こんにちは。 さっそく Google Chrome を利用してみた岩崎です。
俺は語りたい!が 800,000 HIT で盛り上がる中、Googleから Webブラウザが公開されました。以前から噂がありましたが、本当に実現してしまうのが Googleの素晴らしいところです。
発表直後に導入し、デフォルトのブラウザとして設定してみました。今月一杯は Google Chrome をメインで利用してみる予定です。
1番の魅力は、尋常じゃない処理速度。
Firefoxも 3.0で随分と高速になりましたが、余裕で上回るサクサク具合。広告がベタベタ貼りついているニュースサイトや、Ajaxが多用されている Webページなどでも、実に快適に表示されます。実際に計測する間でもなく、その差は歴然としています。
仕事中は Gmailや Googleカレンダーを多用しているので、サクサクと動作する Google Chromeなら 仕事の効率も改善します。
ただ、β版というだけあって 細かな不具合は潜在している模様。
稀に反応がなくなったり、描画が不安定になったりする場合があります。この辺は、随時修正されていくコトでしょう。さっそくセキュリティに対する指摘もあるようですしね。
独立してタブが起動する
外観はとてもシンプルで、最低限の機能に絞られています。
メニューバーさえも存在せず、表示しようと思っても出てきません。
あまりのシンプル具合に、戸惑う部分も多そうです。ブックマークの一覧を表示する方法などは 多少の慣れが必要でしょう。少なくとも初心者向けでは無さそうです。
これまでのブラウザと大きく異なるのは、それぞれのタブが別タスクで起動しているという点。
タスクマネージャを確認してみると、chrome.exe というタスクが複数立ち上がっています。複数コアを搭載した CPUに最適という話も納得です。
それぞれが独立したアプリケーションなので、1つのタブが操作不可能に陥ったとしても、他のタブには影響がありません。
試しに、タスクマネージャで chrome.exe を強制終了してみましたが、ブラウザが落ちるコトはありませんでした。対象のタブに「ウェブページの表示中に問題が発生しました。」と表示されるだけで、他のタブには一切影響がありません。
タブを追加するたびに ボコボコとタスクが立ち上がるので、大量のメモリを消費するかと思いきや、そこまで膨大ではないようです。タブを閉じれば 綺麗にタスクが落ちるので、ゴミが残りにくいのカモ知れません。
身近になる Webサービス
快適で高速な能力は、Webをより身近にしてくれます。
ブラウザの起動を待つ必要がないので、パソコンのファイルを開くように Webページを開くコトができます。
Google自体が様々な Webサービスを提供しているコトもあり、それらのサービスを快適に利用できます。Gmailなどでも重さを感じるコトがありません。
また、他の Webサービスが影響して ブラウザ上で書いていた文章が消えてしまった…といった心配も少ないです。
複雑化する Webサービスを多重に利用していると、どうしてもブラウザが不安定になりがちです。しかし、それぞれのタブが独立して動作しているので、Gmailに問題が発生しても、裏で起動している Googleカレンダーには影響するコトがないのです。
アプリケーションのショートカットを作成すれば、ますます快適に Webサービスを利用するコトができます。
ショートカットを作成すると、タブもアドレスバーも表示されないウィンドウに Webページが表示されるようになり、まるでローカルアプリを実行しているようなスタイルになります。
Gmailなどもショートカットを作成すれば、まるで「Gmail」というアプリケーションをインストールしたかのよう。Webサービスというコトを意識せず利用できる、とてもユニークな手法です。
Google Chrome を利用するコトで、Webサービスが ますます便利で身近なモノとなりました。
Firefoxは潰れない
Google Chromeの登場で Firefoxの危機といった記事を見つけました。
その他にも、Firefoxと比べている記事が多いように思えますが、Google Chromeと Firefoxでは、随分と方向性が異なっているように思えます。
Firefoxはバージョンアップを重ねるたびに複雑になりつつあり、シンプルという言葉を忘れつつあります。そこで Google Chromeが登場したと考える方が自然な気がします。
個人的に 存在が怪しいのは Windows版の Safari。
これまで、処理速度が高速だったので利用していましたが、Google Chromeの登場で、利用する価値が薄れてしまいました。以前、Safariが便利!といった日記を書いたコトがあったのですが、Google Chrome にも同等の機能が搭載されているようです。
そもそも Google Chromeが、随分と Safariに似ているような気がします。
どうやら、どちらのブラウザも「WebKit」という同じフレームワークをベースとして開発されているようですね。
個人的には、やっぱり Firefox は便利だなぁ…と感じました。
ブックマークの操作や扱い方などは Firefox の方が上手のような気がします。
特に 3.0 から搭載された「スマートロケーションバー」は 理想通りの動きをしているので、過去にアクセスしたサイトなどを探す時は便利です。ブックマークにタグを設定できるのも魅力的。
Firefoxには 膨大なブックマークを簡単に整理し、データベース化する手段が揃っています。
Google Chrome では、あえてアドレスバーと検索バーを一緒にしているようですが、個人的には別々が良いと感じています。アドレスバーは過去の履歴、検索バーは新規のサイトへのアクセスと、そもそもの目的が異なるので、分離しているべきだと考えます。
必要に応じた使い分け
実用性で言えば まだまだ Firefoxに満たない為、Blogの更新などには利用していません。
ただ、ちょっと Webで検索したい時などは、Google Chrome の高速性が必要です。サイドバーに表示されたニュースを確認したり、Gmailで新着メールを確認したりといった時は、サクッと開いてくれた方が助かります。
この速度に慣れてしまうと、他のブラウザが非常に遅く感じてしまいますし、用途に応じて使い分けると便利カモ知れません。デフォルトのブラウザとして利用するのはアリでしょう。
表示できないサイトに出会ったり、Blogの更新などを行う際に、必要に応じて Firefoxを立ち上げると言った使い分けが便利かなぁ…と考えています。
…というコトで、Google Chrome のサクサクぶりに感激しつつ、今日はこの辺で失礼致します。^-^/~
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