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冬春モデルのバッテリー容量を比較してみるイチ押し日記のマーク

大容量バッテリーを搭載しているらしい「P-03B」。来春の発売を予定。

こんにちは。P-03Bが気になる岩崎です。

そろそろ新しい機種が欲しい今日この頃。ついに発売された 「SH-02B」を確認してきましたが、やはりカジュアル感が強い様子。ビジネスシーンを考えれば、やはり「P-03B」が最善の選択肢のようです。

個人的には 1,000mAhオーバーを期待していたP-03Bですが、そもそも 960mAhとはどれほどの “大容量”なのでしょうか。せっかくなので、全キャリアの 冬春モデルとバッテリーの容量を比較し、その実力を確認してみたいと思います。

mAhとは 放電電流 (mA) に 放電時間 (h)をかけた数値であり、電池の容量を示す数値です。つまり、この数値が大きいほど バッテリーが持つというコトになります。

大容量バッテリーを最大のセールスポイントとする P-03B。その放電容量は、960mAhとなっています。手持ちの W63CAが 830mAhのバッテリーを搭載していた為、そんなに大容量感を感じなかったのですが、他社のケータイと比べてみると、確かに大容量の様子。

そこで、今期の 冬春モデルと比較してみるコトにしました。
(※調査中となっている部分は、詳細が判明次第 随時更新していく予定です。)

docomo 2009年 冬春モデル バッテリー 一覧
メーカー型番容量 (P-03B差)連続通話時間 (P-03B差)
PanasonicP-01B800mAh (-160)約 190分 (-40)
P-02B
P-03B960mAh (±0)約 230時間 (±0)
SHARPSH-01B770mAh (-190)約 210分 (-20)
SH-02B
SH-03B約 200分 (-30)
SH-04B800mAh (-160)約 220分 (-10)
SH-05B770mAh (-190)約 185分 (-45)
NECN-01B780mAh (-180)約 200分 (-30)
N-02B800mAh (-160)
N-03B770mAh (-190)
FUJITSUF-01B870mAh (-90)約 240分 (+10)
F-02B770mAh (-190)約 200分 (-30)
F-03B
F-04B650mAh (-310)約 300分 (+70)
LGL-01B900mAh (-60)約 180分 (-50)
L-02B約 210分 (-20)
L-03B900mAh (-60)約 180分 (-50)
au 2009年 冬春モデル バッテリー 一覧
メーカー型番容量 (P-03B差)連続通話時間
(P-03B差)
SHARPSH003880mAh (-80)約 260分 (+30)
SH004800mAh (-160)約 240分 (+10)
SH005
SH006880mAh (-80)約 260分 (+30)
Sony
Ericsson
S002770mAh (-190)約 220分 (-10)
S001870mAh (-90)約 230分 (±0)
BRAVIA Phone
U1
(SOY02)
約 240分 (+10)
URBANO
BARONE
(SOY03)
約 250分 (+20)
CASIOCA003910mAh (-50) ?約 240分 (+10)
CA004830mAh (-130)約 230分 (±0)
KYOCERASA001790mAh (-170)約 260分 (+30)
K004約 240分 (+10)
E07K770mAh (-190)約 260分 (+30)
mamorino
(KYY01)
約 250分 (+20)
TOSHIBAT003800mAh (-160)約240分 (+10)
SoftBank 2009年 冬春モデル バッテリー 一覧
メーカー型番容量 (P-03B差)連続通話時間 (P-03B差)
SHARPJelly Beans
840SH
780mAh (-180)約 250分 (+20)
940SH770mAh (-190)約 200分 (-30)
941SH800mAh (-160)約 210分 (-20)
942SH770mAh (-190)
943SH約 200分 (-30)
Panasonic840P920mAh (-40)約 230分 (±0)
841P約 220分 (-10)
941P800mAh (-160)約 200分 (-30)
940P約 220分 (-10)
NEC740N800mAh (-160)約 180分 (-50)
741N
940N780mAh (-180)約220分 (-10)
SAMSUNG940SC1,500mAh (+540)約400分 (-170)
X01SC1,480mAh (+520) ?約 350分 (-120)
TOSHIBAX02T1,000mAh (+40) ?約 270分 (-40)

…と言うコトで、比べてみたのが上記の図。

消費電力 (放電電流)の大きいスマートフォンは、さすがに大容量のバッテリーを搭載しているようですが、一般的な機種だけで計算してみると 平均値は 822mAh(暫定)。P-03Bとは 138mAhもの差があり、確かに大容量のバッテリーを搭載しているようです。

しかし、連続通話時間で比べてみると飛び抜けた違いはないようで、あまり違いはないように感じられます。“docomoとしては”通話時間が長いという感じで、度肝を抜かれるほどの大容量ではありませんでした。
もし、実用的な部分ではなく マーケティング的なスペックだったとすれば、やはり 1,000mAhというインパクトは必要だったと感じます。スマートフォンによっては、1,500mAhなんて大容量が実現しているようなので、もう少し載せて戴きたいところでした。


改めて見えてきた docomoの高い品質基準

予備バッテリーが付属していた「HT-03A」。

そもそも、docomoの機種は 他のキャリアと比べて容量が少ないように思えます。
800mAhや 900mAhが一般的になりつつある他キャリアに比べ、docomoは 700mAhや 800mAhが一般的。900mAhを搭載するのは一部の機種だけに限られています。

もしかすると、バッテリーの充電回数を保証するような品質基準が、docomoには設けられているのカモ知れません。

一般的に、容量と耐久性は相反する関係にあります。
あまりにも大容量を追求しすぎると、充電回数に制限が出てしまいます。繰り返して長く利用する為には、少し容量を下げてバランスを調整する必要があります。docomoは “充電回数は 1,000回以上”といった基準値を設け、できるだけ長く利用できるような工夫をしているのカモ知れません。

HT-03Aには、購入時から予備バッテリーが付属していましたが、それは品質基準をクリアできなかったからでしょう。だとすれば、他のキャリアと比べて 容量が少なめになっているのも納得できますし、P-03Bが闇雲に容量を増やさなかった理由も見えてきます。

以前、「auはバッテリーがスグにダメになる」という批判を聞いたコトがありましたが、これもそういう理由なのカモ知れません。MNPで docomoから流れてきたユーザーからすると、大容量バッテリーが多い auなどはダメになりやすい傾向にあると考えられます。最初は勝手な思い込みだろうだと流していましたが、やはり 火のないところに煙は立たないというコトでしょうか。


金属の素材感が際だつプラズマハードコート。

…と言うコトで、P-03Bのバッテリーの実力を調査するつもりが、予期せぬ方向が見えてきた 今回の調査。
結局、肝心のバッテリーについては 思ったほど違いが表われず、大きなアドバンテージは生まれなかった P-03Bですが、あとは実際に手にした質感の善し悪しで 総合評価は変っていくと思います。

やはり 金属ボディという部分は惹かれる要素ですし、イオンプレーティング処理で仕上げられている点もポイント。カラーによっても仕上げが違っているようですし、実際に端末を見れるのを楽しみにしています。それでは今日はこの辺で…。^-^/~

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コメント

ガチョウ (2009/12/08 23:32)

たびたび失礼します。

これまでの記事を読む限り、岩崎さんの不満はキャリアのサービスより端末にあるように感じました。

で、端末にカメラとかワンセグとか音楽とかの性能を求めてないですよね?
そうしたニーズに対応するシンプル系端末作りって、auは案外上手いと思うのです。
(一時期のスペック競争は、KCP+に足を引っ張られ勝負にならなかったので、こっちに活路を見出すしかなかった。)

例えば、アルバーノとか前に使われていたW62Sとか。
(W62Sは、デザインもいいし、手に持ったときのフィーリングもいいですね)

docomoのPも良さそうですが、ソニエリ製の次期アルバーノは期待できるんじゃないでしょうか。
カシオの春モデルも、例年、スタンダードな長期使用を考えたものを出してますし。
(私はソニエリ、カシオびいき)

と、auへちょっと引き止めてみました(笑)

岩崎 仁 (2009/12/13 21:48)

>ガチョウさん
コメントが遅れてしまい大変申し訳ございませんでした。
週明けから仕事のドツボにハマってしまい、抜け出せずにいました(泣)。

確かに不満は端末にありますね。
docomoや auくらいでしたら、求めるサービスは一定水準を超えていますし、そこまで差別化はないと感じています。

URBANO BARONE は、モチロン選択肢の1つです!
「昔のソニー好きをターゲットにしている」という話も聞きますし、ますます興味深い端末です。

ただ、結局は KCP+なので、共通の不満は抜け出せません。
また、生活の変化も楽しみたいので、そろそろ docomoにキャリア替えしてみるのも面白いのかなぁ…と感じている今日この頃なのです。

このままだと素直に春まで待てそうですので、docomoの Pにするか、auの SOにするかは、現物を確認してから…といった感じでしょうか。

SYUN (2009/12/21 02:16)

5年くらい使った携帯に別れを告げて岩崎さんのお勧めしないmisoraにしてみました。(^^;)
マット系好きだしUIは軽いし10分で一通り使えるようになったし今のところ良い感じです。
ボタンがマット仕上げのせいでちょっと引っかかる感じがするけど一応許容範囲内かなと。
最新のを中心に色々触りましたけど張り出したカメラ、おかしな重量バランス、変な開け心地、小さなボタンはとても持てそうにありませんでした……

岩崎 仁 (2009/12/24 01:17)

>SYUNさん
すっかりコメントが遅れてしまって本当に申し訳ございません。数日くらい会社に缶詰でした。

バランスなどの意味では、misoraは良い選択かと思います。
現在の auにオススメできる機種は少ないです。それに、KCP+の差別化が薄いので、まだまだメーカーによる個性が少ないのも現状ですね。どれを選択しても大差はないです。

岩崎はメールなどの文字入力も多用するので、文字入力が弱い京セラ端末は選択しがたいのです。面白い機能は多いんですケドねぇ。。。

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