こんにちは。年賀状とプリンタに悩む岩崎です。
来年の年賀状に向けて、ゲストハウスにピッタリな小型プリンタを探索中。Colorio E-360W/P辺りが無難かなぁ…というコトで、さっそく家電量販店で確認してきました。
ところが、思っていた以上の低画質。
カタログスペックに大差はないので安心していたのですが、やはり据え置きタイプに比べると大きな開きがあるようです。明暗を分けたのは インク数とノズル数。ココまで画質が異なるとは予想外でした。
コンパクトモデルの Colorio E-360W/P。
サイズやデザイン等は申し分無かったのですが、残念ながら 画質はそれなりの様子。
以下は 普及モデルの複合機 EP-805A/AW/ARとの比較表。
一見、大差がないので油断していたのですが、インク数とノズル数の違いが 明暗を分けたようです。
機種名 | 多機能モデル EP-805A/AW/AR | コンパクトモデル E-360W/P |
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発売日 | 2012/9/20 | |
ヨドバシ特価 | 29,100円 | 17,800円 |
最高解像度 | MACH方式 5,760×1,440dpi | |
ノズル配列 | ブラック 180ノズル 各色 180ノズル×5色 | ブラック 90ノズル 各色 90ノズル×3色 |
最小ドットサイズ | 1.5pl | 2pl |
インク | 6色 独立型インク | 4色 一体型インク |
両面印刷 | ○ 標準対応 | × 非対応 |
給紙 | 前面給紙 / 背面給紙 | 背面給紙 |
用紙 | L判、KG、ハイビジョン、 六切、A6〜A4 | カード、L判、KG、 ハイビジョン |
CDプリント | ○ 12メディア対応 | × 非対応 |
外形寸法 | 390×341×141mm | 231×169×156mm |
質量 | 約8.7kg | 約2.3kg |
2世代くらい前のプリンタで印刷したような品質。
インク数が少ないが故に 全体的に粒状感が目立ち、ノズル数が少ないために 縦スジも目立っています。
正直、4色と 6色の差が ココまで現れるとは想定外。
色の階調(グラデーション)が表現しきれておらず、改めて 解像度よりも階調が重要であると痛感。粒状感に関しては、最小ドットサイズの違いも 少なからず影響しているようです。
また、ノズル数が少ないために 縦スジも目立ちます。
インクジェットプリンタは、スジやムラが出やすい特性があります。それらを抑える為に、何度も同じところを往復して印刷するのですが、少ないノズル数では抑えきることができないようです。
専用紙でも この品質なので、年賀状となると より顕著に現れそう。
上位モデルの品質に慣れすぎているという懸念もありますが、自宅で印刷したような品質になってしまうのは否めません。割り切って利用するにはピッタリの機種だと思いますが、プリンタにこだわっていた身としては 妥協しがたい選択肢。*1
幸い、普及モデルの複合機も 随分と小型化されているようなので、改めて検討し直した方が良さそうです。
- *1
- もちろん、明らかに画質が悪いというワケではありません。
試しに、EP-805Aと E-360Wの印字サンプルを持ち帰り、ゲストハウスの皆にヒアリングしたところ 見分けがつく人は居ませんでした。ただ、見分けるポイントを教えてしまうと、高い確率で品質を見分けられるレベル。コンパクトなのは非常に魅力的なだけに、実に悩ましいところです。
確かに比べると違いがわかります。
>サターンさん
比べると明確に出ますよねぇ。
上位モデルになると、比べても差が分かりにくくなるのですが、この機種に関しては 単品でも分かる品質だったのが残念です。
割り切ったモデルなので 致し方ないところですが、コンパクトモデルだから
...というよりは、これ以上画質を高めても(高価になってしまったら)ニーズが無いだろうという、需要とのバランスのような気がします。