こんにちは。 Canonプリンタのワナを知った岩崎です。
Canonの PIXUS MP980には、2種類のブラックインクが搭載されています。
写真画質に強い「染料インク」と、クッキリとした文字が印刷できる「顔料インク」。印刷する内容や用紙によって、2種類のインクを使い分けているかと思いきや、自動両面印刷の時は 染料インクが利用されるというウワサがあるようです。
その真相を確かめるべく、さっそく印刷結果を確認してみたところ、確かに染料インクしか利用されない様子。水に濡らしてみたところ、明確な結果が表われました。
この記事には誤りがあります。
自動両面印刷を行っても顔料インクが利用されていました。新しい記事をご確認ください。検証方法に不備があり、正しい結果を得られていませんでした。ご迷惑をおかけしてしまい本当に申し訳ございません。
そもそもの始まりは、TEAMANさんからのコメントがキッカケ。自動両面印刷の時は、染料インクしか利用されないというコメントを戴き、さっそく確かめてみるコトにしました。
いくらなんでも…と思っていたのですが、どうやら結果は間違いないようです。
片面印刷と両面印刷で印刷したモノを、同じ要領で水に濡らしてみた結果、両面印刷の印刷物のみ文字が滲むという結果となりました。
これから年賀状のシーズンですが、宛名面は顔料インクが最適です。クッキリとした文字に加え、水に強いので雨に濡れても安心です。
しかし、宛名面と本文面が一気に印刷できる自動両面印刷を利用してしまうと、染料インクが使用されてしまいます。せっかくの顔料インクがダイナシではありませんか。
こんな仕様になっているのは、顔料インクの特性が影響しているのだと思います。
染料インクに比べ、顔料インクはインクが乾きにくいという欠点があります。用紙を反転させる際、生乾きのインクで プリンタ内部が汚れてしまうのは厄介です。
恐らく、この問題を避けての仕様だと思うのですが、せっかくの両面印刷の魅力が薄れてしまうのは否めません。
どうやら、両面印刷する手間を省くと言うよりは、テスト印刷などで用紙を節約したい場合などに利用するのが正しい使い方のようですね。画質を優先するのなら、手動で両面印刷を行った方が良さそうです。
…と言うコトで、また 1つ勉強になった Canonプリンタの仕様。
両面印刷は滅多に利用する機会がなかったので気がつくコトができませんでした。コメントを戴いた TEAMANさんには改めて感謝をしつつ、今日はこの辺で…。^-^/~
岩崎さん
ご丁寧なレビュー、ありがとうございました!
自動両面のときは、顔料を使わないのは本当だったんですね。。。
この件に関して、先日、CANONのインフォメーションセンターに自分でも問い合わせてみたのですけど、「自動両面のときでも、文字の部分は顔料、写真・イラスト部分は染料を使ってくれるので大丈夫ですよ」と言われたので、「なんだやっぱりウワサだったのかー?」と思っていたのですが、岩崎さんに確かめて頂き、真相がわかってスッキリしました(インフォメーションセンターの人も知らなかったのでしょうか。。。)。
年賀状のときは、片面ごとに印刷した方がキレイで速いし、そもそも自動両面はおまけみたいなもんなんでしょうね^^;
いずれは、即効で乾く顔料インクとか開発されてマシになるでしょう、というかなってほしいなー
レビュー、本当にありがとうございました!
これからの書き込みも楽しみにしております~
>TEAMANさん
実は、岩崎も電話で確認していましたが、同じく顔料で印刷しています…という回答を頂いていました。
ですが、あまりにもウワサが多かったので試してみた次第です。念のため、もう一度設定などを変えて試している最中です。
両面印刷にすると、たとえ「きれい」の設定でも印字が薄くなってしまいます。年賀状などでも片面ずつ印刷した方が良さそうですね。
顔料インクは、随分と改善されていますよ。
数年前に、EPSONがすべて顔料のインクを搭載した辺りから、顔料インクの性能は向上しています。昔は実現的ではないくらいだったので。
大変興味深く読ませていただきました。
うちではMG6130を利用しているのですが、
テスト印刷してみたところ両面時は片面時と違い染料を使ってました。
ただ、両面印刷でも滲まず残る芯のような部分があるので、
顔料+染料で印刷しているのではないかと思います。
>yanaさん
コメントありがとうございます。
YMCKのデータとして正しい黒を出力しないと、染料が利用されるといった話もあるようです。
この頃は一律同じ設定がされているかと思ったのですが、他のサイトでも色々と意見があるようなので、ドライバのアップデートや機種などに応じて、調整されているのかも知れませんね。