったのは閻魔像。

地蔵様の横に建物があるのですが、中は暗闇で何も見えません。
すると、手前にボタンが用意されているコトに気が付きます。

ドキドキしながらボタンを押してみると、室内の提灯が光だし閻魔様が姿を現します。

一瞬モノがハッキリしなかったので、あれ?と思っていたのですが、予想以上に大きく非常に驚き。
像の高さは、なんと 5.5m。
まさかそんな巨像が出てくるとも思ってもみなかったので、最初は体のあたりを眺めていました。まさか体?と理解した後、視線を上に移動して目が合った時の瞬間は驚愕もの。

都心の一角に、様々な神々が祀られているというだけでも異様な雰囲気なので、妙にドキドキしてしまいました。


14:07 品川寺 (青物横丁駅近辺)

品川寺の江戸六地蔵。なんだか大切にされていない印象。

思っていたよりも時間がタイトだったコトが判明し、ドンドン移動。
次は青物横丁に移動して、品川寺にやってきました。1708年造立。

笠をしていたり、していなかったりしていますが、元々は全ての地蔵がしていたそうです。天災などの影響で壊れてしまったみたい。

体全身にビッシリと文字が刻まれている。

台座が低いのか、他の地蔵と違って近くに感じられました。
かなり近づいて確認してみると、地蔵全体にビッシリと文字が彫りこまれているコトが判明。

どうやら造立のために寄進した人々の名前が刻まれているようで、その合計は72,000名以上にも及ぶんだそうです。これだけのモノを作成するには、それだけの人々の協力が必要というコトでしょうか。

お地蔵様の管理は適当なのに、寺の奥には高級車が並ぶ。

せっかくなので品川寺の奥に進んでみると、高級車が並んでいました。“坊主まるもうけ”という言葉を考えてしまったりで、風情がダイナシ。

よくみると、敷地内の手入れが行き届いていないように思えます。
お寺の人とすれ違ったのですが、会釈する様子もなく挨拶もナシ。都会の寺院はこんなモノなのでしょうか?少し残念な場所でした。


…というコトで、あと 3体の地蔵が残っているのですが、疲れてしまったので今日この辺で失礼したいと思います。^-^/~
続きは、明日の日記で書きたいと思います。

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コメント

(名前) (2007/10/26 15:41)

相変わらず品川寺は愛想が悪いようですねぇ!

岩崎 仁 (2007/10/27 02:24)

なんだか挨拶もなく殺風景な感じでした。
“相変わらず”というコトは、結構有名なコトなのでしょうか。少し残念ですね。

ただ、江戸六地蔵自体は楽しく巡れたので 良かったです。

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