こんにちは。 さっそく MDR-AS30Gを入手してきた岩崎です。
Sonyからスポーツ用途向けとして、新しいヘッドホンシリーズが発表となりました。その中にはネックバンドタイプのヘッドホンも含まれており、ネックバンド好きとしては気になる商品です。
さっそく購入するコトができたので、今日はその感想を書いていこうと思います。
ビリーズブートキャンプの大ヒットから約1年。相変わらず健康ブームは続いているようです。
ヨガやティラピスといったエクササイズの他、実際のスポーツなども注目されているようで、東京マラソンの人気ぶりも記憶に新しいです。
そんなスポーツ人口の増加に向け、各メーカーも着々と動いている様子。「au Smart Sports」などは、まさにそのターゲット向けのサービスでしょう。
そして Sonyからは、スポーツ用途向けのヘッドホンシリーズ「アクティブスタイルヘッドホン」が発表となりました。全部で 5種類。汗や水しぶきに強い、防滴仕様というのが特徴。
その中に含まれていたのが、今回購入した「MDR-AS30G」。
スポーツをする予定はありませんが、大好きなネックバンドタイプだったので購入してみるコトにしました。
正式な発売日は 4月21日ですが、この手の製品は早めに入荷するのが一般的。入荷した直後に連絡を受け、さっそく購入してきました。
チープ感のないデザイン
店頭で受け取る際、そのパッケージに驚きました。
Sonyのヘッドホンは、透明なパッケージで、実際にヘッドホンが見えるのが一般的だったからです。
新しいパッケージでは、実際にヘッドホンを確認するコトはできず、少し高級感のあるデザインです。どうやらアクティブスタイルヘッドホンシリーズは、このパッケージデザインで統一されているそうで、従来モデルとの明確な差別化を行っているようですね。
実際に取り出してみると、本体も悪くない質感でした。
バンドが柔らかく、雰囲気的には、スパイラルネックバンドとして登場した「MDR-G73SP」に似ています。
未使用時には 2つのイヤーパッドが平行になるので、携帯時に場所を取らないという利点があります。
イヤーパッドは、直径 4cm程と小ぶりなサイズ。
バンドも細めだし、後頭部を沿うようにフィットするので、スーツスタイルでも利用できそうなデザインです。
軟骨を痛めるステイブルイヤーチップ
今回はイヤーパッドにある突起物「ステイブルイヤーチップ」が特徴。
このイヤーチップが耳の穴に引っかかるコトで、運動時にヘッドホンが外れるのを防止するようです。
イヤーチップはゴム製ですが、意外と大きく 遠慮なく耳の穴に入ってきます。
おかげで、ホールド力は非常に高く、飛び跳ねたくらいでズレるコトはありません。
コードもネックバンドの途中から伸びているので、コードが引っ張られたコトによるズレの影響も少ないです。
ただ、イヤーチップに そこそこの堅さがあり、インナーイヤーに付属するシリコンのような優しさはありません。ネックバンドの締め付けも相まって、セットする位置を間違えると軟骨の辺りを痛めます。
多少は妥協が必要な音質
音質は、全体的に軽く重みがない印象。
先日発売されたネックバンド MDR-G75LWに比べると、解像度の低さが目立ちます。
ただ、もともと音質がウリのヘッドホンではないし、防滴加工されているので仕方ないところ。
スポーツ用途向けであれば、聞き込むのではなく、聞き流すような利用が想定されるので、そこまで問題ではないと思います。
MDR-AS30Gは「買い」なのか?
デザインも悪くないし、スーツスタイルでも利用できそうな感じ。
ネックバンド好きには買いなのか?というところですが、今回は控えておいた方が良さそうです。
音質の問題もありますが、1番はステイブルイヤーチップが長時間の利用に向いていないという点。
購入してからずっと利用していますが、未だに良い位置が見つかりません。バンドの締め付けも強く、1時間ほどで耳を痛めてしまいます。
特に女性には不向きな作りだと思います。個人的には、もう少し小さめのイヤーチップでも良かったカナと感じています。ちなみに、内部のカバーと一体化しているため、イヤーチップをハズすコトはできません。
また、バンドがバネのようになっているので、首にかけるといったネックバンドならではの使い方も行えません。
本格的にスポーツ用途で利用するとか、多少ラフに利用しても壊れにくいヘッドホンを捜しているのなら、選択するのはアリだと思います。それ以外であれば、素直に MDR-G75LWなどを選択する方が良いでしょう。
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